伊良湖沖カサゴ釣りで25cm頭に良型中心21尾【愛知・伊良湖沖】ハワセ巻きが的中

例年、暖かくなる3月下旬は、伊良湖沖のカサゴは釣り減りもあって数より型狙いとなる。3月15日、愛知県・南知多町師崎のまとばや丸で出船。同行者は友人の剛君だ。多彩な引き出しを持つ山下晶安さん操船の第八まとばや丸は、定刻の午前7時に出港。航程約45分で伊良湖沖のワガシマに到着した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

伊良湖沖カサゴ釣りで25cm頭に良型中心21尾【愛知・伊良湖沖】ハワセ巻きが的中

伊良湖沖でカサゴ釣行

例年、暖かくなる3月下旬は、伊良湖沖のカサゴは釣り減りもあって数より型狙いとなる。船長の話では、今季はそれが少し早いようだ。2月1日にはキープ39匹のカサゴ釣果を出しているので、シーズン通しての不調ではない。

3月15日、愛知県・南知多町師崎のまとばや丸で出船。同行者は友人の剛君だ。多彩な引き出しを持つ山下晶安さん操船の第八まとばや丸は、定刻の午前7時に出港。航程約45分で伊良湖沖のワガシマに到着した。

「この時期は川から雪解け水が入り二枚潮三枚潮となるため、釣りやすいポイントを攻めていきます。水深70m前後。始めてください」と開始の合図。私は右舷ミヨシ、剛君は右隣に釣り座を構えた。現在の数より型モードを考慮し、目標はキープサイズ20匹だ。

当日のカサゴ仕掛け

タックルは、サオ・AブリッツネライMH240、リール・シマノフォースマスター600、ミチイトPEライン2号。ミキイト4号、ハリス2号30cm、金袖9号の胴つき3本バリ仕掛けが配付された。オモリは60号。

伊良湖沖カサゴ釣りで25cm頭に良型中心21尾【愛知・伊良湖沖】ハワセ巻きが的中カサゴの仕掛け図解(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

この仕掛けはとてもよく出来ているが、枝のビーズの穴が小さいためハリス交換がしづらい。そこで支給品と近しいスペックでミキイトを5号にし、穴が広いダイワ快適DビーズマーキングLに替えてハリス交換を容易にした自作仕掛けを使用した。この幹と枝のアンバランスさと細軸の袖バリによって、根掛かり時に枝だけ切れて仕掛け全体を回収できる。

エサはサンマの切り身が支給された。刺し方は、切り身の端にハリを掛けて海中の回転を防ぐ。皮側から刺さないとエサ持ちが悪くなる。

ダブルヒットで幸先の良いスタート!

開始の合図に遅れることなく投入。天候は晴れ、微風のナギ日で、寒くない。隣とオマツリしないように注意しながら、オモリ着底と同時に仕掛けをたるませてハワせると、グングンと明確なアタリ。追い食いを待ち、手巻きでハリ掛かりを確かめてから電動で巻き上げる。重い。しっかり乗っている。重みを楽しみながら25cmの大型と23cmの良型をダブルゲット。

伊良湖沖カサゴ釣りで25cm頭に良型中心21尾【愛知・伊良湖沖】ハワセ巻きが的中ダブルヒットした良型カサゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

絶好のスタートに「今日は期待できるかも」と妄想するが、次は左舷の釣り人とオマツリしてしまった。中乗りさんが対応してくれている間に剛君は釣れなかったので、活性は高くないようだ。

ハワセ巻きが的中

しばらく後、ハワせた仕掛け、すなわち緩めたミチイトをゆっくり巻いていると(これがいい誘いになる)ゴゴンと引き込まれた。23cm前後の良型カサゴ。ふと見ると剛君が大きくサオを曲げている。取り込んだのは25cmのでっかいカサゴだ。「めっちゃいいアタリでした!」とニッコリ。

ここは魚がいるスポットだと集中してイトフケをゆっくり巻き取るとギュギューンとアタリ。心地いい重みで25cmを釣り上げる。今日はハワせ巻きがヒットパターンだと確信。船長はこまめに移動してくれるがポツリポツリ拾っていく状況だ。

伊良湖沖カサゴ釣りで25cm頭に良型中心21尾【愛知・伊良湖沖】ハワセ巻きが的中約25cmの大型カサゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

ポイント移動で良型追加

「渋くなってきたので移動します」と午前9時30分すぎに移動となった。10分もかからないうちに同じ伊良湖沖の丸山出しに到着。午前9時40分に開始する。「60~80mのポイントを探っていきます」と説明があった。

トモ方向(外洋方向)への流れが強い。大きなハワセはできないので、少しだけイトフケを作り、それを巻くアクションで誘う。ハワセ巻きの応用だ。早速反応があり23cm前後の良型がきた。剛君も同型を上げる。

続けてヒットしたが巻き上げる途中でバラしてしまった。早過ぎたのだ。電動リールで横着すると発生する現象だ。慌てずゆっくり巻くことを言い聞かせた(当日はフォースマスター600で速度13なら大丈夫だった)。

カサゴがトリプルヒット

次の移動の初投で良型をダブルゲット。それを見たオマツリ対応中の剛君が「移動前のポイント(ワガシマ)よりアタリが多いですね」と言う。午前10時30分ごろからアタリの間隔がさらに短くなってきた。明らかにカサゴの活性が上がってきている。気温の上昇と下げ潮が動き始めたことが好転のきっかけだと思われる。ポイントの狭さと潮流の関係から1流しで1~2回しか投入できないが、船全体が活気を帯びてきた。

午前11時30分、「アタリも引きもずっしり重いです!」と剛君が弓なりに大きくサオを曲げている。場合によってはタモがいるなと見守ると、赤い魚体が3つ水面下に見えた。なんとカサゴのトリプル、パーフェクトだ。

伊良湖沖カサゴ釣りで25cm頭に良型中心21尾【愛知・伊良湖沖】ハワセ巻きが的中トリプルヒットしたカサゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

仕掛けの上げ下げと船のポイント定位の時間を惜しみつつ、剛君とデッドヒートを繰り広げながら午後0時30分に目標のダブルツ抜け(20匹)を達成。これでひと安心。もう1匹を追加した直後の0時45分ごろにオマツリが発生したため、仕掛けを切断して少し早いが自主的に終了とした。春のポカポカ陽気のなか、身が厚い良型カサゴを目標数釣ることができて楽しい釣行となった。

最終釣果

リリースを除きキープした私の釣果はカサゴ16~25cm21匹だった。22cm前後の良型を中心に25cm前後の大型が2割程度交じった。今年の晩春は「数より型」と感じた釣行だった。剛君は16匹だった。

これからグングンと水温が上がればカサゴの活性も上がる。小潮、長潮、若潮の緩い潮回りを狙うといい。例年は5月末まで出船するので、爽やかなアウトドアに適した季節に船カサゴを楽しんできてほしい。

<週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
まとばや
出船場所:師崎港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年4月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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