今回は当船エル・クルーズの3月のキャスティング&ジギングで狙う青物の最新釣況をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)
3月はキャスティングが優勢
ヒラマサを狙う手段として、キャスティングかジギングの2種類があるが、私の船では基本的にジギングをメインにして出船することが多い。前回の連載記事でもお伝えしたように、2月は出船数は少なかったものの比較的ジギングで好釣果を残すことができていたが、3月に入るころになるとジギングの釣果は下火になり、苦戦することが多くなった。
2月28日の出船では、当日はどのポイントでも鳥山ができるほどだったが、その日はジギング縛りでの出船。キャスティングでも釣れる気配はぷんぷんしていたが、ジギングでもそれなりの釣果をだすことができた。
しかし、次回の出船となった3月3日、この日は前回の状況を考慮してジギング・キャスティングの両方でヒラマサを狙っていき、朝イチのポイントではキャスティングではフッキングまでには至らなかったものの数発のバイトがあり、ヒラマサの反応も確認できたが、ジギングではノーバイト。朝イチ以降のポイントではジギングメインで狙っていくがようやくキャッチできたのは昼すぎで、前回の好釣果が嘘のような展開となった。
そのため終盤はキャスティングをメインに狙うことにして、前回雰囲気のあったポイントにエントリーすると、この判断が功を奏して中盤までの沈黙が嘘のように連発。1流しに2~3回はバイトがある状況で、結局最後までペースは衰えることなく、最終的には満足のいく釣果で一日を終えることができた。
キャスティングは好釣果が継続中
その後も現在(3月14日)に至るまで状況は変わらず、ジギングでは相変わらず苦戦が続いているが、キャスティングは好調を維持している。
直近の釣果でいえば3月7日は朝イチはキャスティングで連発、その後も連発とはいかずともコンスタントにヒットを得るという内容だったが、ジギングでの釣果はヒラゴサイズが1尾のみで、3月11日はジギングをメインに組み立てていき、バラシもあったがキャッチしたのは船中で2尾だけという厳しい結果に。
そして、3月14日は朝イチと終盤で合わせてトータル20数回のチェイス&バイトがあり、キャスティングで連発。対してジギングではポロポロと釣果を稼ぐことができたが、ダブルスコアで釣果の差が出ており、明らかにキャスティングに分があるという内容だった。
ジギング・キャスティングの二刀流で
一般的にジギングとキャスティングでは、ジギングの方が釣果はだしやすいというイメージがあると思う。数釣りのジギング、サイズのキャスティングというのは間違いないが、今回のタイミングのように、ジギングよりキャスティングの方がイージーに釣果が出しやすくなるタイミングというのも確かに存在する。
過去にはキャスティングが大爆発して、午前中だけでキャスティングで30尾以上の釣果を叩きだしたが、ジギングでキャッチしたのは2尾だけということもあった。
まあ、それはかなり極端な例であるのは間違いないし、今回のような長期スパンでそういったパターンとなることは多くはないが、一日の短い流れの中で限定したときはキャスティングの方が釣果を出しやすいタイミングが訪れることは多い。
もちろんジギングで狙うかキャスティングで狙うかは各個人の自由だが、両方の選択肢を持っていた方が、どちらの状況に転んでもおいしい思いをすることができる。特に春のシーズンはジギング・キャスティングともに攻略しやすいシーズンでもあるので、どちらのタックルも準備しておくことがベストである。
まだまだ春のヒラマサシーズンは続くので、今後も状況を見極めながらヒラマサを狙っていきたい。
<週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥/TSURINEWS編>
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