魚のエラについてどこまで知ってる?呼吸器官以外の機能をチェック
釣りに出かけると魚に触れる機会が増えます。
人にはない特徴として、ヒレやウロコの存在に気づかされますが、もうひとつ挙げるとすれば、エラでしょう。
ここでは、魚のエラが持っている機能について深掘りしてみます。
「言われてみれば、魚のエラについてはあまり詳しくないよね!」
呼吸に用いているので、酸素を取り込んでいるぐらいしかイメージしづらいでしょう。
魚のエラにはどんな機能が備わっているの?
魚のエラは、頭部と胴体のつなぎ目に位置していて、口から入った水が抜け出る仕組みになっています。
つまり大きな穴が設けられていて、そこに赤いエラと外皮によるフタがある構造ですね。
「美味しい魚、鮮度の高い魚の選び方では、真っ先に注目されるのがエラの色だよね!」
その通り!エラの色によって、その魚の状態を推し量ることができるわけです。
そんな魚のエラには、どのような機能が備わっているのでしょうか?
大きく分けると、3つの役割を担っていることが判明していますよ。
まず1つめが、酸素を取り入れて呼吸することで、これは知っている人、かなり多いはず。
水中に溶け出している酸素をエラから取り込み、二酸化炭素を排出していますよ。
陸上の生き物なら肺でおこなっているこの作業を、魚はエラでおこなっているのです。
エラを一定のリズムで効率よく動かすことにより、口から入った水を通過させることができます。
水中の酸素をエラで吸い取っている感じでしょうか。
2つめの機能は、アンモニアの排出です。
魚はタンパク質を摂取するので、その際に発生するアンモニアを体外へ排出しなければなりません。
陸上の生き物なら尿素に変えて排出するのでしょうが、魚はそれでは対応できないのです。
そこでエラを用いて、呼吸する際にアンモニアを直接排出しています。
これは呼吸するのと同じくらい、とても重要な役割を担っているといえるでしょう。
浸透圧の調整もできる魚のエラ!
魚のエラの3つめの機能は、浸透圧の調整です。
魚の体内の塩分濃度と外の塩分濃度の差は、常にありますから、浸透圧の影響を受け続けていることになります。
エラには塩類細胞があり、体内の余分な塩分を排出してくれるのです。
塩分が足りない場合は、取り込むこともできますよ。
この作用によって、浸透圧を上手く調整して水中で生活を続けられる身体を作っているわけです。
泳ぎ続けないと溺れてしまうカツオ!空気呼吸できるライギョ!
魚によっては、エラの機能に差があることも知っておきましょう。
例えば、海に棲むカツオ。
エラがほぼ開いたままので、常に泳ぎ続けて口から水を取り入れてエラに当て続けないと、溺れてしまいます。
マグロも泳ぎ続けていないと、エラから酸素を取り込むことができないといわれていますから、ちょっと大変ですよね。
夜はカツオもマグロも眠るのですが、当然泳ぎ続けながらの就寝となります。
深く眠り過ぎて、溺れてしまわないかちょっと不安になりますよね。
また淡水に棲むライギョは、水面に口を出して空気呼吸をおこないます。
吸い込んだ空気をエラではなく上鰓器官に送り込み、酸素を直接取り込んでいるのです。
空気呼吸ができることから、溶存酸素量が少ない環境でも生存できるメリットを持っていますよ。
ウィードベッドなどに出向くと、ときどきバフッ!という空気音が響き渡っていることが。
それがライギョの呼吸音かもしれませんね。
釣った魚を鮮度の高い状態で持ち帰るのにおすすめのアイテムをピックアップ!
