上甑島・里(鹿児島県薩摩川内市)の磯で、シブダイやタバメ(ハマフエフキ)が本番を迎えた。わずか3時間で大型クーラー満タンの釣果に恵まれた釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・松田正記)
上甑島でシブダイ狙い
里のシブダイやタバメは今年も例年通りに開幕。ナイターによるカゴ釣りやブッ込みで狙うのが一般的で、シブダイの型は1~2kg。タバメは2~3kgを中心に、時折4~5kgの大型が交じる。
タックル図(作図:週刊つりニュース西部版APC・松田正記)
当日の状況
現地入りしたのは午前2時前。西からのウネリがあり、釣る場所が限られた。数人の釣り人を安全で大きい磯に降ろし、私は最後に射手崎の地磯に渡った。
渡礁後は急いでカゴ釣りの準備。ウキはケミホタル対応の遠投カゴサビキで、ハリはタバメの堅いアゴをとらえるカット真鯛を選択。オキアミボイルとキビナゴをエサにし、まずは足元をサオ1本のタナで探った。
1.5kg級シブダイ頭に連発
時合いはすぐに訪れた。1投目からウキがスパッと消え、サオに乗った。魚は力強く真下に突っ込むが、強引にリールを巻く。水面を割ったのは1.5kgほどのシブダイだった。アタリは連発し、1kg級のシブダイや700g前後のアカハタが次々に。さらに2kg前後のタバメを釣り、汗だくになったところで休憩。
その後は攻めるペースを落としたものの、夜明けまでにクーラー八分目になり、カゴ釣りを終了。残った時間はちょい投げでアカハタを少し追加し、8時すぎに納竿とした。
同日現在、早朝の気温は25度で水温は27度。釣行の際は、飲み物はもちろん、氷も多めに持参してほしい。
<週刊つりニュース西部版APC・松田正記/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2021年8月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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