8月31日(月)の潮|東京湾は時速24cm、相模湾は18cm。同じ「中潮」で1.4倍違う

8月31日(月)の潮|東京湾は時速24cm、相模湾は18cm。同じ「中潮」で1.4倍違う

明日8月31日は中潮だ。だが、その三文字はあなたの釣りについて何も語っていない。

潮見表の数字を割り算してみる。東京湾・品川区(天王洲公園基準)は、満潮6時40分の205cmから、干潮12時59分の53cmまで下がる。152cmを6時間19分かけて動くので、時速およそ24cm。

同じ日の相模湾・三浦市(城ヶ島基準)は、満潮6時20分の170cmから干潮12時29分の60cmまで。110cmを6時間9分だから、時速およそ18cm。

同じ「中潮」でも、東京湾は相模湾の1.4倍速く動く。潮回りの名前は、その日の海を説明していない。

さらに東京湾の午後を見る。干潮12時59分の53cmから、満潮19時00分の211cmへ。158cmを6時間1分で上げるので、時速26cm。これがこの日の最速だ。しかも潮が最も走る17時から19時が、そのまま夕マヅメと重なる。

つまり8月31日の東京湾は、朝より午後が本命になる。仕事帰りに堤防へ寄れる人にとっては、めったにない配置だ。

朝も悪くない。6時40分の満潮から下げ始める時間帯は時速24cmで、朝マヅメとほぼ重なる。ただし満潮の前後三十分は潮が止まる。ここで粘るより、動き出してから竿を出すほうが効率がいい。潮止まりは「休む時間」と決めておくと、一日の集中が続く。

三浦へ向かう人は、逆に構えを変えたい。時速18cmは、東京湾の感覚で仕掛けを組むと重すぎる。オモリを一段軽くするか、仕掛けを長めにして流す時間を稼ぐほうが、餌が自然に見える。同じ号数を使い回していると、潮の遅い日は仕掛けが底に張り付いたままになる。

逆に東京湾の午後は、朝と同じ号数では軽すぎて流されることがある。一日のうちで時速が24cmから26cmへ上がるということは、午後のほうが仕掛けは立てにくいという意味だ。朝に決めたオモリを、昼過ぎに一度見直す。それだけで午後の釣りが変わる。

この計算は自分の釣り場でもできる。潮位差を、その間の時間で割る。それだけだ。電卓で10秒、潮見表があれば誰にでも出せる。「大潮だから釣れる」ではなく「この時間帯は時速何cmか」で一日を組むと、入る時刻と上がる時刻が自分で決められるようになる。



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