強い東風も収まり、久々に沓尾海岸に穏やかな日が訪れたタイミングでゴムボートからキスを狙ってきた。満潮前後の3時間でキス54尾の釣果を得た釣行をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)
ボートからキス釣り
7月28日、1週間ほど続いていた強い東風も収まり、久々に沓尾海岸(福岡県行橋市)に穏やかな日が訪れた。待ちに待ったボートキス釣り日和の到来だ。
沓尾海岸では東風が吹きだすと国東方面から強い風と波が押し寄せてくるため、全く釣りにならない。しかし、東風以外の風では風裏となるため少々強い風が吹いても海上は波もなく穏やかなのでキス釣りは可能だ。
また、沓尾海岸は遠浅のためキスが釣れる時合いは満潮前後2時間が限度。当日の潮は満潮が午前11時29分なので9時30分から午後1時30分ごろまでがキスが釣れる時合いとなる。
ボートキスのタックル&エサ
仕掛けは、サオはキスザオ10号2.1m、リールはダブルハンドル3000番、ミチイトはPEライン1号100m、L型テンビンにオモリ10号をセットし、ハリス2号、ハリはキスバリ10号で私のオリジナル通称「キスまっしぐら」仕掛け。
エサは前日、白石の浜で掘ってきた赤虫(夏場は地下深く潜っているため掘り出すのに苦労した)。
ボートキスの釣り方
釣り方は、ポイントに到着した後、すぐにアンカーを入れず、試し釣りを行い、キスのアタリがあればゆっくりと音を立てずに静かにアンカーを入れてやる。
キスは物音に大変敏感な魚なので、アンカーを入れる音、船外機のプロペラ音などできるだけ音を立てずにポイントに近づくことが大切だ。
アンカーを入れた後、仕掛けを軽く20~30m遠投し、手前に引いてくる。この時、ツーンツーンとサオ先に力強いアタリがあればイトを少し緩めてその場で2~3秒ほどキスがハリに食いついてくるのを待つ。
その後、ゆっくり手前に仕掛けを引き寄せたときに更にツーンツーンと体に似合わない鋭いアタリがサオ先に伝わってくれば軽く手首でアワセを入れる。
エサの付け方
次にエサのつけ方だが、つけ方が悪いと釣果に大きな差が出ることは言うまでもない。エサはハリの長さと同じ長さに切ることが大事で、長すぎるとエサばかり取られてしまう。
エサをハリにつける時はハリに真っすぐになるようにつけることも大切。大きな誤りは、ハリの形と同じように曲げてつけること。
キスはエサを見つけると小さな口で吸い込んで食べるため、エサが真っすぐだと食べやすいが、エサがハリの形に曲がっているとエサの先端だけ食べて、なかなかハリ掛かりしないのだ。
1投目から良型22cm
さて、当日は沓尾海岸に午前9時ごろに到着。ボートを組み立て、忘れ物がないか点検してポイントへとボートを走らせる。
ポイントに着いて第1投、仕掛けが着底すると同時にイトフケを取っていたらいきなりツーンツーンとサオ先をひったくられた。なんと元気の良いキスの引きだろうか。
軽く手首でアワセを入れるとサオが美しく曲がった。慎重に巻き上げて、海面近くまで寄せるとびっくりするほどの良型キスが掛かっていた。
ボートの中で測ってみると22cmもあるキスだった。パールピンクの魚体を太陽に透かして見ると、透き通った魚体がなんとも美しい。
入れ食い楽しみキス54尾
その後、ボートの全方向でもキスの入れ食いに遭った。十分に釣ったところで納竿。午前10時~午後1時の3時間でキス54尾の超大漁節だった。
なお、当日の特筆すべきことは、ダブルで釣れた確率が全体の20%と、5回に1回はダブルで釣れたこと。いかに沓尾海岸の魚影が濃いか証明された釣行だった。
最後に、釣行時は救命胴衣を着用し、熱中症対策のため十分な水分補給をすることを忘れないこと。
<週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘/TSURINEWS編>
沓尾海岸
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