私が今年に入ってからやり始めた渓流でのルアーフィッシング。とにかく面白いのだ。ソルトルアーフィッシングとは違った面白さや難しさ等述べていこうと思う。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター落合浩大)
渓流ルアー釣りの魅力
とにかく魚が美しいのである。私は、アマゴ、ヤマメ、イワナを釣りたくこの3種類の魚をターゲットにしている。そんな美しい魚達が、これまた美しい川の中でルアー追って食ってくるのだ。バイトシーンも丸見えで、声を出してしまう程に興奮して熱くなってしまう。
更にはゲーム性もかなり高い。無駄にルアーを撃つと魚がすぐスレたり、一つの場所に留まるのではなく、テンポよく川を釣り上がるスタイルが新鮮で面白いのだ。ルアーを引いていると、突然川底から魚が出てきたり、岩の陰から飛びててきたり。それが目で見えることから、迫力満点なのである。
五感で自然を楽しめる
それと渓流フィッシングの醍醐味とは、山という大自然に身を委ねて釣りができることだろう。ウェーダーを着込み透明度抜群の川に浸かる。それだけでも気持ちが良いのだが、木々の揺れる音、川のせせらぎの音、野鳥や獣達の鳴き声、季節の匂いなど、大変贅沢な環境が揃っている。春の季節なんかは新緑が物凄く綺麗なのだ。
深い山々に綺麗な緑。耳で音を楽しみ、鼻で香りを楽しみ、目で新緑を楽しむ。何処か、別世界に来たのではないか?と錯覚してしまうぐらい美しい。そんな環境下でできるのが渓流フィッシング。最高としか言いようがない。まさに冒険心をくすぐられる釣りだと思っている。
ちなみに個人的には山菜を見つけるのも楽しみの一つである。
海釣りと渓流釣りの違い
私は渓流フィッシングに置いてはまだまだ未熟だ。今回の釣行で渓流三回目であることから圧倒的に経験値が少ない。アングラーとしての引き出しが少なく、ソルトと全く違う釣りだなと毎回実感している。
例えば海での釣りの場合。天気予報の他にタイドグラフをチェックすると思うのだが、渓流の場合は天気予報と川の水位である。減水気味なのか増水気味なのか。それだけで狙う場所や河川の変更等、かなり変わると渓流釣りに精通している釣り友に教えて貰った。
また、ほとんどの河川はどこかの漁業組合が管轄しており、入渓するには遊漁券の購入が必要となってくる。年券、日券と分けられており、それぞれのスタイルに合わせて購入をしていただきたい。
魚の引き
海と渓流の釣りで一番違うのは魚の引きではないだろうか。私の場合はソルトではシーバスや青物狙いである。特に青物ともなればその引きは強烈だ。
しかし、私が渓流で狙うアマゴ、ヤマメ、イワナは青物に比べるとはるかに引きは少ない。というよりも引きを楽しむ釣りではないと個人的には思っている。パワーファイトを求めるのであれば海の釣りであるが、非常に高いゲーム性、冒険心をくすぐられる場所で、美しい魚と知恵比べをするのであれば断然に渓流釣りだ。
由良川でルアー釣行
私は今回の釣行でようやく魚の顔を見ることができた。3回目にして初フッィシュである。場所は京都を流れる由良川の源流域。管轄は美山漁協さん。美山といえば、かやぶきの里などの美しい観光地があり、山深く自然豊かな日本を感じる里山である。
そこには透明度抜群の由良川が流れている。今回はそんな場所にエントリー。最初入った場所ではルアーを追って来るものの、すぐにスレてしまい釣果は出せず。次は少し下流へと車で移動。
タックル
ロッド:5ftスピニングロッド
リール:2000番ハイギヤスピニングリール
ライン:ナイロンライン0.4号
ルアー:M-Revo 50S1 3.1g (バーブレスシングルフック仕様)
渓流初フィッシュに感動
そこで良さそうな淵を発見。早速エントリー。すると2投目でヒット!ミノーを斜め45度上流へキャスト。トゥイッチで誘い、流れに乗せる。ルアーが上流へ頭を向けた瞬間に底から二匹のアマゴがいきなり出てきたのだ。そのまま足元までついてきて、リトリーブスピードをスローにして更に激しくトゥイッチをする。するとルアーに食いついてくれた!念願の渓流初フッィシュである。
上がってきたのは15cmぐらいの綺麗なアマゴ。サイズに関係無く、めちゃくちゃ嬉しい!思わず声を出して喜んでしまった。丁寧にランディングし、素手で触らない様注意を払い、写真撮影をしそのままリリース(※アマゴとヤマメの交雑個体の可能性あり)。
まさに、釣れてくれてありがとうである。感動のひと時であった。この後、別の場所でアブラハヤを1匹追加して納竿。貧果ではあったが、自分的には最高の時間を過ごすことができた。
渓流釣りにチャレンジしよう
今回の釣行で改めて渓流の釣りは奥が深く、難しいけど面白い釣りだなと再認識したのは言うまでもない。私がやっている青物やシーバスのようにパワーファイトできる釣りではないが、繊細でゲーム性も抜群で、なおかつ山深い場所で冒険心をくすぐられながらの釣りも言葉では伝えきれないほどに面白い。
是非、これから渓流の釣りにトライしようと思っている方は、一度チャレンジして欲しい。きっと最高の思い出が作れるはずだから。
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<落合浩大/TSURINEWSライター>
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