大山沖のイサキ釣りで最大34cm含む8匹を手中【愛知】船中21匹で全員安打を達成

曇り空の日が多くなり間もなく梅雨に入りそうな季節。この時期に旬を迎えるのがイサキだ。今年は早くも好釣果が出ているので、天気予報とにらめっこし、6月6日はベテラン釣り師の重野さんをお誘いして愛知県・南知多町大井漁港のかごや丸に乗船した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

大山沖のイサキ釣りで最大34cm含む8匹を手中【愛知】船中21匹で全員安打を達成

かごや丸でイサキ釣り

大井漁港に到着後、受け付けを済ませて船に乗り込む。空いていた右舷ミヨシに私、胴の間寄りの隣に重野さんが釣り座を構え、荷物を積み込みでタックルを準備する。

サオは極鋭ギアMH240、PEライン2号を巻いた小型電動リールのフォースマスター601の組み合わせ。

サブマリンカゴSとオモリ80号を付けたテンビンをセットする。仕掛けはハリス2号2.5m、緑スキン付きの吹き流し3本バリ。コマセは船支給のアミエビだ。

 

 

イサキ釣りはタナ取りがキモ

午前4時半に出船。1時間30分ほどかけて大山沖のポイントに到着する。晴れ間がのぞき、微風で穏やかな海況だ。

やがて船長から「水深は43m。タナは38m、40~30mぐらいまで探ってください」とアナウンスが入り釣り開始だ。

カゴにコマセを8分目ほど詰め(詰め過ぎると出が悪くなる)、先端のハリにだけ持参したオキアミを付けて仕掛けを投入。

イサキ釣りはタナ取りがキモなので、リールのカウンター表示ではなくラインの色を見てタナを取る。40mで仕掛けを止め、2回ほどしゃくってコマセをまきながら38mに合わせた。

シーズン初のイサキをゲット

しばらくすると、トモの人のサオが曲がってタモが入るのが見えた。そして重野さんの穂先もたたかれる。次は私だとサオをゆっくり誘い上げると、すぐにタタン、タタンという特徴的なアタリが出た。キュキュンキュキュンという小気味良い引きを味わいながら慎重に巻き上げる。お互い協力してタモですくい合い、今シーズン初のイサキを無事ゲットした。

ハリを外し足元のオケに入れて投入の準備をしていると、もうトモの人がタモ入れしている。急いで投入、タナに合わせて誘うとアタリが出た。活性が高いようで、開始1時間で4匹ゲットだ。

大山沖のイサキ釣りで最大34cm含む8匹を手中【愛知】船中21匹で全員安打を達成重野さんと協力してシーズン初の1匹目(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

左舷側は入れ食い状態

しかし、調子に乗っているときこそ注意が必要だ。その後はタモ入れ寸前でバラしたり、巻き上げ途中に外れたりということを連発。焦る気持ちを抑えてじっくり誘い、落ち着いて巻き上げる。少しずつだが数を伸ばしていく。20cmほどのウリボウサイズが釣れることもあるが、小さいものはリリースしていく。

そんな状況を楽しんでいるうちにアタリがパタリと止まってしまった。タナをいろいろ探ってみるが渋い状況が続く。重野さんと「アタリが出ませんねぇ」とぼやいていると、にわかに左舷側がにぎやかになってきた。特に左舷ミヨシの人(私の後ろの人)は入れ食い状態のようだ。

それなのに私の穂先は動かない。細い仕掛けにしたり、スキンの色を変えたりと工夫するが釣果に結び付かない。コマセを使った釣りは本当に難しい。前半は良かったが、後半は数を伸ばせないまま正午の終了時間を迎えてしまった。

大山沖のイサキ釣りで最大34cm含む8匹を手中【愛知】船中21匹で全員安打を達成筆者の1匹目(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

最終釣果

私の釣果は28~34cmのイサキ8匹。トップは21匹、皆さん同じくらい釣られたようで、ボウズはいなかった。昨年はボウズ続出だったので、今シーズンは良さそうだ。

大山沖のイサキ釣りで最大34cm含む8匹を手中【愛知】船中21匹で全員安打を達成筆者の釣果はイサキ8匹(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

塩焼きは脂が乗って激ウマ

また、イサキはどう調理しても当然おいしいが、定番の塩焼きは脂が乗っていて激ウマだった。やはり旬のものは違う。

大山沖のイサキ釣りで最大34cm含む8匹を手中【愛知】船中21匹で全員安打を達成定番の塩焼きは脂が乗っていて激ウマ(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

イサキはこれからが本番。今シーズンは期待できそうなので、皆さんも旬のサカナを求めて出かけられてはいかが。

大山沖のイサキ釣りで最大34cm含む8匹を手中【愛知】船中21匹で全員安打を達成旬のイサキは最高(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

<週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年6月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。


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