まもなくメバリングのハイシーズン!
12℃~16℃を適水温とするメバルは、水温が下がる冬~春にハイシーズンを迎えます。高い海水温を避けるため沖に出ていたメバル達は海水温が下がり始めるころに接岸しはじめ、産卵を迎えます。この産卵を中心にメバルの行動パターンは目まぐるしく変化し、釣果に大きく影響を与えます。
裏を返せばシーズン内で釣りやすい状態がはっきりとしやすいため、あらかじめ知っておくことで良い釣果に恵まれることもあるのです。
釣りやすさは★の数で判断
今回は★の数で釣りやすさを表現しています。★が多ければ釣りやすく、少なければ釣りにくいという指標にしてみてください。
11~12月【釣りやすさ:★★★★☆】
地域によって若干ズレがありますが、11月~12月は沖に出ていた個体が産卵のために接岸し始め、ショアから狙うアングラーも徐々に増えてくる時期。条件さえ抑えれば大型も数釣りも期待出来る産卵前の行動パターンをチェックしましょう。
産卵前の荒食い
群れを成して行動するメバルは、エサを求め岸際へ大挙して押し寄せます。特に子持ちのママメバルは体力をつけるため、エサを荒食いするシーズンです。メバルに出会うための条件としてベイトの有無が大きな要因となりますので、普段からベイトが多い場所は見逃せないチェック必須ポイントとなります。
大型狙いなら12月
産卵前の荒食いが続いている12月は大型が出やすいチャンス。ベイトが多く、身を潜められるストラクチャー周りを入念にチェックしていきましょう。基本的には喰い気が立っていることが多いので、表層から中層をメインにアプローチし反応がなければ徐々にレンジを落としてみて下さい。
11~12月におすすめのルアー
かっ飛びミノー。竿抜けポイント狙いに最適です。使っておどろく“アミ感”釣れない時こそスローに誘ってみてください!
ド定番。1つは持っておきたいおすすめワーム。
1~2月【釣りやすさ:★☆☆☆☆】
寒波が到来し釣り人にとっては辛い時期。年明け~2月は、産卵前・産卵中・産卵後と個体が入り混じった状況となります。個体によって釣り易さがかなり変わってきますので、こちらも要チェックしておきましょう。
メバリングの最難関
産卵を終えた個体は体力を大きく消耗しているため低活性、釣れても小型ばかりということも多い難関シーズン。海底でじっとしていること個体が多く、ボトム付近でのスローアクションアプローチが主軸となってきます。
全く釣れないということはありませんが、無理にアフタースポーンの個体を狙うよりは産卵しない個体や産卵前の個体を探すほうが釣果を出し易いため、ラン&ガンで探る方が効率的です。
2月中旬以降から回復傾向に!
早い時期に産卵を終えた個体も徐々に体力を回復させ、積極的に捕食を行うようになります。海中は低水温のピークとなり沿岸部ではエサとなるベイトの姿が消えることから表層を漂うプランクトンを捕食しますので、アミパターンでのゲーム展開が主軸となってきます。
1~2月におすすめのルアー
スナップ位置を入れ替えるだけでベイトパターン・アミパターンのアクションを切り替え可能。厳寒期の低活性メバルに無理やり口を使わせるスーパーワーム!
低速で巻くだけ!厳寒期でも信頼を置けるエース級ルアー。
3~4月【釣りやすさ:★★★★★】
春の兆しが感じられ外気温と共に海中も少しずつ回復していきますが、まだまだ海の中は寒い冬の状態。しかし産卵から体力を回復させたアフタースポーンの個体も多く、春告魚(はるつげうお)と呼ばれるメバルのベストシーズンが近づいてきます。
産卵後のチャンス!
この時期になると産卵から体力を回復させるため積極的に捕食している個体が多く、海水温の上昇と共にルアーへの反応も良くなってきます。低水温に強いメバルですが、適水温に近くなればなるほど活発にエサを捕食しますので、水温が安定しており周りに比べ適水温に最も近いポイントが好釣果に繋がる傾向があります。
外せないのは“4月”
海中生物の生命感も復活してくる4月は、30センチを超えるメバルのランカーサイズ尺メバルに出会える絶好のチャンス。警戒心が強い大型メバルも積極的に捕食を行っています。アミパターンからベイトパターンと入り混じりますので、その場の状況判断(マッチザベイト)が大事になります。
3~4月におすすめのルアー
メバル用プラグの代表格!これ一つで全パターンOK!?ぶっ飛びシンペン。高活性メバルを広く探る!レンジキープ力も◎。
高活性メバルに抜群のアピール!SSサイズは反則的。
5~6月【釣りやすさ:★★★☆☆】
気温の回復と共に海中も色んな魚が見えるようになる5月~6月。尺メバルの連発と夢のような実例もあるハイシーズンのポイントをチェックしていきましょう。
一般的なシーズンはGW明けまで
5月中も体力を回復させようと栄養価の高いベイトを元気に追い回すシーズンです。ベイトを追いかけて広範囲に群れで移動するため、釣果にムラが出やすいのが難点。
一般的にはGW明けまでをハイシーズンと括りますが、その後も“メバルが居る場所”をしっかり見極めることが爆釣に繋がる重要ポイントとなります。
場所によっては尺が連発!?
気温が上昇するタイミングとなる梅雨ですが、雨や風などの環境変化でメバルの活性が一気に上がることがあります。この頃には捕食するベイトのサイズも大きくなっており、遡上に向かう稚鮎などを襲う個体が見られます。
基本的には適水温が20℃を超えると徐々に沖へと沈んで行きますが、潮通しが良く流れがある場所には体力のある大型メバルが居ついている可能性もあります。
岬の先端など常に新しい潮が効いてるポイントも狙ってみて下さい。
5~6月におすすめのルアー
根際に潜む大型をダートリアクションで攻略する際におすすめのワーム。言うまでもない高実績ワーム!ニオイのキツさには注意。
バス用ワームですが稚鮎パターン攻略に猛威を振るいます。
ハイシーズンを10倍楽しもう!
産卵が絡むメバルのハイシーズンですが、行動パターンを知っておけば釣果はもちろんのこと、メバリングがもっと楽しくなること間違いありません。釣り初心者の方もメバリングを始めるには絶好の季節ですので、是非この機会にチャレンジしてみて下さい。数釣りはさることながら、アングラーが追い求めている″尺メバル″に出会える大チャンスでもありますよ。
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