桜マーク付きライフジャケットってどんなケースで必要なの?

桜マーク付きライフジャケットってどんなケースで必要なの?

桜マーク付きライフジャケットの存在を知っていますか?

平成30年に法令が変更されて、全ての小型船舶の乗船者にライフジャケットの着用義務が発生しています。

そしてそのライフジャケットには、国の承認=安全基準を満たしている証しである、桜マークが刻印されているのです。

ここでは、桜マーク付きライフジャケットについて、深掘りしてみましょう。

桜マーク付きライフジャケットってどんなライフジャケットなの?

桜マーク付きライフジャケットとは、国土交通省が試験を実施して、安全基準への適合を確認したライフジャケットのことです。

すなわち桜マークは、型式承認試験と検定の合格印なのです。

市販されているライフジャケットの中には、国土交通省の定める基準をクリアしている製品が存在していますか、このスペックはメーカーが公表しているだけに過ぎず、国土交通省が確認したものではありません。

なので小型船舶に乗る場合は、桜マーク付きライフジャケットが必要になります。

そもそもライフジャケットは、小型船舶に乗らないときにも使われています。

具体的には、オカッパリの釣りや手漕ぎボート・カヤック・フローターなどが挙げられるでしょう。

これらの場合は、桜マークの付いていないライフジャケットを着用した状態でも違反とはみなされないのです。

遊漁船に乗り込んで釣りを楽しむ場合、持ち込んだライフジャケットに桜マークか付いていなければ、違反行為となって遊漁船の船長が罰せられます。

知らなかった!では済まされないので、小型船舶に乗り込む機会があるようなら、必ず桜マーク付きライフジャケットを用意するようにしましょう。

注意しておきたいのは、桜マークにはグレードが定められていること。

TypeAから始まり、D・F・Gにようにグレードが設定されています。

船舶の航行区域によって適切なグレードを選び、着用しなければなりません。

例えば、グレードの低いライフジャケットを着用していたとしましょう。

そのまま沖に行ってしまうと、違反行為とみなされてしまうのです。

全ての航行区域に対応している型式は、TypeAと刻印されています。

湖や河川・港内などの水域=平水区域なら、TypeA以外のグレードでも許可されていますが、しょっちゅう沖に出てオフショアゲームを楽しむつもりなら、最初からTypeAを選んでおくと、トラブルは回避されるでしょう。

ライフジャケットを購入する前に、しっかり確認しておきたいものです。

カートリッジからガスを注入して膨らませる桜マーク付きライフジャケット!

桜マーク付きライフジャケットには、折り畳まれた空気室が、落水とほぼ同時に自動または手動で膨らむ膨張モデルが多いです。

実際に膨らむかどうか、試す機会があればぜひ実践してみてください。

空気室が膨らむと、水上ではどんな浮き方になるのか、体験しておくと実際に釣り場などで落水したときに、慌てずに済むでしょう。

ただし、空気室にガスを注入するカートリッジは、空っぽになってしまいます。

いざというとき使えるようにするためには、新しいカートリッジを購入して、正規の場所に設置しておかなければなりません。

釣具店へ出向くと、ピッタリ合うカートリッジに付け替えてくれるでしょう。

まず電話で問い合わせて、自分の桜マーク付きライフジャケットの商品名を伝え、それに対応可能なカートリッジを在庫している確認してください。

釣りの諸動作を妨げにくい腰装着タイプの桜マーク付きライフジャケット!

桜マーク付きライフジャケットには、上半身へ装着するタイプと、腰に巻き付けるように装着するタイプが用意されています。

腰に巻き付けるタイプなら、肩にかかる負担がほとんど無くなり、軽快にキャスティングをおこなったり、フッキング動作やランディング動作にも移ることができます。

全く膨らませていなくても、カートリッジの交換は定期的に必要です。

ライフジャケットの取り扱い説明書をよく読んで、その製品に合ったタイミングで交換を実施してください。

落水とほぼ同時に自動的に膨張するものや、レバーを引っ張って任意に膨張させるものが存在しています。

両方の機能を兼ね備えた機種も、リリースされています。

桜マーク付きライフジャケットの中からおすすめの機種を選んでみた!

それでは桜マーク付きライフジャケットの中から、扱いやすいおすすめの機種を取り上げてみましょう。

安い価格のものも販売されていますが、1万円から2万円程度するほうが、信頼の度合いは高まるでしょう。

腰巻きタイプは、かなりコンパクトなボリュームに仕上げられるようになっています。

シマノ(SHIMANO) ラフトエアジャケット (コンパクトタイプ・膨脹式救命具) レッド フリー VF-053U

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シマノからリリースされている、コンパクトタイプのラフトエアジャケットです。

外カバーサイズは、従来のサイズの約40%に縮小されています。

ウエイトは、100gの軽量化を実施しているので、軽快に使えるでしょう。

ウエストの調整幅は、70cmから100cmになっていて、防寒ウエアを重ね着していても着用できるようになっています。

背中側に回せば、キャスティングやフッキングの邪魔にならないのもメリットです。

素材は、外カバーがナイロン100%で、部分的にポリエステルが使われています。

空気室はナイロン100%で、ポリウレタン加工が施されています。

実際に装着してみると、とても小さくて軽いので、付けている感覚ではなくなる印象です。

ロッドを振る際にも干渉しませんから、自由度がかなり増したといえるでしょう。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

カラーバリエーションは4種類用意されているので、服装にマッチしたものを選んでコーディネイトを楽しんでください。

国土交通省の型式承認品でTypeAに該当し、船検に対応しています。

MAZUME(マズメ) インフレータブルウエスト MZLJ-262-02 ネイビー フリー

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マズメから発売中の、腰巻きタイプのライフジャケットです。

桜マーク付きで、国土交通省の型式承認品・TypeAに該当します。

ハルキロバート社製の膨張装置が付いているのが特徴です。

アメリカのUL規格が、唯一認めたインフレータブルライフジャケットの膨張装置が、ハルキロバート社製なのです。

世界で最も高いレベルの安全な膨張装置のひとつといえるでしょう。

浮力は80kgで、サイズはフリーサイズに設計されています。

実際に装着してみると、とても軽くて質感のある作り込みになっています。

カラーバリエーションは、3種類から選べます。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

シンプルでボリュームを抑えたデザインなので、さまざまな服装に上手くマッチするでしょう。

ダイワ(DAIWA) ウォッシャブルライフジャケット(ウエストタイプ自動・手動膨脹式) ブラックヘクス フリー DF-2207

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ダイワから発売されている、自動・手動膨張式のライフジャケットです。

こちらも桜マーク付きの国土交通省の型式承認品・TypeAになります。

サイズはフリーサイズで、ウエストサイズは55cmから140cmまで調整が可能です。

素材は、表地がポリエステル100%になっていて、気室はナイロン100%です。

浮力は、膨脹したら7.5kg/24時間以上に設定されています。

実際に手に取ってみると、細長くて扱いやすいコンパクトなものに仕上がっています。

実売価格は1万円台と、手ごろな価格帯に収まっています。

カラーラインナップは8種類用意されているので、好みのカラーを選ぶようにしてください。

桜マーク付きライフジャケットを着用して釣りに出かけよう!

桜マーク付きライフジャケットの特徴や、おすすめの機種をご紹介しましたが、いかがでしたか?

安全最優先で、釣りを楽しむようにしましょう!

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