今週のヘラブナ推薦釣り場2022【千葉県・高滝湖】

春の乗っ込み期に人気を博す千葉県市原市にある高滝湖だが、この時期も面白いのをご存じだろうか。春ほど大型は出にくいものの、背が張った美ベラが顔を見せ、時には尺半クラスも交じる。

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(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース 編集部)

今週のヘラブナ推薦釣り場2022【千葉県・高滝湖】

高滝湖の概況

上流の境橋付近で、今年は大がかりなしゅんせつ工事をおこなっている。そのため低水位状態で、通常満水では見えなかった護岸が露出している所もある。国交省の直近ダム情報では平常満水からマイナス1.2m表記となっているが、護岸の様子から察するにもっと低いような感じが見受けられる。

今週のヘラブナ推薦釣り場2022【千葉県・高滝湖】かなりの減水(提供:週刊へらニュース 編集部)

釣況としては完全な午後時合いで、とくに夕まづめはチャンスタイム。アベレージサイズは尺前後だが、それでも高滝湖独特の幅広背高のザブトンベラが顔を見せる。いい時には尺半クラスも顔を見せてくれるので、常連の多くはそれを狙っての釣行だろう。

特に夕まづめはウキが動きっきりになったりもするので、午後から半日狙いでも十分楽しめる。オデコ覚悟の釣りではあるが、同湖特有の美ベラを1枚でもモノにできれば満足感は高い。

ポイント

高滝湖のポイントを紹介しよう。

今週のヘラブナ推薦釣り場2022【千葉県・高滝湖】タックル図(作図:週刊へらニュース 編集部)

(1)田んぼ前

今週のヘラブナ推薦釣り場2022【千葉県・高滝湖】例年好ポイントの田んぼ前(提供:週刊へらニュース 編集部)

県道81号線の橋~小佐貫橋間の左岸のみ。道路側に田んぼがあり、そこに数台駐車可能。県道橋のたもとにも無料駐車場があるが、やや遠いのでカートなどがあると便利。護岸の傾斜が急で釣り台が設置しづらいのが難点。とくに雨後は滑りやすいので滑落には要注意。ここで釣りをする場合は念のためライフジャケットを着用したほうが安心だ。竿15~21尺。

(2)寿司店前

今週のヘラブナ推薦釣り場2022【千葉県・高滝湖】寿司店前護岸の形状(提供:週刊へらニュース 編集部)

直近ではもっとも釣れているポイント。平常水位では水没していた水平護岸が減水のため露出していて釣り台が設置しやすい。店前付近にある排水口付近~ボサ前が人気で、それより上流は釣果が落ちるようだ。竿15~21尺。

(3)せせらぎ広場前

大量の浮遊ゴミや流木が川筋のコーナーに溜まっている。ゴミ近くは立ち木などが水没していて根掛かりが多く底釣りは不可。やるなら宙釣りだが、アタリは出にくいだろう。田んぼから流れ込む排水口(今の時期は水がない)付近なら長竿を振れば底掛かりは少ない。タチが4本前後と深いのでコイやマブナは多いが、まれに良型が顔を見せる。

釣り方とエサ

竿15~21尺の底釣りが主流で、流れが出たらハリスオモリで止める。強弱に合わせて使い分けるのが理想なので、大きさの異なるガン玉を複数準備しておこう。装着位置は下ハリスの上バリ結び目か、それよりも1~2cm上が標準。

エサは両マッシュまたは両グルテン、もしくはマッシュとグルテンのセット釣り。クチボソ系やブルーギルなどのジャミが多いので、サナギを含んだ麩系エサは極力使用を控えよう。

今週のヘラブナ推薦釣り場2022【千葉県・高滝湖】タックル図(作図:週刊へらニュース 編集部)

以下は記者がよくやるハリスオモリのセッティングと釣り方。上記解説の基本路線とは若干異なるが、よろしければ試してみてほしい。

ウキは水深に見合ったボディー浮力で、やや太めのPCムクトップか細パイプトップ。宙でのエサ落ち目盛はボディーの肩が少し出るくらい。トップが完全に沈没するガン玉1つを打つ。これで流れが止まらなければ、さらにオモリ量を増やす。とにかく完全に仕掛けが止まるようにすることが絶対条件。なお通常の底ダテはしない。

振り切りで打ち込んだら、ナジみ込みまで待ち竿尻を前に突きだす。この作業をエサ落ち目盛付近が出るまで繰り返し行う。流れがありシモリも入るし、ボディーがエサ落ちなので正確な目盛を把握するのは難しいし、その必要もない。

エサを付けて振り切りで打ち込んだら、竿尻を前に出し念のためエサ落ち目盛付近が出るか確認。出なければウキ下を深くする。ナジミ幅は竿尻の位置で調整。見やすい目盛に合わせよう。

アタリは半節~数節の食い上げか押さえ込み。上でも下でも、そのまま止まっていることが重要で、元に戻ってしまうようならほぼほぼ食いアタリではない。ガン玉が付いていると、バランス釣りのようなキレイなアタリは出にくい。小さな動きでも、そのまま静止しているなら積極的に聞きアワせてみよう。

なおハリスオモリの釣りはエサがなくなってもウキが戻さない。よってエサが付いているのかいないのかが分からない。そのためエサ持ちのいいグルテンを上下ないしは下バリに使うと安心。

エサ切りのタイミングも難しくなるが、回収した時にハリにグルテンカスが残っていないようなら、さらにエサ持ちをよくするか打ち返しのリズムを速めてみよう。

<週刊へらニュース 編集部/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
高滝湖
入釣料:¥660(現場徴収)。釣り台必携。
この記事は『週刊へらニュース』20202年11月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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