水温が20度を超え安定してきた伊豆半島の東海岸ゴロタ場で、ムラソイのライトロックゲームを楽しみました。ジグヘッド+ワームで岩陰を狙うと、高反応の個体が次々とヒット。足元の穴釣りでも十分に楽しめる、初夏の好機を満喫できました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・野中功二)
ムラソイ狙いのライトロックゲーム
伊豆エリアの東海岸の水温も20度を超えて安定してきたタイミングで、ゴロタ場にてライトロック(ムラソイ)を狙いに出かけました。

東海岸でのこの時期のライトゲーム
通常、5月のゴールデンウィーク付近から水温が上昇し始め、ターゲットである「ムラソイ」が活発になり、ゴロタ石の穴釣りでよく釣れるようになります。しかし、2025年は東海岸の水温が思ったように上昇せず、活性が高まるのが遅れていました。
伊豆エリアでは、梅雨の時期にムツの幼魚である「子ムツ」が釣れ始めますが、今年は20cm前後の良型も混じっています。また、伊豆ではあまり耳にしないアジングも少しずつ行われており、マメアジは現在8cm程度と小型です。

ムラソイの特性・習性
今回のターゲットであるムラソイは、警戒心がそれほど強くなく、上から落ちてくるものに対して高反応を示し、果敢にバイトしてきます。水温が上昇すると浅場のゴロタに産卵のために接岸してきます。
また、ゴロタ岩の潮通しが良い暗い影の部分に身を潜めており、干満の差に合わせて行動します。そのため、足元などでも姿を確認することができます。
ムラソイの釣り方
ムラソイは上から落ちてくるものに反応しやすい習性があるため、フワフワと漂わせるよりも、3g〜5g程度のジグヘッドを使って、穴と思われる影にストンと落とし、リフト&フォールで誘う釣り方が効果的です。
穴の入り口付近で顔を出してUターンする姿が目視できることもあります。

持参したタックル・装備
・スピニングタックル
ロッド:XESTA S74ML-T MULTISESP
リール:C3000番程度
ハンドル:ZPIカスタムハンドル ZELOSプロアーム
・ベイトタックル
ロッド:XESTA B66-T URBAN SQUAD
ワーム:シャッドテールワームやクロー系ワーム(2インチ〜3インチ)、目立つカラー

目の保護や、隠れている岩や隙間を確認するために偏光サングラスは必須です。

また、海藻が付着した岩場では滑りやすいため、滑り止め機能のあるシューズを着用しましょう。浅場とはいえ、安全のためライフジャケットも忘れずに着用してください。

さっそくムラソイ手中
当日は晴天で、干潮から上げ潮にかかるタイミングで釣り場に到着しました。さっそく、XESTAのジグヘッド「バレットリブヘッド3.0」にシャッドテールワームをセットし、岩の影に落としてリフト&フォールで誘うと、すぐに暗い岩陰からムラソイが飛び出し、Uターンする姿が確認できました。
その動きを見て、少し岩陰に近づけてから再度落とすと、すぐに「ゴン」という強いアタリがありました。少し送り込んでからしっかりとアワセ、岩陰から一気に引きずり出すことに成功しました。

このとき、リールのドラグが緩かったり、竿が柔らかすぎたりすると、一気に根の奥に潜り込まれてしまい、エラを張って出てこなくなることがあります。そのため、少し硬めでしっかりとした竿と、ドラグを締めた状態での釣行をおすすめします。
ムラソイを5匹キャッチ
ベイトタックルにXESTA「クリーピーホッグ2.5」を装着し、同様にリフト&フォールで誘ってみると、波打ち際の隙間に落としたワームが着底する前に「ゴゴゴッ」とアタリがありました。そのまま一気に穴から引き離してキャッチすることができました。
初心者の方にはスピニングタックル、中級者・上級者の方にはベイトタックルの使用をおすすめします。
この日はささっと5匹の顔を見ることができたため、納竿としました。

今後のライトゲーム対象魚について
今後は、ライトチニング(Lチヌ)でのワーム釣りや、ハードルアーでのメッキ狙い、スプーンを使用したハゼ釣り、そして王道のアジングでも釣果が期待されます。
これらの釣りについても、今後随時レポートをお届けしてまいります。熱中症には十分ご注意いただき、楽しい釣行をお楽しみください。

<野中功二/TSURINEWSライター>
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