低気圧も去った4月2日の早朝福津市津屋崎の海岸でボートを借りた。久々の船舶免許の活躍である。北九州滞在6日目、本日のみが私のフリータイムとなった。釣り好きな甥に連絡を取り同行してもらう。タックルからボート予約まで全て手配してくれた彼に感謝である。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター・中山祐司）
玄界灘でボート釣り
今回はボートハウス3分の2さんを利用させて頂いた。ポイントや土地感の無い私にスタッフの方々の対応は大変親切で熱心なアドバイスを頂いた。頼もしい限りである。
砂浜からの出航は足を濡らすデメリットが付きものだが、ボート店のスタッフさんがウェダー着用で出航まで見届けてくれる。今日は小潮で大漁の期待は薄いがベタ凪の海は5馬力のエンジンもフルスロットルで航行である。
凪の玄界灘（提供：TSURINEWSライター・中山祐司）海水温は低くシロギスはまだ
砂地遠浅の海はまだ海水温が低くシロギスはまだ来て無いとアドバイスをもらいカサゴ(アラカブ)、メバル狙いで根回りを狙うことに。運よくば青物狙いも、とボートを止め4本の竿をそれぞれの仕掛けでセットした。
魚の切身、小アジ一匹掛け、青ケブ（青イソメ）とタックルを変え、何が来ても楽しみな釣りとなった。魚探を持たないカン山立てのポイント探しの始まりである。
曽根ノ鼻を目指す（提供：TSURINEWSライター・中山祐司）曽根ノ鼻を周り沖合へ
遠く相島を眺めボートを流す。根を探しボートを流すが中々難しい。砂地が続いている。水深は15～20m程である。胴付き仕掛けにアタリが来たのは5回程場所を変えた時であった。
本日の一匹目は20cmほどのイワベラ、外道である。海底は石だと思うがカサゴの期待は裏切られた。何度かアタリが続くが針が大きいのか乗らない。
カワハギだとしたら仕掛けは持っていない。アタリが止まり気がつくと周りにいた3組のボートもそれぞれ場所変えに向かってしまった。我々も移動を開始し、水深25m程の沖合で根を探すが行き当たらず、エサ取りも無い時間が続いた。
一匹目はゲストのイワベラ（提供：TSURINEWSライター・中山祐司）小アジ一匹掛けに良型マゴチ
ベタ凪の玄界灘、春の麗らかな海に眠気が出てきた頃、スーパーで仕入れた小アジの餌の竿が動き出した。ひったくる青物では無い。緩めたドラグから少しずつラインが動いている。
ヒラメ、オオカサゴ？焦る気持ちを抑えラインが止まって数を数える。合わせたのは甥である。引き込まれて首を振りながら上がって来たのはマゴチであった。50cm超えているであろう魚体は私がランディングした。
船上でフックが外れ呑ませ釣りの我慢の難しさに反省。初夏のマゴチは経験があるがこの時期にはラッキーな一匹である。彼は満面の笑みで写真に納まった。
55cmのマゴチが登場（提供：TSURINEWSライター・中山祐司）その後アタリも無く正午になり沖上がりとした。ボートハウスに連絡を入れ30分程で浜へ接岸。良い思い出となった九州の釣りである。
筆者も記念撮影（提供：TSURINEWSライター・中山祐司）今回のタックル
ロッド：ダイワ JIGキャスター96MH
リール：ダイワ REVROS LT6000DH
ライン：PE2号150m
仕掛け：PBのアコウヒラメ仕掛
1本針仕様のオモリ25号
でマゴチをゲットした。
小物用は
ロッド：PBシーバスロッド9ft
リール：PB中型スピニング
ライン：PEライン0.8号150m
仕掛け：PBの胴突き小物仕掛オモリ20号
今回釣行の感想
今回のタックルは間に合わせで使用したが12ftのボートで充分な竿さばきが出来た。離着岸時足を濡らすのでヒップウェダーだけ用意したが、季節が進めばサンダルでも快適だと思われる。古いが整備の行き届いたボートはエンジンも快調に回りスタッフさんへの信頼も高まった。ライフジャケットも無料で旅行者の私には有難かった。
着岸後のメンテ（提供：TSURINEWSライター・中山祐司）燃料費込みで\6,600の料金も大変リーズナブルである。当日他のボートでスズキとメーター級のブリが上がったと聞いた。ポイントを熟知してまたの釣行を楽しみにしたい。釣果の魚は食卓を彩り大変美味しかったと連絡をもらった。玄界灘の美しい海岸線と楽しかった一時は感謝の旅の一コマである。
マゴチは美味しく頂いた（提供：TSURINEWSライター・中山祐司）＜中山祐司／TSURINEWSライター＞
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