ジギングで19kgヒラマサ堂々浮上 キャスティングではラッシュタイムも

長崎県平戸市早福港の幸漁丸のお世話になって、ヒラマサを狙ってきた。私は最大6kgだったが、船中19kgのデカマサも上がった釣行をリポートしたい。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・末永駿也)

ジギングで19kgヒラマサ堂々浮上 キャスティングではラッシュタイムも

長崎平戸でジギング

7月26日、大潮。今回お世話になるのは行き慣れた幸漁丸。平戸市早福港は、午前5時すぎから船のエンジン音と出発のためにタックルの準備を行うアングラーで賑やかだ。

5時30分すぎ幸漁丸も出船。1時間ほど船を走らせて、まずは水深50m前後からのカケアガリでジギングからスタート。風も穏やかで少しウネリがある海況。「朝イチから目の覚めるようなデカイやつがこないかな」と、期待して心拍数が少し上がる。

何度か流して船を流し直す。すると同船者のジグにアタリがある。底から3シャクリくらいだった。力強いフッキングを2、3度と決めている。ん?ピクリとも動かない。

本人も違和感を感じて根掛かりしたと思い、サオを上下に揺する。根掛かりを外そうとサオを曲げてテンションをかけると、次の瞬間に強烈な突っ込み。ほぼフルに設定したドラグが引きずり出され、ドラグ音が船上で鳴り響く。魚だ。さぁ勝負開始。

19kgデカマサ堂々浮上

とにかくこれはデカイ。本人もサオを握る手の筋肉を一気に稼働させ、サオを曲げて対応する。耐えては少し出され、耐えては少し出され、を繰り返す。1分弱の攻防後、ようやく底から魚をはがし、少し余裕が見えてくる。それでもたまに強烈に突っ込む。油断はできない状態でのファイト。

サオをしっかりと曲げてラインのテンションを緩めないように慎重に巻き上げてくる。ヒラマサは船の下へ潜ろうと最後の力で応戦するも、船長と息を合わせ無事にネットイン。

ジギングで19kgヒラマサ堂々浮上 キャスティングではラッシュタイムも19kgデカマサキャッチ(提供:週刊つりニュース西部版APC・末永駿也)

船上に横たわったのは堂々の19kgオーバーの大マサ。釣った本人より、船長と私の方が喜んでいる。それぐらい立派で貫禄のあるヒラマサだった。

引き込み楽しみ6kg良型手中

気をあらためて船を流し直す。ヒラゴサイズがぽつぽつ釣れていき船上も賑やかになっていく。水深60mからのカケアガリ。ベイトタックルに持ち換え、ハイピッチぎみでジグをしっかり動かす。底から12~13回シャクった時、一瞬ジグがフワッと軽くなった次の瞬間にバイト。

フッキングを入れてファイト開始。PEライン2.5号と上五島海域では細いラインを使っていたため、ドラグ設定6kgくらいの設定。このヒラマサは走る走る。夏マサらしいスピードと強い突っ込みで楽しませてくれる。無理はせずに走らせながら少しずつ巻いていく。上がってきたのは6kgほどのヒラマサだった。

ジギングで19kgヒラマサ堂々浮上 キャスティングではラッシュタイムも良型ヒラマサ手中(提供:週刊つりニュース西部版APC・末永駿也)

その後、大きいサイズこそ出ないがジギングで釣れ続け、潮のタイミングを見てキャスティングのポイントへ船を走らせる。

ラッシュ突入で続々ヒット

午後の下げ潮のタイミング。ポイントへ着くとベイトを捕食するヒラマサの姿が見て取れる。仮眠していた目が一瞬で覚めた。合図と同時にキャスティング開始。するといきなりヒット。

ジャークさせ、ルアーが潜った際のヒットだったため、サイズが分かりにくかったがそんな大物ではないが引きが何かおかしい。と、思っていたらまさかのハマチのダブルヒットだった。「ヒラマサが良かった~」と思う感情は押し込み、とりあえず釣れたことにひと安心。

ジギングで19kgヒラマサ堂々浮上 キャスティングではラッシュタイムもヒラマサ続々浮上(提供:週刊つりニュース西部版APC・末永駿也)

ここからは怒とうのバイトラッシュに入る。投げればバイト、ヒット、キャッチが続き盛り上がっていくが、大マサが現れないまま時間だけがすぎていく。

同船者のルアーに大マサであろうバイトもフッキングせず、同時にアタックしてきた5kgサイズがヒットしたりと、ビックチャンスはあったが最大8kgで大マサキャッチとはいかずタイムアップ。大マサは次の釣行に期待したい。

<週刊つりニュース西部版APC・末永駿也/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
幸漁丸
出船場所:早福港
この記事は『週刊つりニュース西部版』2021年8月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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