6月21日土曜に三重県紀伊長島で、34アジングカップ三重があり参加してきました。正直、誰かと競ったり、勝ちを狙ったりにはそこまで興味はありません。今大会の最大の動機、それは「優勝者は全国大会に進めて、旅費は主催者が出してくれる」ということ。「よこしま」な思いががっつり強烈なモチベーションになっています(笑)。さて、今年はどうなることやら。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)
アジング大会に参加
34が主催するアジング大会に参加してきました。今回はほとんどプラ(事前練習)ができず、前日夜しか時間が取れないと思っていた矢先、大会前日になって突然仕事が休めることになり、「これは逆にたっぷりどっぷりとプラできるぞ」と前々日夜に現地入り。
大会は同一県内ならどこでもOKなルールなので、試合時間(18:00〜21:30)にギリギリ帰着できる範囲を探ることに。一番遠い場所は約90km先。時間にして片道約1時間15分。

試される釣り勘と選択肢
去年のように、結果的にではありますが近場が正解か、それとも遠方で一発大物狙いか? 1カ所じっくりなのか、ランガンなのか? 考えるのもまた面白い。
時間が取れたおかげで、急遽フロートも試せることになり、さまざまな磯や漁港をチェック。結果、ジグ単で数も釣れ、他がせいぜい20センチ前後くらいの所、余裕の25cm超え+体高と厚みもある高コンディションが望めるポイントを発見。ただ、問題は回遊待ちなので、来なかったらボウズという博打場所。
予選は海との対話
予選は、開催場所が同県内なら移動可能で、5匹の総重量制。前日サイズの良かったポイントへ行くことにして、途中で「もし釣れなかったら……」というバックアップというほどでもないが、大会本部近くでリカバリー的な所も見つけ、大会に臨む予定だったのですが、運営さんが「アジング本番は日没からで帰着時間が短いので、30分延長して22時に」と、嬉しい変更。
今回一緒に釣りをさせていただいた、大阪から参加している名手の方と、「22時に帰れば良いなら、潮が動き出す20時半頃から21時15分ころまでに2匹か3匹釣れればOK。坊主覚悟でここでやり切ろう」ということになり、ポイントに向かいました。

結果は予選敗退
結果から言えば、予選敗退。決勝には進めませんでした。ただ、前回までのような「予期せぬ決勝進出」よりも、今回の敗退はかなりやり切れた感が強く、しっかり収穫と課題も見えました。
冒頭で「勝ち負けにはそこまでこだわらない」と書きましたが、今回は正直、めちゃくちゃ勝ちにこだわっていました(笑)。使用したジグヘッドの重量も、0.01g単位で計測し、誤差は-0.05g以内のものだけを選ぶという徹底ぶり。とにかく「自分以外に言い訳できない」環境を作って臨んだ予選だったので、この結果には自分でも満足しています。
でも、やっぱり勝負は勝負。悔しいものは悔しいんですよね(笑)。
本番で見えた課題と収穫
予選は、予定していたポイントに無事入ることができました。狙いは、20時の下げ止まり前の夕マズメ。「ここで1匹で良いから釣れたらいいなぁ」――そんな軽い気持ちで迎えた夕マズメはあっさりと終了(笑)。
潮止まりを挟んで、「さぁ、潮が動き出したぞ」と思った矢先、海面一面が切れ藻だらけに。釣りが成立しないレベルで、アタリも一切なし。これは切れ藻のせいなのか、そもそも魚がいないのか……。
粘ってみましたが、時間内に切れ藻が流れるかも分からない状況だったので、思い切って移動を決断しました。急いで本部近くの釣り場に戻り、残り20分。数投ごとに小移動しながら粘りましたが、釣れたのはマメアジのみでフィニッシュ。
あとから分かったのは、あの本命ポイントだけではなく、どうやらその日のあの一帯が全体的に魚が渋く、切れ藻だけの問題ではなかったこと。こういった“引き際”や“状況の見極め”も、次回以降の大きな課題です。
でも、こういう経験を積んでいくことで、自分の釣りにも少しずつ“厚み”が出てくる気がしています。体型の厚みはもう十分なんですけどね(笑)。

次への意志
今回は予選通過ならずという結果でしたが、大会前々日から魚を探して走り回った距離は、相当なものでした。その中で、前日の深夜にようやく辿り着いたデカアジ。あれは本当に良い経験になったと思います。
「探せば、いる。」
普段の私なら、小さくてもたくさん釣れれば満足だし、それで十分楽しい。でも、たまには釣りの中での“非日常”を味わいたくなること、ありません? 大きいのを釣りたくなる。ちょっと欲張りな自分が顔を出す瞬間。
次回は、ウェイイン(計量)会場で!
クーラーのフタを開けた瞬間、会場がざわつくような魚を持ち込みたいです。その時は全国大会の切符も手に入れ、念願の釣り旅行に行きたい。その時はアジングカップ全国大会会場はハワイとかが良いなぁ(笑)とか。そんなことを思いながら、今回の34アジングカップ三重は幕を閉じました。
<刀根秀行/TSURINEWSライター>
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