カワハギ&アイゴに邪魔されてもチヌ8匹! ボラを寄せて本命の時合いを作る【鳥羽】

酷暑の夏が去ったとはいえ、まだまだ残暑が続く9月。これから秋に向けて、カカリ釣りのベストシーズンに突入する。今回は中小型チヌが好調の三重県鳥羽市本浦のやま栄渡船をチョイスした。事前の情報では、エサ取りのアイゴやフグ、小ダイが超活発で、サナギやコーンも秒殺とのこと。こんな場合こそ、ダンゴの割れのタイミングのコントロールが重要になる。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 山本太郎)

カワハギ&アイゴに邪魔されてもチヌ8匹! ボラを寄せて本命の時合いを作る【鳥羽】

雨対応でパラソルが必須に

9月4日、午前5時30分に現地に到着。この時点で雨は降っていなかったものの、空はどんよりとした灰色で、今にも泣きだしそうな空模様。一時的に5~7mmというかなりの雨量予報が出ており、当然、大きめのパラソルは必需品となる。

そんななか午前6時前に船長が到着、航程10分ほどで寺浜のイカダに渡る。同釣り場では、どちらかといえば朝イチより昼前後から午後にかけての時合いが多いイメージがあったので、のんびりパラソルをセットしてロープ2本で固定。

この日のエサ

その後、釣り座周りを整理してタックルの準備に取りかかる。この日用意したエサはサナギ、コーン、オキアミで、抑えにアケミ貝の4種類。

午前7時すぎ、まずはアケミ両貝でサオ下に投入。すぐにエサ取りにやられてしまうだろうと予想していたが、意外にも無事着底。誘いを掛けながらしばらく様子を見ていたがアタリは出ない。

「ん?」と思いながら回収し、次は4Bのオモリを付けてオキアミで投入。すると、明確なアタリで姿を見せたのは手のひらサイズの小ダイ。この後、3連発で同型の小ダイがきたところでダンゴ釣りに切り替える。

カワハギ&アイゴに邪魔されてもチヌ8匹! ボラを寄せて本命の時合いを作る【鳥羽】オキアミ&サナギ(提供:週刊つりニュース中部版・山本太郎)

ダンゴ釣りに切り替え

ダンゴは私の鉄板ブレンドでもあるマルキユーのパワーダンゴ1袋+速戦爆寄せダンゴ1袋+大チヌSPハイパー1袋。これに活さなぎミンチ荒1袋をアンコで使う。

カワハギ&アイゴに邪魔されてもチヌ8匹! ボラを寄せて本命の時合いを作る【鳥羽】サナギはアンコで(提供:週刊つりニュース中部版・山本太郎)

 

 

準備が整ったところでまずはサナギをハリに刺して投入。ダンゴアタリも出ずに着底する。まだボラは寄っておらずダンゴアタリはない。

次はコーンの3個掛けで投入すると、ボラほどは強くないものの何かがダンゴに触ってきた。ダンゴ割れから1分ほどすると、サオ先に前アタリが出た。続いてサオ先が引き込まれたのでアワせると、アイゴ特有の引き。上がってきたのは30cm超えのアイゴだ。

カワハギ&アイゴに邪魔されてもチヌ8匹! ボラを寄せて本命の時合いを作る【鳥羽】コーン4連(提供:週刊つりニュース中部版・山本太郎)

ボラの存在が重要

この後、予報通り雨が降りだした。そんななか、サシエのローテーションで打ち返しを続けていると、サナギがボロボロになって上がってきた。次はサナギ+コーンを試すが、これも同様。正体はカワハギだろうと予想。

カワハギ&アイゴに邪魔されてもチヌ8匹! ボラを寄せて本命の時合いを作る【鳥羽】サナギ&コーン(提供:週刊つりニュース中部版・山本太郎)

サナギの2個掛けで投入すると、ハリ掛かりして上がってきたのは10cmほどのワッペンサイズのカワハギ。アイゴのほかに、このサイズがわいていると非常に厄介だ。

こうなるとやはりボラの存在が重要となる。ダンゴの握り回数を増やし、ガチガチに握って投入を続けていると、ここでやっと力強いボラのダンゴアタリが出始めた。

ただ、この時点では真っ先にボラやエサ取りたちが群がり、チヌはまだ蚊帳の外だ。ボラやエサ取りたちのダンゴ攻撃を回避し、蚊帳の外にいるチヌのスイッチが入って煙幕内に突入できるまでの時間差を自在にコントロールする必要がある。

チヌがヒット

そこでサオ1本半ほどのプラスα(オモリなしが基本)でインターバルを長く取り、ダンゴ割れを確認しないでサオ先を定位置に下げて待ってみる。しばらくするとラインが潮に押されてサオ先にテンションが乗ってくるはずだが、当日は潮が軽いのかフラフラしてテンションの乗りが悪い。

それでも午前9時ごろサオ先にはっきりとした前アタリがあり、続いてギューンとサオ先が突き刺さった。重量感はあまりなく、小型だろうと簡単に取り込んだのは26cmのチヌ。エサはコーン。ここで足止めのダンゴを1個投入してからスカリに入れる。

カワハギ&アイゴに邪魔されてもチヌ8匹! ボラを寄せて本命の時合いを作る【鳥羽】チヌとのやり取り(提供:週刊つりニュース中部版・山本太郎)

連発しはじめる

このころから潮が動き始め、ハリ上40cmにガン玉Bをセット。同じ釣り方で31cm、続いて3匹目はコーンの1個縦掛けで35cmを仕留める。この間、ボラは寄ったり離れたりの状況が続いた。

カワハギ&アイゴに邪魔されてもチヌ8匹! ボラを寄せて本命の時合いを作る【鳥羽】30cm級チヌ(提供:週刊つりニュース中部版・山本太郎)

午前11時前にサナギ+コーンで同じように釣っていると、ダンゴ割れてから3分ほどたったころクックッと前アタリに続いて「アワせてください」というような一気にサオ先が舞い込む本アタリ。

これは少し型が良さそうだとやり取りを始めると、重量感がないわりに元気よく走り回る。しばらくして姿を見せたのは40cm級。すぐに検寸すると41cmのきれいなチヌ。

カワハギ&アイゴに邪魔されてもチヌ8匹! ボラを寄せて本命の時合いを作る【鳥羽】41cmのチヌ(提供:週刊つりニュース中部版・山本太郎)

追加を拾って納竿

これで午後からの時合いに向けて少しずつパターンがはまりつつあるなあと考えていたが、雨に加えて風まで出てきたため一時休戦。早めの昼食を取ることにした。

30分たっても雨も風も弱くなる気配はない。さらに斜め前方からイカダの下に潜り込む潮に変わる。おまけに小潮のはずだが異常なほど速い。

そこで、ダンゴを前方3~4mほどに打ち、イカダの下まで仕掛けを流しながらアタリを拾い続けて27~32cmを4匹追加。午後4時前に早めの納竿とした。

これからの鳥羽チヌ

鳥羽周辺の湾内は高水温のピークを折り返したところ。これからゆっくり水温が低下し始めるが、まだまだエサ取りの活性は高いと考えておく必要がある。さらに、今後も中小型の群れが湾内に差し込んでくるはず。また十分に体力のある大型も食欲につられて始動するので、チャンスを逃さず釣行したい。

<週刊つりニュース中部版 山本太郎/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2026年9月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。



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