外房のコマセハナダイ(正式名チダイ)が好調との知らせが舞い込み、早速出かけてみることに。途中入れ食いタイムもあり、久々に爆釣を堪能!大満足の釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
片貝のコマセハナダイ釣り
都心から近く、比較的ライトなタックルでの釣りが可能な片貝沖のコマセハナダイ釣り。今でこそ船中多くの電動リールを見かけますが、メインとなる漁礁のポイントの水深は20m~25m、深いポイントでも35m程度なので、手巻きでも十分対応が可能です。
似たような姿形のマダイと比べて小型と言われるハナダイですが、片貝沖の個体に関しては比較的型が良く、釣り味もさることながら食味も抜群!
残念ながら近年は数釣りに関しては影をひそめていたのですが、今年はタイ独特の「三段引き」に魅了されすぎて、帰宅後下処理でうんざりしてしまいそうな釣果が続いている様子。嬉しいゲストも多彩とあって、2022年のコマセハナダイ釣りは沖釣り入門としてもオススメ!
朝イチは低活性
4時半集合、5時出船。出船直前に氷と付けエサのオキアミ、仕掛け一組、アミコマセが配られました。この日の釣り人は6名。低気圧が近づく予報が影響したのか、船中共同作業のコマセ釣りにはちょっと寂しい状況。ここは積極的に竿を振るしかありません。
船は約30分走ってポイントに到着。「25~17mを探ってください、根掛り気を付けて」とのアナウンスで皆一斉に投入。ビシは下全閉、上1/3~1/4。小雨交じりで白波チラチラという状況の中、せっせとシャクるものの、なかなか魚は口を使ってくれず。
常連さんはたまに竿を曲げていますが、シャクリがヘタクソな私はなかなかアタリを出せません。こんな時は…潔く置き竿で朝ごはん。そして竿が曲がりました(笑)。
ガマンの釣りはしばらく続く
置き竿が功を奏したのは定かではありませんが、この日のファーストヒットは本命ハナダイと、なんと嬉しいゲストのマダイのダブル!実は置き竿時に常連さんのコマセワークを観察していたのですが、コマセを出した後、10秒以上竿を静止させてアタリを出していることに気づきました。
私もこれに習う形で「静止時間かなり長め作戦」に変更。すると、ポツポツではありますがアタリが出始めます。そして何とか粘って、釣り開始から2時間で5匹確保。筆者が使用した6:4の柔らかめの竿は、コマセワークにはやや不利に働くのですが、ウネリがある中での我慢の釣りには丁度良く感じた2時間でした。
入れ食いタイム到来
渋い釣りが続き、船はこの日2回目の小移動。船長のアナウンスで仕掛けを下ろすと、いきなり竿がグングン!軽くアワセを入れガッツリ針掛りしたことを確信し、ゆっくり仕掛けがタナを通過するようにリールを巻くと、更なる重量感が伝わります。
思惑通りハナダイダブル!ここからの釣りは「食わせる」から「ちょっとの我慢と手返し」にシフト。シャクリはいい加減でも、ダブルトリプル連発タイムとなりました!
小型が中心
ただし、数を重ねていくうちに「一定の法則」に気づきます。それは指示ダナ最深部では100%小型しか食ってこないこと。上のタナでアタれば100%良型とは限らないのですが、確率は高いことがわかってきたのです。しかしながら、あまり上のタナを狙うとソーダガツオに捕まって、ハリス切られたり、マツったり。タナの上げすぎもちょっとリスキー(汗)。
タナ意識して25cm超え狙い撃ち
ウネリが収まらない中での入れ食いタイムはしばらく続き、慎重にPEラインの色を見ながらタナを探り、数を重ねていきます。
型は大型中心、とはいかないまでも、狭い上のタナさえおさえれば25cmオーバーが高確率でヒット。「釣れている時こそタナ取りは重要」を実感!
終盤は1本針で
10時を過ぎた辺りから徐々に魚の活性は下がりだし、少々シビアな釣りに。今度は静止時間長めはダメで、鋭くシャクって静止3秒の繰り返しでアタリを出していきます。そして「一抹の不安」もこの辺りから。この時、正確な数を把握してはいないのですが、恐らく魚の数は40匹に迫っていて、もはや下処理に相当な時間を要するパターン(汗)。
そんなことを考え油断していると、浅いタナでソーダガツオがヒットし、この日4つ目の仕掛けをロスト。船長に声をかけて新しい仕掛けを調達しても良かったのですが、自分の置かれた状況を考慮し、即席で3m1本針仕掛けを作成。残りの時間をこれでやり過ごすことに。
結果、まったりペースでポツポツ数を重ねるとともに、嬉しいゲストのイシガキダイと32cmのマダイも確保。十二分に満足した所で11時半の終了時刻を迎えました。
最終釣果
本命ハナダイ40匹(25cmオーバー15匹、30cmオーバー1匹)、マダイ3匹(25~32cm)、イシガキダイ1匹、ソーダガツオ2匹。実はソーダガツオ、船上ではマルかヒラかの同定できず、念のためしっかり血抜きしておくも、帰宅後にマルソウダであることを確認。
食用にしても比較的安全なヒラソウダならばタタキにしたかったのですが……残念ながら、今後の根魚釣りに備えて短冊になっていただくことに。とはいえ、この釣りでは久々の大漁!帰宅後が恐ろしい(汗)。
お土産に「ごま漬け」
九十九里のお土産といえば、何といっても「イワシのごま漬け」。煎りゴマと生姜の風味、唐辛子のちょい辛、これに酸味の利いたイワシが絶妙!以前、船宿で頂いてからすっかりファンになってしまいました。
保存食ということで日持ちする点もナイス(店員さんによると、1ヶ月以内に食べてね、とのこと)。魚が釣れようが釣れまいが、筆者は必ず買って帰ります。片貝に訪れた際は是非!
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
片貝沖
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