オモック釣行を振り返る
オモリとフックを合体させただけの仕掛け“オモック”が、今までの常識を打ち破るような釣果を叩き出してくれました。
実釣としては大成功! しかし、新たな課題があるようです……。
ショアでの戦闘力は?
編集部I
まっちゃんさん、先日のオフショアオモック記事に対するコメント、たくさん頂いていますよ!
釣り好き!まっちゃん
率直にバリ嬉しいです。ありがとうございます!
編集部I
中でも「ショアでも通用するのか?」というご意見が多いです。
釣り好き!まっちゃん
Iさん……釣り行ってきます!
編集部I
今までない素早さ!(笑) 釣果、楽しみにしています。
TSURIHACKユーザー様より、オフショアで結果を出したオモックがショアでも通用するのか? という多くのコメントを頂き「これはやらねば!」と意気込む釣り好き!まっちゃん。
時間が取れたのは約3時間。制限時間付きプチ釣行ですが、防波堤ではどんな魚が遊んでくれるのか非常に楽しみです!
オモックおさらい
YouTubeやSNSで釣果情報が飛び交う話題のオモック。
釣行前に基本スペックを再度チェックしておきましょう。
現場で作れるシンプル構造
名前の通りオモリ+フックのドシンプル構造なので、当然コスパも最高です。
今回は必要パーツとなる1.2ミリの針金とニッパーを釣りバッグに忍ばせ、現場でオモックを作成しました。
慣れれば3分前後で速攻完成。これで魚が釣れれば最高ですよね。
根魚に強い
ハタ類をメインに狙うため、沖縄の漁師さんが愛用した漁具がオモックのルーツと言われています。
ボトムポンピングをメインアクションとし、別名“ちょんちょん釣り”と呼ばれることもあります。
前回のオフショアでも、ちょんちょんアクションを多用し根魚をゲットしましたよ。
防波堤から投げてみた
ライトショアジギングで出番の多い20~40グラムのオモックを準備し、いつも通っている防波堤からフルキャスト!
2月下旬と釣れる魚種が限られるシーズンですが、ビッグフィッシュを夢見て狙っていきますよ。
飛距離がスゴか
手早く魚の居場所をサーチするには遠投性能が求められるので、セオリー通り飛距離が出しやすい40グラムから実釣スタート。
ペンデュラムキャストでロッドを振りぬくと失速することなく遠くへ消えていくオモック。
オモリの丸い形から空気抵抗が少ないのか、予想を遥かに超える飛距離に驚きました。
アクション
オモリという現実は忘れ、リフト&フォールを繰り返します。メタルジグと同じ感覚で操作してください。
もちろん状況に応じてストップ&ゴーやただ巻きも有効打になると思いますが、スイミングアクションに関しては既製品の方がしっかり動く印象です。
これがオモックの実力だ
既製品に引けを取らない飛距離に感動する釣り好き!まっちゃん。
どんなポイントに強いかを確かめたかったので、シーン別に調査してみました!
サーフエリア
飛距離を活かし広範囲に探るも、やはり沖へ落ちているのか魚からの反応は得られずエソさえも恋しい状況。
唯一壁側で動きに興味を示したのか“フグさん”がアシストフックへスレ掛かり。
オフショアではマゴチ・巨大エソとサーフ場のフィッシュイーター達が好反応を示したので、これは後日リベンジマッチを心に誓いました。
岩礁エリア
サーフエリアではやられましたが、次はオモックが最も得意とする根魚の本拠地“岩礁エリア”を徹底調査。
ちょんちょんと根がからないようにポンピングさせていると、ガツガツと遂に当たりが!
根に入られないようゴリ巻きすると26センチの腹パンカサゴが上がってきました! ショアからこのサイズが釣れると嬉しいですね。
その後もパターンにハマったのか、15~20センチ程のカサゴが入れ食い状態に。やはりボトムへの攻撃力は伊達じゃないですね。
テトラ
「これなら穴釣りにも有効なのでは?」とサイトで確認できる岩の隙間へオモックを投入。
オモックをシュート出来そうな隙間を丁寧に探っているか、ガガっと魚の反応あり!
しかし、フッキングに持ち込めず……そこで、オモックをワンサイズダウンさせました。
サイズダウンが功を奏し、フッキングしたのは20センチ前後のメバルがヒット! 作戦通りのディメバルに感無量です。
無限大の可能性
初のショアオモック釣行は約3時間と限りがあったものの、たくさんの根魚と遊ぶことの出来た楽しい釣行でした。
オモリのサイズも幅広くあるので「10グラム以下のマイクロオモック作ったらもっと釣れるんじゃ……」と、更に釣りの楽しみが広がった釣行でもありました。
簡単でローコスト。そして何より釣れる仕掛けなので、是非一度試してみて下さい。
自作の仕掛けで釣れる魚はサイズ以上の価値がありますよ。
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