久しぶりの三重・アジング釣行。そのきっかけは、中古釣具店で出会った1本のロッド。新品同様で4000円。思わず手に取ったA-TEC「クレイジートラウト432L」をベースに、マイクロガイド化とチタンティップ装着という改造を施した。目指すは南伊勢から尾鷲エリア。下げ止まり前後のシビアなコンディション下、自作カスタムロッドは活躍してくれる場はあるのか?
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)


4000円の中古ロッドを改造
今回の釣行の主役は、1本のロッド。中古店で見つけた「クレイジートラウト432L」。グリップにシュリンクが巻いてある新品同様で税込4000円という価格は、背中を押されるどころか「蹴られた」ような衝撃で即決。
デフォルトのガイドサイズが、マス用のエントリークラスなので、大きさだけ気になったが、グリップ周りのルックスと振ったり曲げたりした感触が、余りに良かった。
クレイジートラウト432L(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)ダメ元でカスタマイズ
そりゃエントリーモデルだなぁと思う所もありますが、改造をやる必要は無いくらいに良い竿、それでもあえてガイドをすべてマイクロガイドへ換装、家に余っていたショートチタンをティップに接合。
仮に失敗してもダメージの少ない価格だからこそできる。仕上がりは上々。改造した意味があるのかないのかは分からないのですが、軽量ジグヘッドの操作感とフォール中の情報伝達力は、竿の素性上なのか予想通りの良い感触。
ラン&ガンで攻めていく(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)ラン&ガン「アジング」
この「転生」した一本を手に、18時半から21時半までの下げ止まり前後約3時間、南伊勢から尾鷲の漁港をアジングでラン&ガンした。
タックル
竿:A-TEC クレイジートラウト432改、自作5・5ft竿
リール:ソアレXR 500改、ヴァンキッシュ 2000
糸:PE THE ONE 0・2号
今回のタックル(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)エリアトラウトルアーでアジ手中
最初の漁港は、かつて通い詰めた思い出の場所のひとつ。釣果とは全然別の「気になる情報」を仕入れていたため、その調査も兼ねて選んだ。同行者と「この潮位だと、どちらかが1匹釣れれば御の字だよね」と話しながらの数投目。
いきなりの変化球で、エリアトラウト縦釣り用スプーンであるネオスタイル「タワシ(1・1g)」のフックに、34「オクトパスJr」をセット。この変則リグをカウント5で通すと、あっさりと1匹目のアジが顔を出した。魚のサイズは17cm前後。
オクトパスJr(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)小針へチェンジ
本来ならもっと大きな針でも十分対応できるサイズだが、気になったのはそのアタリ方が、「カッカカッ」と数回アタリがあった後に乗ったので、これは「吸い込みきれていない、乗りにくいアタリ」と判断。
吸い込みを優先し、小針の34「こまめちゃん(0・6g)」を選択。これに「自作ワーム」を合わせ、底付近を丁寧に探る戦略に切り替えた。
激渋モードに悶絶!
ここからは時速2匹程度の「激渋」モードへ突入。ロッドを頂上まで縦にサビき上げた際、一度トゥイッチを入れて跳ね上げさせアピール。再びボトムへ着け、再び縦にさびいていると「コココココ……」と細かな反応が出る時がある。しかし、アタリはあれどフッキングに持ち込めるほどバイトが深くない。
悶絶しながら「乗らんて!」「王騎かよ!」と独り言が漏れる。しかも移動を決意するたびの「ラスト一投」で「コココ」とアタリが出てしまい翻弄され中々移動のタイミングが取れない。そんなアジングあるあるにハマりつつも、意を決して次の港へ向かった。
移動先では不発
移動先でも「こまめちゃん(0・6g)」はそのままにワームを34「プランクトン」をセットし、レンジやワームをローテーションしたが状況は厳しい。何のアタリもない。この漁港付近をラン&ガンしたことで、結果的に最初の「時速2匹」の漁港が、その日の正解だったのだと納得しました。
こまめちゃん(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)改造ロッドの使い心地は?
ここで特筆すべきは、改造したクレイジートラウトのポテンシャル。4・3ftのショートレングスゆえの操作性は言わずもがな、環境の反応が想像以上に鮮明に手元へ届く。
私はガイドを替えたかったので替えましたが、元々もフジのガイドですしので替える必要は無いスペック。ティップがソリッドでは無いのが少々気になる所ですが、曲がり方は良く、「最近のアジングロッド」ぽい使用感で、サブのお遊び竿や初めての竿改造のベース、初めてのアジングにも悪くはない。
定価8000円前後の竿とは思えない、最近のエントリークラスの竿は侮れないなぁと思いました。
21cmのアジをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)最終釣果と懐かしのメソッド
今回の釣行は、単なる試し投げ以上の収穫があった。ボトムのゆっくり「縦サビキ」に一瞬の「跳ね上げ」を混ぜる釣り方は、10年以上前この漁港で自分の中で流行っていたもの。その当時を思い出させてくれたのは何より嬉しい。エモいねぇとでも言えば良いのだろうか(笑)。
最大サイズ21cmとまずまずですが、数が二人で9匹と伸びないのもあり、釣友から「ラーメンでも食べて帰りますか」と嬉しい提案。その言葉に頷き、ロッドと坊主覚悟だっただけに釣果のあった両方に、手応えを感じながら三重の海を後にしました。
<刀根秀行/TSURINEWSライター>
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