1カ月ぶりに訪れた千早川マス釣り場で、午後からのんびりとエリアトラウトを楽しんだ。混雑を避けた午後の釣行でも好機を逃さず、放流魚に加えてアマゴのイロモノもキャッチ。夏場特有の攻略パターンを探りながら、ミノーやクランクの使い分けで30匹の釣果を得た、まさにリハビリ釣行に最適な一日となった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
千早川マス釣り場でエリアトラウト
釣行前日までは渓流に入るつもりで準備をしていたが、翌日の早朝にライブカメラを見ると、思っていた以上に水が出ており、ささ濁りでちょうど良いように思えた。だが、まだ継続的に雨が降っていたため、安全性も考えてホームの千早川マス釣り場へのエリアトラウト釣行に切り替えることにした。
オープン時刻が迫っていたこともあり、ゆとりをもって午後からの入場にした。午前中は1カ月ほどエリアトラウトから離れていたこともあり、道具の整理や調整を行い、入場開始時間の少し前に到着を目指した。
しかし予想に反して駐車場は満車状態で、事務所に入漁券を買いに行くことすら難しい状況であった。何とか空きを見つけた駐車場に滑り込み、券を購入してルアーエリアに向かう。当然、ルアーエリアも駐車場は満員御礼状態であったが、午前で帰られる方の場所に停めることができた。
ニジマス手中もルアー紛失
管理人のTさんに久しぶりの挨拶。話をしながらセッティングを行い、上池からエントリーを開始した。場所は上池道路側の通称「鉄板の上」で、ほかの場所より少し深めである。まずは午前中の放流の残りがいないかと思い、リクーゼ0.6gで表層〜中層を引いてみる。
見切るのが早い個体が多い反面、スイッチが入って追ってくる個体もおり、思いのほか簡単にヒット! 連続で2匹釣ることができて、安心することができた。しかし、1カ月以上使っていなかったラインが災いしたのか、3匹目がヒットしたところでリーダー部分からラインブレイクしてしまい、万事休すとなってしまった。
下池が空いたので移動
お昼で帰る人もいるので、川側の最下流部が空いたため、移動することにした。上の池に比べて少し規模が広い下の池の水色はステインに近く、浮いているマスと中層に定位しているマスが半々程度。放流までの時間を、上池同様にマイクロスプーンで狙っていく。
午前の放流残りが付いている可能性も考えて、KID0.8gで活性のある個体を探していく。膨張系のオレンジや黄色ベースのカラーで攻めてみるが、今ひとつヒットには至らない。次の一手を考えているうちに、放流の軽トラがやって来た。
放流魚はパワフル
私の位置はちょうど放流口からの正面で、2g前後のスプーンであればフルキャストすれば何とか届く範囲である。今回はティモンのロミー2.4gの放流オレ金をセットしてフルキャスト。いいサイズがヒット! しかし中央部にある石に走られて、あえなくラインブレイク。予備のロミーに交換して、何とか4匹ほど取ることができた。
落ち着いたタイミングでミノーを投入してセカンドの個体を狙うが、千早川の特徴なのか、水温が高くなってくると少し反応が鈍くなる傾向にある。イーグルプレーヤー50GJ/slimやスティルなどで攻めてみるが、ミノーを見たら逃げる魚がいるほどプレッシャーがかかっていた。
2回目の放流でアマゴ手中
14:30頃、幸せを運ぶ軽トラこと「放流車」がやって来た。切れたロミーの代わりにグラビティ1.65gをセットした。先ほどの釣れ方から、放流のマスにはスライド系のスプーンが効きそうな感じがしたためだ。
放流が終わり、対岸に向かってフルキャスト。グラビティのカラーはもちろん放流用の炎ファーストだ。カウントを入れて巻くと、早速ヒット! しかし、釣れた魚がローリングしている!? スレ掛かりか? などと思いネットに入れると……なんとヒレピンのアマゴだ。まさかのイロモノにテンションが上がってしまった。

入れ食いパターン発見
一通り放流の釣りを楽しむと、魚が定位している位置が水面直下の個体が多く見えた。スプーンで通しても反応が今ひとつなので、クランクにチェンジして流してみることにする。
夏の定番であるピコイーグルプレーヤーやパペットサーフェスなど、水面直下を狙うクランクは不発で、少し潜るクランクにチェンジしてみる。
セレクトしたのはファットモカjrのSR-Fで、カラーはサーモンを選んだ。フルキャストして少し早めに引いて、周囲の魚に気づかせてから徐々に速度を落として引くと、何尾かの追尾が始まりヒット! このメソッドがハマったようで連続でヒット。しばしの間、入れ食い状態となった。

表層ルアーも効果あり
残り時間が1時間を切った。先ほどまでより水面を意識しているように思われ、時折ライズも起こるようになった。このタイミングでスプラッシュトップを投入。ペレットが撒かれたような飛沫が特徴で、魚の活性を上げるにはもってこいのルアーだ。
キャストしてブシュッと激しくスプラッシュさせると、一気にマスボールが出来上がる。何度か繰り返してキャストしているとヒット! しかし、後が続かないため、再びクランクベイトに戻してポツリポツリと拾い釣りをして終了となった。
前回釣行に比べて数は釣れなかったが、リハビリ釣行にはちょうどいい30匹で終了となった。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>
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