本格的に寒波が到来して魚の活性が低くなる12月。今回は、連日ヘラブナ釣り師で賑わう千葉県北西部「手賀沼」にて、コイ釣りにチャレンジしました。その釣行の模様をご報告します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤田浩平)
手賀沼ってどんな釣りフィールド?
「手賀沼」は千葉県北西部に位置する利根川水系の湖沼です。かつては水質が悪いことで有名でしたが、最近は水質が改善しており、さまざまな淡水魚が生息しています。ヘラブナ釣りのメッカとしても有名で、連日多くのへら師で賑わいます。実は鯉の魚影も濃く、ぶっ込み釣りなどで大型個体も狙うことも可能です。
遊漁券が必要
手賀沼で釣りをする場合には、遊漁券の購入が必要です。手賀沼フィッシングセンターや手賀沼漁業組合で購入する以外にも、2022年から「釣りチケ」でオンライン購入できるようになりました。釣行の際には、必ず携行して釣りを楽しみましょう。
使用タックル・機材
鯉は魚体が大きくて引きが強いため、張りがあって強めのロッドパワーを有する竿が必要です。今回は電車を使って現地まで移動したので、持ち運びに便利なパックロッドを選びました。
・ロッド:ズームサファリ705ML
・リール:フリームス2500-XH
・ライン:ダイソー PEライン0.8号(15lb)
・リーダー: CN500 3号
・フック:エリアモンスター#6
・エサ:セブンブレッド3枚入り
釣行当日のコンディション
釣行当日の手賀沼は水質がクリアで、魚影があれば水面から見える状態。風は強いものの、日中は晴れていて暖かい気候だったので、魚の活性に期待が持てました。
大堀川はスルー
時刻は11時ごろ、手賀沼の流入河川である「大堀川」から釣りを開始。岸から水底が見えるシャローエリアで、目視で魚影を探していきます。今回の釣法は「パン鯉」スタイル。コイを見つけたら食パンをまいて反応をうかがいました。水面に浮かぶパンを吸い込む個体が居れば竿を出す予定でしたが、反応する個体は皆無。大堀川での釣りは見送ることにしました。
手賀沼浄化中継機場に移動
13時ごろ、大堀川からしばらく歩いて、水が絶えず流れるエリア「手賀沼浄化中継機場」まで移動しました。この付近は流れが速く、活性が低い冬の時期は魚が居着きにくいポイント。しかしよく見てみると、流れが弱いスポットがあり、そこに魚が潜んでいる可能性を感じたため、食パンをまきエサしてみました。
79cm鯉が登場
しばらくすると水面がライズして、水面付近をウロウロする鯉を発見。四角くカットした食パンにハリを仕込んで流れに任せてドリフトさせると、水面から顔を出して仕掛けを吸い込みました。
即アワセした結果、79cmの鯉をキャッチ!PEラインで鯉釣りをしたのは初めてでしたが、余裕を持って魚を取り込めました。
大津川ヒドリ橋付近でしばらく粘る
一度鯉を釣り上げたポイントは、しばらく鯉が近寄らなくなるので、釣果を伸ばすために歩いて鯉の居そうなエリアを探しました。
14時ごろ、大津川と繋がるヒドリ橋付近に到着。魚の気配を感じたため、食パンを丸めて沈め、ポイントを作って釣ることを試みました。
ここではウキを使わずに、吸い込む姿を目視で確認して合わせる釣法を選択。3匹ほどハリを仕掛けたエサを吸い込んだのを確認しましたが、残念ながらハリ掛かりしませんでした。
気がつけば時刻は15時。釣りができるのはあと2時間くらいですが、移動したほうが釣れるかもしれないという自分の直感を信じて、大津川のポイントを目指しました。
大津川へ移動し55cm鯉キャッチ
時刻は15時半ごろ、大津川に到着しました。
ここで竿を出し、パンを浮かべる仕掛けで誘ってみたところ、浮いている仕掛けに食いついた鯉をキャッチ!サイズを測ってみると55cm。低活性の冬に貴重な1本を釣り上げられました。ほどなくして日が沈んで辺りが暗くなり、エサに食いつく様子を目視できなくなったため、17時をもって納竿。楽しく釣りを楽しめました。
今後の展望
今回の釣行では、浮かべたパン、沈めたパンの両方で反応があり、チャンスが多かったように思います。沈めたパンがハリ掛かりしなかったのは、パンを硬く丸めすぎて、吸い込んだときにアワせてもハリが露出しなかったから。次回はハリを露出させる、もしくは軟らかく包み込んでハリ掛かりしやすいように工夫してみます。
手賀沼再訪誓う
今回巡った釣りポイントは、広大な面積を有する手賀沼のほんの一部です。何度も通って新たな釣りポイントを自分で開拓してみるのも楽しいので、また訪れてみたいと思います。
<藤田浩平/TSURINEWSライター>
The post 真冬の手賀沼水系でのコイ(鯉)釣りで79cm本命浮上【千葉】 パンエサにヒット first appeared on TSURINEWS.from TSURINEWS https://ift.tt/l1igNrj
via IFTTT
コメント
コメントを投稿