サヨリは春(4月下旬~5月上旬)と秋(9月下旬から10月いっぱい)に伊勢湾沿岸で釣れる。今年の春は、三河湾や伊勢湾奥の一部で釣れたという情報だけであまり良くなかった。マイナーなターゲットなので釣果情報も少ない。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)


吉崎海岸でサヨリ釣り
昨年の秋は釣れたが、今年の春は釣れなかった。釣り方は分かっているので、もしいれば釣れるはず。そこで9月20日は調査のつもりで三重県四日市市の吉崎海岸に釣行した。台風接近で翌日以降は大荒れになることが予想されたので、荒れる直前を選び、朝マヅメに勝負をかけた。
吉崎海岸(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)午前5時30分ごろ現地に着くと、サーフは暗いうちから釣り人でいっぱい。なんとかその隙間に場所を確保できた。駐車場から砂浜まで遊歩道が整備されており、貴重な植物が繁殖している。その先に吉崎海岸がある。対岸は知多半島の大野海岸、夜には街の光が見える。
風は少々強めだが、台風の影響はまだ出ていないようで波は穏やかだ。周りはジグでヒラメやマゴチを狙う人が多く、サヨリは私一人のようだ。
サヨリ狙いのタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)エサはイシゴカイ。遠投用のサヨリ仕掛けはかごの中にまきエサを入れるが、バランスが崩れて投げづらいので、今回まきエサは使用しなかった。
待望のサヨリヒット
白みかかった空を見て釣りスタート。時計は午前5時30分。30m先の波が立っている後ろを目がけて投入する。数回投げるうちにエサがかじられた痕跡を見つけた。
午前6時、夜が明けると10cmくらいのセイゴがヒット。エサはなくなる。「この時期なら釣れるけどな~」とキャストを続けると、6時30分くらいにアタリがありシモリが海面から消えた。慌ててハンドルを巻いて波打ち際まで仕掛けを寄せると、待望のサヨリが掛かっていた。
待望のヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)この1匹はサヨリがやっと伊勢湾沿岸に回遊し始めたことを意味する。またここで釣れたということは、対岸の大野海岸周辺でも釣れるはず。秋のターゲットにサヨリが加わったことで、これからの楽しみが増えた。
マヅメ後が好況
その後しばらくアタリはなかったが、午前7時ごろに出るようになった。釣り方は、遠投用仕掛けを30mくらいに投入し、ハリに付けたイシゴカイが表層を漂うようにゆっくりと引いてアピールすると掛かってくる。
投げているので表層で食っている状況を目視できないが、サヨリが近寄ると表層でピシャッと水しぶきが出るので、これでアタリが分かる。シモリが不自然な動きをするのもアタリ。これら違和感のある動きで判断する。
釣り場の様子(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)もっともアタリが多かったのは午前8時すぎごろ。朝マヅメより、少々時間が過ぎて完全に日が出た状態がサヨリにはいい状況だった。
しかし、この日はよくバラした。3回アタリがあるうちにキャッチできたのは1匹キャッチ。3分の2くらいをバラした。おそらくハリのサイズが大きすぎてサヨリの口にフィットしていなかったのだろう。
ひさしぶりのサヨリ釣り。長くつを履いて波打ち際から離れて投げていたが、夢中になるうちに波の中に入ってしまい、くつの中に塩水が入ってジャブジャブになってしまった。
マイナーだが楽しい
午前9時、魚が跳ねるようになった。跳ねている魚の中にサヨリもいる。相当数のサヨリがいるようだ。アタリは相当あったが、やはりよくバラした。
サヨリのアタリが多かった(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)そうしている間に波が高くなり、風も強くなり始めた。台風の影響が出てきて釣りづらくなったのでここで納竿とした。時計を見ると午前10時すぎ。釣果はサヨリ5匹。アタリが出たわりに少なかったが、サヨリを確認できたことは大きな収穫だ。
サヨリは朝マヅメと夕マヅメによく釣れる。キスの投げ釣りやサビキのアジに比べればマイナーなターゲットかもしれないが、サヨリ仕掛けで表層をトレースすれば簡単に釣れるので、お試し釣りをお勧めしたい。
<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>
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