チニングでワームを使っていると、ヘッドの重さはかなり重要になる。軽すぎれば底を取りにくく、潮が効いている場所ではワームが流されてしまう。逆に重すぎれば動きが硬くなり、ワームとの一体感も失われやすい。そこで使いやすいのがタングステン製のヘッド。比重が高いため、コンパクトなサイズでもしっかり重量を確保できる。特に3~5g程度は、港湾部のチニングで扱いやすく、浅場からある程度水深のある場所まで対応しやすい。おすすめだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)


タングステンを使う理由
タングステンの最大のメリットは、同じ重量なら鉛よりも小さくできることだ。チニングでは小型のワームを使う場面も多いため、ヘッドだけが大きく目立ってしまうとワームとのバランスが悪くなる。その点、タングステンならコンパクトなヘッドに重量を持たせられるため、小さなワームにも合わせやすい。
また、比重が高いことで着底感も出しやすく、ボトムを意識した釣りでは底質や地形を把握しやすい。特に潮が流れている場所では、軽いヘッドだとリグが流されてしまうことがあるが、適度な重量を持たせることで狙ったレンジを維持しやすくなる。
釣りを簡単にするTGヘッド(提供:TSURINEWSライター・井上海生)小さくても重さを確保できる
チニングでは「重い=大きい」という問題が起こりやすい。例えば水深や潮流に合わせて重量を増やしたい場合、鉛のヘッドではサイズも大きくなりやすい。するとワーム本来のシルエットを邪魔してしまうことがある。
タングステンなら、コンパクトなまま重量を増やせるのが強みだ。小型ワームとの組み合わせでも全体のシルエットを崩しにくく、魚に違和感を与えにくいセッティングを作りやすい。特に食いが渋いときや、ワームを小さくしてフィネスに攻めたいときには、このコンパクトさがメリットになる。
ワームへの溶け込みがいい
タングステンヘッドは小さいため、ワームと組み合わせたときの一体感も出しやすい。ヘッドが大きく目立つリグでは、どうしても「ヘッド+ワーム」という印象になりやすいが、コンパクトなタングステンならワームのシルエットを活かしやすい。
チニングでは、ワームを自然に見せることも重要になる。特に小型ワームを使ったフィネスな釣りでは、ヘッドの存在感を抑えられることが大きい。ボトムを取るための重量は確保しながら、ワーム自体は小さく自然に見せる。この組み合わせがタングステンの面白いところである。
ワームとの一体感は美の領域(提供:TSURINEWSライター・井上海生)3g~5gを使い分ける
筆者がチニングで使いやすいと感じるのが3~5g程度である。もちろん、最適な重量は水深や潮流、ワームのサイズによって変わる。浅場や潮の流れが弱い場所なら3g程度から始め、もう少し水深がある場所や潮が効いている場所では4~5gへ上げていく。
重要なのは、常に重いヘッドを使うことではない。必要最低限の重量で釣る方がワームを自然に動かしやすい場合もある。逆に、軽すぎて底が分からなかったり、潮に流されて狙った場所を通せなかったりするなら、重量を上げるべきだ。
つまり、3~5gを固定で使うのではなく、その日の状況に合わせて使い分ける。これだけでもチニングの釣りやすさはかなり変わってくる。
ちなみに、筆者はライトゲーム用のジャコヘッドというアイテムを愛用している。今はこの商品くらいしか、いいウェイトとハリのサイズ感がないのだ。バス業界とかで、もっと作ってほしいものだが……。
なかなかラインナップがない(提供:TSURINEWSライター・井上海生)タングステンヘッドは決して必須のアイテムではない。しかし、小型ワームを使いながらしっかり重量を確保したいときには非常に便利である。特に港湾部でチニングをするなら、3~5g程度をいくつか用意しておくと、浅場から潮の効いたポイントまで対応しやすい。
小さく、重く、ワームにも馴染みやすい。チニングで使ってみると、その便利さが分かるアイテムである。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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