東京湾の各船宿のHPを見ると、東京湾のシロギスが順調に釣れている様子。早速出かけてきました。当日はフグによるハリス切れが多発したものの、シロギスの魚影は濃く十分なお土産を確保することに成功!当日の釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
東京湾の船シロギス釣り
シロギス釣りは、春先から12月頃まで(一部の船宿によっては年間を通して)楽しめる、アジ釣りと並んで東京湾の船釣りを代表する釣り物。特に梅雨明けから9月頃までは産卵のため群れが浅場に集まり、最も釣りやすい時期となります。
ライトな道具仕立てで楽しむことができることから、船釣り入門編としても最適である反面、同じ船でも釣果に大きな差がつきやすい、突き詰めると奥が深い釣り物でもあります。食味の良さについては今更説明無用ですね!20cmクラスは刺身、それ以下は天ぷら、骨は二度揚げで骨せんべいが筆者の帰宅後必勝パターン。たくさん釣って、モリモリ食べましょう!
朝イチは桟橋でハゼ釣り
前日に電話を入れると、「昨日はよく釣れたよ!」と高橋店主。今期は江戸川放水路のハゼも好調なので、桟橋前の駐車場はすぐいっぱいになってしまうと考え、6時半集合(7時出船)にもかかわらずお店が開店する5時到着を目指す。
お店に到着し受付を済ませると「ハゼ釣りでもやって待ってて!」高橋店主からイソメが入った木箱を渡されました!思いがけない形で第一ラウンドスタート!
急きょ桟橋でハゼ釣りをする事となったため、シロギスタックル&仕掛けをそのまま使うことに(勿論受付で貸し竿とハゼ用の仕掛けの販売あり)。
上げ止まりの時間ということで潮が動いておらず、誘ってポツポツアタるテクニカルな展開でしたが、それでも頑張って4匹確保。因みにHPによると、この週末のボートハゼ釣果は50~200匹だったようです。今期も絶好調!
シロギス釣りへ
1時間桟橋でハゼ釣りを楽しんだ後は沖でシロギス釣り!予定通り7時に出船し、朝食とお清めを楽しみながら約1時間のクルージングを経て、本日のポイントとなる盤洲に到着。アクアライン南側、水深5~6mで釣り開始となりました。
みなさん船下、ちょい投げとそれぞれのスタイルで釣り開始。筆者もハゼ釣りで使用した天秤2本針仕掛けをそのまま使用する形でスタートフィッシング。しかしポツポツアタリは出るもハリス切れ多発。シロギスの魚影は大きいようですが、厄介なヤツもたくさんいるようです。
フグ対策!
出だしは船下に仕掛けを落とし、仕掛けの長さ分の誘いを入れステイする、の繰り返しでぽつぽつアタリを出していたのですが、この釣り方ではステイ時にフグにエサだけを取られてしまったり、ハリス切られてしまったりが多かったことから、アンダーズローによるちょい投げをし、エサをとめずにゆっくりズルズル引きずる釣り方に変更。
更に、出だしはエサのイソメ(3~4cm)を通し刺しにしていたのですが、これをチョン掛けに変更。ステイの時間をなくすこと、更にエサとハリスの間に針柄を長く(1cm位)残す作戦を実行してみる。
これによりエサ持ちが悪くなるという欠点ができてしまったものの、フグによるハリス切れは減少。対策後の9時以降(13時まで)では4時間で3つの仕掛け消耗に留まりました。出だしの1時間で4つの仕掛けを消耗したことを考えれば、率は1/5以下。作戦は成功と言っていいでしょう!
超浅場で数釣り堪能!
潮が下げ止まった終了間際の1時間こそアタリが少なくなってしまったものの、最終釣果は20cmクラスの良型3割含む31匹。後日HPをのぞいてみた所スソに近い釣果でした。因みにトップは57匹。出だしからちょい投げをやられていた方は、50匹以上の釣果を出したようです。
……よくよく考えれば「超浅場でエンジン流し」という状況は、ちょい投げは必須でしたね(汗)。また、この日はゲストも多彩で、アジを筆頭に、ワニゴチ、カワハギ混じり。アジはアクアライン近くに固まっていたようで、胴突き二本針でやられていた方は橋げた付近の流しで「邪魔だな~」なんて言いながらバタバタ釣っていました(笑)
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
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