キスって実は4種類いるって知ってた?有名なシロギスや他のキスをご紹介!
シロギスのことを、関西ではキスとかキスゴと呼びます。
パールホワイトに輝くスレンダーな体が特徴の魚ですが、魚体のわりにスカッとした大きなアタリを見せ、引きも強いことから釣りのターゲットとしても人気があります。
水温の安定した深みで越冬したキスは、5月の初旬、八十八夜を過ぎるころから本格的に釣れ始めるので、昔の人は「キスは八十八夜から」という言葉を残しました。
つまり、キスは八十八夜を過ぎてから釣りに出かけましょうという格言なんですね。
ところで投げ釣りや沖釣りでよく釣れるキスは1種しかいないと思っていませんか?
でも、実はそうではないんです!
ポピュラーなシロギス
現在、日本に生息しているキスと呼ばれる魚は4種もいるのです。
北海道の南部から九州まで日本各地に広く分布している最もポピュラーな魚がシロギスです。
そのためキス釣りといえば、この魚だと思って間違いはありません。
シロギスは30cm近い大型をヒジ叩きと呼びますが、これは釣りあげたキスのハリを外そうと頭近くを握ったとき、キスが暴れて尻尾でヒジ近くをぴしゃぴしゃと叩くために生まれた呼び名だそうです。
シロギスの釣り方は次の記事で詳しくご紹介しています!
幻の魚、アオギス
各地から絶滅し豊前海に僅かに生息地を残すアオギス。幸せを喰う青い鱚。生息地でもなかなか出会えず、丸一日かけて漸く姿を見ることが出来た。シロギスとは明らかに違う顔つき、大きさ、色合い、全てが素晴らしい! pic.twitter.com/COLo2jXHz4
— 小宮 春平(福岡県生物多様性アドバイザー) (@ariake538) July 15, 2018
シロギスより大きくなり、かつては東京湾や四国の吉野川河口などでよく釣れたアオギスはすでに幻の魚といわれています。
かつて東京湾では、アオギスの脚立釣りが人気だった時代もありましたが、現在は九州の大分など一部でしか確認されていません。
50cm近くまで成長する魚で、徳島ではこのような大型を番傘と呼んだそうです。
沖縄でキス釣りといえばホシギス
よおーーーし!釣果上がってキター!今回はホシギスのみでした。#沖縄キス釣り #ホシギス #ウジュル #キス釣り pic.twitter.com/96Tyw8UJ5E
— 黒豚 (@kuroibuta) July 29, 2020
奄美大島や沖縄など南の海に生息するのが、ホシギスです。
死後、体に褐色の斑点が現われるので、このような呼び名が付けられました。
投げ釣りが盛んな沖縄でキス釣りといえば、ホシギスのことのようです。
モトギスと日本産の第5のキスも!
そしてもうひとつは、あまり聞き慣れない呼び名ですが、沖縄本島から東南アジアまで広く分布しているモトギスです。
ただ、このキスは沖縄本島でもそう数は多くはなく、めったにお目にかかれないので、知る人は少ないです。
キス釣り釣果!モトギスも2匹混じってた。#キス釣り #ホシギス #モトギス pic.twitter.com/YSB0Gt2AXg
— 黒豚 (@kuroibuta) July 16, 2017
また、2001年に沖縄の西表島で見つかったアトクギスは、日本産の第5のキスといわれていますが、これもモトギス同様、数が多くないので幻のキスのひとつといってもいいでしょう。
キス釣りというとシロギスと思いがちですが、色々なキスがいるのは驚きですね!
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