このGWみなさんは何度釣りに行っただろうか?私は4回。今回はメバルを爆釣できたが、アジは壊滅的でした。アジング坊主デイ2日。こういう日からの学べることはある。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
春アジ2連続不発
大阪湾に今年も魚影は薄いですが春アジはいる。セグロの回遊は私が定点観測している場所ではないが、おそらくどこかではある。しかし捉えることができなかった。こうなると産卵パターンの居着きを釣るしかないが、なかなか神経質なやつが多くて苦労するのだ。
私が丸坊主を食らったのはGW初日と、その次の中潮周りである。どちらも潮は見ていったが、風予報を甘く見た。いや、充分注意して行ったつもりだが、釣り場でまったく予想外の吹き方をしている風に泣かされた。北西の風なのだが、この風をかわせる場所を見つけておかなかった自分にも責がある。
渋い日と風の脅威にむせび泣く
そもそもこの春のアジは渋い。居着きの産卵パターンは荒食いとはいっても時間が限られるし、もともとそんなに食ってこない。またシーバスの活性が上がるタイミングとも重なるので、魚がビビってしまうのだろう。
そこへ風という釣り人泣かせの不可抗力的要素が入る。波立つ海面。まともに正対しているとじりじり精神を削られる。キャスティングは決まらない。2g級まで重くすると10mくらいなんとか飛ぶが、プランクトンパターンの魚の口に入れられない。
春アジの難しさに、突風レベルの風という、ダブルパンチでノックアウトだった。風はフォローにつけて若干低いところに下りるとこんな感じで実は海が静穏なのだが、ここはレンジがない。0.8gを5カウントで着低する。
それでも魚が入っていれば釣れるのだが、今回はそうではなかった。
負けた日から学ぶべきこと
完敗という他ない。2時間以上粘ってみたのだが、どうやっても風の止み間がないうえ、他のパターンを作れなかった。重リグの巻きでもメタルでも一切アタらなかった。
負けた日から学んだ。気象予報は話半分みたいなものだということ。風速2mまでは信じられるのだが、3mくらいになると、釣り場では「マジか?」という体感5mの風が吹いていることもある。風が少しでも警戒レベルなら、すんなり釣行はあきらめるべしだ。
また見切りの大事さも思い知った。アジは見切ってなんぼだ。いらぬ粘りをするとロストしたりバックラしたりと失敗が目立ってくる。この時期はまた春のメバルが混泳するのだから、さっさと切り替えるべきかもしれない。
勝った日はどうだった?
アジに釣り勝った日を考えてみたい。同じ場所で、参考になるレベルの過去で春アジを連発させたのは去年の20尾だが、時合いにセグロがきてまず数が稼げた。そのあと風が強くなってきたタイミングで、風裏に隠れると、そこでも豆アジが釣れた。そして、下げ潮で食いが立ち、また大型が食ってきた。最後はタケノコを釣ってご愛嬌フィニッシュだ。
今年はまだ成功らしい成功を収めていないが、下げ潮で食い気が立つ感じ。おそらく上げ潮で入った群れが、下げで出ていくときに同じ方向を向いて、同じレンジを通るのだろう。
ともかく条件優先
「条件優先」。この春アジの負けパターン分析をすると、そうなる。まず風がないこと。そして潮回り。風はもっと念入りに見ること。条件が揃っていても釣れなければ、メバルに切り替えて、アジは下げ潮で狙う。これが、私がこの春のやり方として学んだことである。
もともとアジング通なのだが、ここ最近本当によくない。魚のせいが大きいと思うが、執着しすぎるせいで負けたときにネガティブなイメージがついてしまうのだろう。よく釣れるメバルやチヌで勝利を積み重ねて自信とし、後からアジが入ったタイミングで自分の釣りをやり直したいと思う。
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<井上海生/TSURINEWSライター>
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