伊豆の春エギング【2023年Xデーは4月中旬か】 ポイント選びのコツとは?

今回は、春の大型といわれるサイズにどのようにして巡り合うことができるのか、この時期の1kg強から2kg級のアオリイカに釣果をいかに結び付けるのか解説してみます。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野中功二)

伊豆の春エギング【2023年Xデーは4月中旬か】 ポイント選びのコツとは?

ポイントの選択術

伊豆では、例年水温が上下していたものが安定する時期をXデーがそろそろでは?と盛り上がりますが、ネットでの外洋水温15度~18度の潮の接岸を目安にしている所です。近年、水温の上昇で方程式が変化している春イカの動向を想像してみましょう。

伊豆の春エギング【2023年Xデーは4月中旬か】 ポイント選びのコツとは? 城ケ崎の地磯(提供:TSURINEWSライター野中功二)

今までは、アオリイカは水温15度で産卵を意識し始めるといわれていましたが、一概にそうとはいえない状況のようです。早生まれの個体はすでに2kgを越える個体もいます。

一般的には、産卵を意識したアオリイカは深い水深からミドルレンジに移動し、その後シャローなどの藻場に移動して最盛期を迎えるといわれてきていました。

伊豆の春エギング【2023年Xデーは4月中旬か】 ポイント選びのコツとは?最盛期の産卵場(提供:TSURINEWSライター野中功二)

しかし、近年は温暖化の影響もあり産卵時期もバラバラとなり、現時点で大きな個体が早々に顔を出しています。潮通しのいい場所で、エギの届く範囲にアオリイカが入ったり出たりを繰り返しているような状況のようです。

伊豆の春エギング【2023年Xデーは4月中旬か】 ポイント選びのコツとは?下田湾(提供:TSURINEWSライター野中功二)

すでに2kg超アオリイカ登場

この記事を書いている最中に、2kgオーバーの春イカといえるサイズがあがったという情報が飛び込んできました。釣れた場所は産卵場所に隣接するポイント。今の時期狙うべきは、産卵場所に行くために通るであろう場所ということになります。

伊豆の春エギング【2023年Xデーは4月中旬か】 ポイント選びのコツとは?エギングで良型アオリイカキャッチ(提供:TSURINEWSライター野中功二)

エギの届く範囲の海水温は伊豆東海岸で15度台、西~南の海岸線では16度となっています。湾奥より湾口で待ち構える方が良く、回遊してくるのを待ち構える作戦が有効でしょう。ラン&ガンより待ちの釣りに軍配が上がります。

海藻のある場所

近年、3月頃から起こる、「ナッパ潮」が徐々に見られなくなっています。冬に季節風の西風が吹く期間が短く、水温の低下が無くなっているのも海藻の生育に影響しているともいわれています。

伊豆の春エギング【2023年Xデーは4月中旬か】 ポイント選びのコツとは? 春の藻場(提供:TSURINEWSライター野中功二)

海藻のあるところを探すのも今後、春イカに遭遇するには必須といえるでしょう。

他アングラーの情報

もちろんSNSなどでの他のアングラーの釣果も参考にしたいところです。近年のインターネットの普及にリアルタイムに出てくる莫大な情報量を精査し、自身の釣行に利用することも大切といえます。

伊豆の春エギング【2023年Xデーは4月中旬か】 ポイント選びのコツとは?エギングでアオリイカキャッチ(提供:TSURINEWSライター野中功二)

釣れ方も大切です。今はまだ日中よりナイトで釣れるといった釣果パターンで、産卵場所を意識しての回遊といえます。アオリイカも産卵に向けての準備が開始されるタイミングです。

伊豆の春エギング【2023年Xデーは4月中旬か】 ポイント選びのコツとは?石廊崎(提供:TSURINEWSライター野中功二)

エサ釣りの情報網も

エサ釣り師の動向にも注目したいところです。アオリイカのエサ釣りの方は釣れる場所にいることが多く、こちらのネットワークも侮れない情報網です。

Xデーは4月中旬か

この時期になると、大型のアオリイカの接岸はいつ?「Xデー」は?と月齢、潮、釣果、風を目を凝らし見ていることでしょう、だらだらと大型のイカが釣れる感じが続き、4月の中旬にはXデーが訪れていると推測します。

伊豆の春エギング【2023年Xデーは4月中旬か】 ポイント選びのコツとは?エギングでアオリイカ手中(提供:TSURINEWSライター野中功二)

大型のサイズなので取り込み用具のギャフや、ランディングネットは用意していきましょう。取り込む際に追尾してくるイカを確認するために偏光サングラスも準備したいです。目の安全保護も兼ねます。

伊豆の春エギング【2023年Xデーは4月中旬か】 ポイント選びのコツとは?このような場所が増えないように(提供:TSURINEWSライター野中功二)

近年伊豆も立ち入り禁止や釣り禁止が増えてきている状況です。コロナの感染症分類が緩和されることから、エギングに出かけやすい状況にはなります。地域に配慮しこれ以上釣り場が減らないように、1人1人の協力が必要です。釣行の際にはライフジャケット等の救命胴衣を着用しましょう。

<野中功二/TSURINEWSライター>

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