6月30日、船橋港へマハゼ釣りに出かけてきました。午後の干潮時刻にはアナジャコ採りを控えていたため上げ止まりでの釣行だったのですが、そんな悪条件の中「見釣り」にて23匹手中!アナジャコ採りは不発に終わるも、無事お土産確保ができた一日をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
船橋港でハゼ釣り
江戸川放水路等と並んでデキハゼの湧きがよく、湾奥エリアではいち早くハゼ釣りが楽しめるポイント。年にもよるのですが、シーズンは概ね6月末から8月末。中でも7月後半以降はサイズが良くなる(口も大きくなる)ことから、初心者でも釣りやすくなる時期と言えるでしょう。

タックル
好ポイントである湊橋周辺は水深が浅く、竿は1.8〜2.7mの短めののべ竿で十分なのですが、腰を落ち着けて広範囲を探りたい方は3.6m以上の竿を持ち込むのもアリ。

仕掛け
仕掛けはミャク釣り、ウキ釣りどちらでも可で、針は、シーズン初めは袖針1〜2号、終盤は袖針またはハゼ針4〜5号が目安となります。エサはホタテやイソメといった一般的なものでいいでしょう。

電車釣行がおすすめ
また、船橋港周辺は駐車場が少なく(そして高い!)ので、数年前まで筆者はバイクで釣り場横付けしていたのですが、五十肩をやってしまった昨年より電車利用に変更。電車利用の場合は、京成線大神宮下駅から徒歩10分ちょい。途中、コンビニや釣具店もあるのでおすすめできます。

潮が動かない時間を釣る
自宅のある埼玉から始発電車に乗って、大神宮下駅には5時46分着。コンビニ経由でてくてく歩き、釣り場には6時に到着。この日の上げ止まりは7時半。午後は別の予定があったため、釣行は9時までと決めていました。
事実上、潮があまり動かない時間帯で釣りをやらなくてはいけません。実際、地元の常連さんは筆者が釣り場に着いたとほぼ同時に、道具を片付けて帰っていってしまいました。ここはあまり期待せず。いやいや、腕の見せ所!

「見釣り」で数を稼ぐ!
用意した道具は、2.7mののべ竿にシモリウキ。魚が小さいこの時期はタナゴ針も効果的なのですが、あまりにも小さいハゼを掛けるのも忍びないので、念のため持参したタナゴ針に近いテナガエビ針2号は使用せず、袖針1号をセット。
水の中をのぞくと、ハゼはたくさんいるのですが、潮が動いていないということで酸欠状態の皆さん。底でじっとしています。
仕掛けを落としても、ウキはびくともせず。仕方なしに超浅場の見えるハゼの前にエサを落としてみると、多くのハゼはエサに興味を示さないのですが、稀にエサをつっついたり、口に入れてみる個体がいることがわかりました。

ならばと、ここは潔く「見釣り」でトライ! 当初エサは前日庭で捕まえたエサ持ちの良いミミズを使っていたのですが、見釣りでは黒っぽいミミズは見えにくいため、途中、白く目立つホタテに変更。
足を使って少しでも反応の良いハゼを探し、エサをくわえた瞬間にあわせる、という作戦でポツポツ数を重ねていきます。
最終結果
6時から9時までの3時間で5〜8cm23匹。5cm以下含めれば30匹以上釣れたのですが、小型はリリース。

はっきり言いいまして潮が動いている時間帯、特に上げ潮がきいている時間帯を狙ってくれば、余裕でこの2〜3倍は釣れたのかなと(汗)。というわけで、釣行の際は当日の天気と、潮汐も調べてからお出かけになってください。

アナジャコ採りは不発
あえて上げ止まりの時間帯に、難易度高のハゼ釣りを試みたことには理由がありまして。

実はこの日、Tシャツ短パンが似合う、ムシムシした6月末から好機を迎える潮干狩り裏メニュー、というより隠れメニューの「アナジャコ採り」をメインイベントに据えるべく、干潮の時間帯に合わせてハゼ釣りを計画していました。

要は、今日のハゼ釣りは前座。しかし結果は、メインイベントのアナジャコは採れるどころか、巣穴すら見つからない事態。楽しみにしていたアナジャコの天ぷらは来年以降に持ち越しとなりました。

アナジャコはダメダメでしたが、アナジャコの巣穴として信じ、丁寧に削ったカニの巣穴付近で、エビ目アナジャコ下目の二ホンスナモグリを捕まえることができました。

実はコイツ、江戸川河口で潮干狩りをやっているとよく見かけるんです。アナジャコの仲間ということで……今回はこれで勘弁してください。

<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
from TSURINEWS https://ift.tt/tMAXz1B
via IFTTT
コメント
コメントを投稿