エラの色が真っ赤なほど、鮮度が高いといわれますよね。
釣り場でゲットした魚を、鮮度キープしたまま持ち帰るのに便利な、おすすめアイテムをご紹介しましょう。
まずは、活け締め道具から。
神経締めを施した後は、割り箸などでエラを外してしまうケースもあります。
血抜き作業をする際も、エラの付け根をカットして、動脈から血を出すようにします。
ナカジマ 神経絞め具 PRO G 2S
ナカジマからリリースされている、魚の神経締め用ワイヤーです。
形状記憶合金を採用しているので、変形しても元通りに戻ってくれるのがいいですね。
魚の湾曲した脊髄に対しても、それに追従して貫通できるようになっています。
サイズは、直径1.0ミリで長さ300ミリですが、魚に合わせて計6種類のワイヤーから選べますよ。
専用のさやとカラナビな付いているので、保管もしやすいでしょう。
実際に使ってみると、頭部に開けた穴からカンタンに刺し込めます。
慣れたら誰でもできる作業なので、クーラーボックスへ入れる前の魚に処置しましょう。
実売価格は700円前後と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっていますよ。
複数本用意しておけば、釣れた魚に合わせて使い分けることができるでしょう。
ダイワ(DAIWA) クーラーボックス クールラインα ライトソルト S1000X グリーン 釣り
ダイワから発売中の、軽量コンパクトなクーラーボックスです。
赤いエラのまま鮮度の高い状態で持ち帰るなら、扱いやすくて高機能なクーラーボックスが不可欠でしょう。
こちらは、ライトソルトウォーターゲームで活用しやすいサイズになっています。
容量は10リットルで、自重はたったの2.2キロしかありません。
これならカンタンに持ち運べますし、移動距離が長くなっても疲れにくいですよね。
内寸は170×260×220ミリで、外寸は250×370×290ミリ。
上フタには魚の投入口が設置されていて、専用ハンドルやCPキーパーマルチ・CPポケットなどが付いています。
断熱材には、スチロールが用いられていますよ。
500ミリリットルのペットボトルなら8本入るので、それを目安にして活用してみましょう。
実際に手にしてみると、コンパクト設計で持ち運びがラクラクです。
ハンドル付きなので置き場所の移動もカンタンですから、釣り場ポイントを素早く移動したい人にバッチリハマるでしょう。
実売価格は9千円台と、とても安い価格帯に設定されています。
カラーバリエーションも豊富でカワイイものがラインナップされているので、お好みのカラーを選んでみてください。
シマノ(SHIMANO) クーラーボックス 小型 9L フィクセル リミテッド 90HF-009N 釣り用 ピュアホワイト
シマノから発売されている、小型サイズのクーラーボックスです。
とても軽量なので、釣り場移動をひんぱんにおこなうような、ライトソルトウォーターゲームにピッタリでしょう。
容量は9リットルで、ウエイトは1.75キロしかありません。
保冷時間の目安は約30時間で、これはクーラーボックス容量の20パーセント分の氷を外気温31℃で持続可能な時間のこと。
内寸は160×260×220ミリで、外寸は208×360×280ミリ。
ボディ素材にはPP+発泡ウレタン+1面真空パネルが使われています。
釣りはもちろん、キャンプ・スポーツ・バーベキューなどのアウトドア全般に活用したくなるクーラーボックスですね。
実際に手に取ってみると、かなり軽くて運びやすい印象です。
シマノのフィクセルリミテッドシリーズは、とてもよく冷えるので、鮮度の高い状態で魚を運べるのがいいですね。
実売価格は1万円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。
もう少し容量の大きいものが必要なら、シマノのフィクセルシリーズに豊富にラインナップされているので、そこから選ぶようにしましょう。
使用後は、しっかりと水洗いメンテナンスをおこなっておけば、次回の釣行時にも活用しやすいでしょう。
釣り場で締め処理をしてクーラーボックスに入れるのですが、防波堤などを汚したままにせず、水汲みバケツで水を流して清掃する習慣を身に付けたいですね。
魚のエラの役割や機能を理解して釣りを楽しもう!
魚のエラの特徴や機能・役割、おすすめのアイテムを取り上げましたが、いかがでしたか?
釣りの経験が豊富でも、魚の身体の仕組みについてはまだまだ知らないことがたくさんあります。
魚をよく知ることで、好釣果につながっていくはずですから、積極的に知識を増やしていきましょう!
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