5月中旬、気温が極端に高くなってきた気がする。私が住む三重県でも、春が終わりを告げ、夏が近づいてきたように感じる。気温は30度に近付き、そろそろ本格的に熱中症対策が必要になって来た。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)


町屋海岸で投げ釣り
気温は高くなったが伊勢湾の水温はいまひとつのようで、サーフからのキス釣りはあまり良い釣果情報が入ってこない。前回、神前海岸で11匹上げてキスシーズンが開幕したとお伝えした。例年この海岸でキスが釣れ始めると、1週間から2週間で津市のサーフでも釣れ始めるが、今年はキスの北上が遅いようだ。
投げ釣りのタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)5月13日、時間ができたので三重県津市の町屋海岸へ釣行した。潮は中潮、満潮が午前3時4分、干潮が午前9時23分。今年初の町屋だ。昨年は5月20日に36匹だったので少し早い気がするが、気温の高い日が続いているので様子見に出掛けた。
幸先よく本命キス顔見せ
現地には午前6時30分ごろに到着。砂浜を見渡すと、漁業関係者の船が5隻ほど貝を採掘している。よく見ると、1人だけ遠くでキス釣りをしているようだ。釣れなさそうな予感はするが、投げてみないと分からない。道具を降ろし、通称1本松と呼ばれている方向へ向かい、カルバートから100mほどでサオを出してみることにした。
町屋海岸の様子(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)船が近いので、第1投は4色半(1色は25m)へ投入。イトふけを取ってゆっくり探り始めると、小さいが鮮明なキスのアタリが出た。幸先良い気がする。キスのいる範囲を知るために1色ほど残しまで探ってから仕掛けを回収すると、小型だが1匹掛かってきた。キスの姿を見ることができてひと安心だ。
その後は外道のメゴチやハゼ、コッパガレイカレイなどが多く、本命のキスが掛からない。風車がある方向へ歩きながら良さそうなポイントでキャストを繰り返すと、キス5匹(うちピンギス3匹)を得ることができたが、潮が止まると釣れる気配がなかったので場所移動することにした。
足で稼いでキス37匹ゲット
津市の香良洲海岸の様子を見たが、少し濁りが強いように感じたのでサオを出さなかった。伊勢方面へ向かい、大淀海岸に到着。年間を通して釣果が多い場所だが、ポイントが多いため的を絞りにくいことが難点だ。
最新の情報はないので、今後のことを考えて調査目的で移動しながらキャストすることに。伊勢湾のキス前線は南から北へ向かって上がっていくと思っている。二見町の神前海岸の釣れだしは確認しているので、大淀海岸でキスが釣れても良いはずだ。自分の感覚を頼りに調査を開始した。
キスキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)午後2時ごろから2時間半ほど調査した結果、津方面に比べるとキスは多いようで、キャストするとアタリが出るのが早い。型は20cm弱からピンギスまで幅広く、アタる距離はバラバラだが、遠投は出ない。やはり沖の海水温は低いのだろう。
この時期は群れを形成していないので連掛けは難しく、掛かっても2連、3連程度で、長く釣れ続かない。「キスは足で釣れ」と言うが、今回は足では探り切れず車と足で探ったような気がする。
午後4時半ごろまであちこちでサオを出した結果、19.5cmを頭に37匹。疲れたが思った以上の釣果を得られた。
シーズン初めは「横移動」
今年は場所を特定することが難しく、ここでサオを出せば釣れるだろうという感触は得られなかったが、順調に北上しているのは間違いないと思う。5月終盤には伊勢湾各地から釣果の声が聞こえてくるだろう。
シーズン初めは群れが小さいので、ポイントは1カ所に絞らず砂浜を横移動するといい。水温が低いときは遠くより中距離や近距離を狙うのが正解だ。日中は汗ばむ暑さなので熱中症対策はしっかりと。伊勢湾側は北西風に弱いので、風が強い日は避けるのが賢明だ。
最後に、砂浜のクリーンな環境保護のためゴミは必ず持ち帰ろう。釣り場が閉められるケースが出ているので、駐車やゴミなどのマナーを守り、地元の人の迷惑にならないようお願いしたい。
<週刊つりニュース中部版APC・横山准司/TSURINEWS編>
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