マダコの釣りにチャレンジしたい!堤防からの釣り方やおすすめタックル
夏の堤防へ足を運ぶと、マダコ釣りを楽しんでいるアングラーに遭遇します。
食べて美味しいターゲットですから、何とか釣り上げてみたいものです。
魚を釣るのと同じ仕掛けでは誘えないので、独自のアプローチが求められます。
ここでは、マダコの特徴の釣り方、おすすめのタックルについてご紹介しましょう。
マダコとは
マダコとは、タコ目マダコ科に属しているタコの一種のことです。
日本における生息地は、本州エリアの北部から南にかけての各地です。
比較的浅い岩礁エリアを中心に、堤防・護岸などに定着していて、珊瑚礁エリアでもその姿を見かけます。
マダコの寿命は1年とされていて、生まれた場所と同じ海域にとどまって成長を続けます。
日照の届く昼間は、海底に点在する岩穴や岩陰に潜んでいて、夜になると活発に動き回る習性を持っています。
捕食対象は、エビ・カニなどの甲殻類がメイン。
その他二枚貝なども好んで食べる傾向があります。
軟体で無脊椎動物に含まれますが、その中では知能の高い生き物であり、足の力はかなり強め。
マダコの天敵は、同じ岩礁エリアに棲むウツボです。
いきなり攻撃を受けて、たくさんある足の1本を引きちぎられるシーンを見かけることが。
ダイビングをすると、マダコとウツボが絡んでいるところに遭遇した経験が結構あります。
釣り上げたマダコの足が欠損していたら、ウツボに襲われた個体とみていいでしょう。
マダコは襲われると、豪快に墨を吐いて煙幕を張ります。
相手がひめんだスキに、素早く逃げ去るのか得意です。
マダコの産卵時期は、春から夏にかけてで、岩礁に産卵して孵化するまで魚などから卵を守る習性を持っています。
孵化が完了した時点で、親のマダコはその生涯を終えます。
子ダコの食欲は旺盛で、成長スピードはかなり早いといえるでしょう。
マダコが堤防などの壁面に着き、そこで捕食活動をしていることがあります。
堤防の隙間や、隣接するテトラなどが沈んでいれば、生息場所・狩場として好条件を満たしているといえそうです。
そういうポイントを見つけたら、大き目のカンナが付いたタコエギを投入して、ロッドワークでマダコを誘ってください。
その場に潜んでいれば、意外とカンタンに抱き付いてきます。
ショアからのマダコの釣り方!
マダコの釣り方は、日中ならある程度水深のあるところまでタコエギを沈めて、上下に動かしながら誘うようにします。
バーチカルな動きは、やはり堤防や護岸のようなポイントならやりやすいでしょう。
陽が落ちてくると、マダコの動きは活発になります。
意外と表層に近いところや、護岸の隙間から離れたところでも、タコエギを触ってくるケースがあります。
一気に複数の手で抱き付いてくることもあるのですが、チョンチョンと探っているかのような触り方をしてくることも。
当然早アワセは禁物で、ググーッと重みを手元で感じてから、フッキング動作に移るようにしてください。
バットパワーの強いブランクスのロッドや太いライン、それを巻き取るのがベイトリールなら、強引に持ち上げてランディングしてしまいましょう。
とても巨大なサイズのマダコが掛かることも想定して、ランディングネットを用意することを忘れないでください。
マダコを活け締めして持ち帰ろう!
マダコを釣り上げたら、その場で活け締めするようにしましょう。
目と目の間を思いっきり殴ると、身体全体が変色します。
もしそれで変色しなければ、頭に見える胴体部分の隙間に指を入れて、身をひっくり返してください。
それで変色すれば、上手く締まったことになります。
どちらでも締まらない場合は、イカ締めに使う細くて鋭利なピックを用意しておいて、目と目の間を刺し通してください。
美味しく食べるには、この作業を釣り場で完了しておくことが必須です。
作業する際に、墨を吹きかけられないよう注意してください。
マダコを釣るのにおすすめのタックルを選んでみた!
それではマダコを釣るのに適している、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
ロッドは、タコエギをバーチカルに動かすつもりなら、太目のベイトロッドがベストマッチします。
そこに太いPEラインを巻いたベイトリールを装着して、釣り場へ向かうようにしましょう。
プロトラスト タコガンガン/TAKO GUNGUN 240
プロトラストブランドからリリースされている、岸壁に棲み付いているタコ用のロッドです。
ガイド足が低く設定されているので、ベイトリールを装着して操るのに向いています。
キャスティングゲームには不向きかもしれないので、タコエギをバーチカルにアクションして誘う、堤防・護岸などの釣り場で用いてください。
全長は2.40mで、継数は2本。
仕舞寸法は127cmにまで縮まりますから、さまざまな堤防・護岸エリアへ持ち込みやすいでしょう。
ウエイトは280gで、先径3.4mm・元径19mmです。
FUJI工業製のリールシートを標準装備しているので、装着したベイトリールがとても安定します。
壁にへばり付いたマダコのチカラに負けずに、強引に引っ張って剥がせるブランクスパワーを持っています。
実際に手にしてみると、船からのタコ釣りにも使えるように作られているのが分かります。
ベリーからバットにかけて、じゅうぶんなパワーとトルクを保持しているので、大胆なアプローチを実施できるでしょう。
実売価格は3千円台と、とても低価格な設定に収まっています。
これなら家族や仲間の人数分揃えておきやすいですし、予備用にクルマに常駐させておくことも容易です。
タコエギのカンナが鋭いですから、フッキングの際に自分に向かって飛んでくると、とても危険です。
堤防の壁から乗り出さないようにして、フッキング動作をおこなってください。
ガイド周りやリールシート付近には海水が付着しやすいですから、釣行から帰宅したら必ず真水で拭き取りメンテナンスを実施しましょう。
ダイワ 21 タトゥーラ TW 400L
ダイワからリリースされている、タトゥーラTWシリーズの400番モデルです。
ギア比は6.3対1ですから、ハンドル1回転につき85cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は、余裕の13kg。
これならカチッと締め込んで、マダコの引きと対峙できるでしょう。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら30lbを140m、PEラインなら6号を180m巻けます。
ウエイトは335gで、スプール径は43mm。
ハンドルの長さは110mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。
実際にフィールドで使ってみると、がっちりしたボディフレームで、パーミングしやすい印象です。
ハンドル回転は滑らかで、力強く巻き取ることが可能です。
太いラインを大量に巻けるのが嬉しいですし、バーチカルな操作はもちろん、キャスティングに移行することもカンタンにできます。
水に濡れた指でも滑りにくいハンドルノブですから、巻き上げ作業を楽におこなえます。
実売価格は2万円と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
マダコの習性を理解して釣りを楽しもう!
マダコの特徴や習性・釣り方、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
堤防や護岸を観察すれば、太いロッドを壁沿いに動かしているアングラーを見つけることができます。
ほぼ間違いなくマダコ狙いなので、他のアングラーとの間隔を空けて、釣り座を組んでみましょう。
夏に実施しているケースが多いですが、冬場のマダコはとても美味しいので、オールシーズンアプローチしてみることをおすすめします。
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