初夏にシーズンインするハゼ釣りは、釣果確実で釣り入門にぴったり。東京都心のデキハゼ釣りおすすめポイント4選を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター菊池英則)
佃堀

隅田川の入り江になっている船着き場の佃堀。親水公園も整備され、佃煮屋でお土産を買えるなど、観光地としても知られています。ハゼ釣りの超一級ポイントとしても有名で、6月前後から数釣りが楽しめるようになります。
赤い佃小橋より手前の深場は、特に休日は釣り人が多いものの、ハゼの魚影も濃く、条件次第で数釣りが楽しめます。
あまり釣り人が多いようなら、佃堀の曲がり角付近を狙ってみてもいいでしょう。こちらは、干潮時でも比較的水深があり、釣り人も少ない穴場です。係留してある船の周りで、9月いっぱいまでハゼを狙うことができます。

さまざまなエサが有効
佃堀は古くからのハゼ釣り場なので、地元の方が使っているエサを見せてもらうことも参考になります。青イソメはもちろん、ホタテ、桜エビ、かまぼこなど、皆さん工夫してハゼを狙っています。
土日は混雑して魚に対するプレッシャーが高いのも事実なので、できれば平日に訪ねた方がいいでしょう。
地下鉄「月島」駅より徒歩5分
佃堀
月島川

佃堀から徒歩10分ほど。もんじゃ焼き通りの南に位置する月島川も、古くよりハゼの名所として知られています。5月終わりからデキハゼが釣れ始め、9月いっぱいまで狙うことができます。
西仲橋の西側は親水護岸になっており、階段状で柵もあるので、ファミリーでも安心して釣ることができます。干潮時の方が、階段のいちばん下の段に降りることができるので釣りやすいので、竿が短い場合にオススメです。
ポイントは、運河の中心を狙うと大型ハゼが釣れることもありますが、デキハゼ狙いなら、柵のすぐ下でも十分に釣れます。特に、潮が満ちてくると階段にハゼの群れが登ってくるため、すぐ目の前で見えるハゼを狙うこともできます。
地下鉄大江戸線「勝どき」駅から徒歩3分
月島川
江戸川放水路

江戸川放水路は、江戸川という名前ですが、上流に河口堰があって普段は海水がたまっているので、事実上、東京湾の入り江になっています。
ボートで狙うハゼのメッカとして知られており、束(100尾)単位の釣果が出ることも珍しくありません。近年は、ボートより安い値段で船宿の桟橋を開放するお店も増えており、青イソメを現地で調達できるほか、貸し竿もあるので手軽に楽しめます。
潮の満ち引きでかなり水深がかわるポイントなので、ハゼがいる場所を探しながら、浅場、深場と移動することが釣果を伸ばすカギになります。
どうしても、料金を払いたくない方は、川岸から長い竿で狙うのもオススメです。潮次第で長靴で手軽に狙えるほか、ウェーダーで立ちこんで本格的に狙う釣り人もいるようです。
地下鉄東西線「妙典」もしくは「原木中山」駅より徒歩
江戸川放水路
大井ふ頭中央海浜公園「なぎさの森」
京浜地区のハゼ釣り場の中で最も有名な「なぎさの森」。しおじ磯、夕やけなぎさ、はぜつき磯というエリアで構成されており、デキハゼ狙いでは「夕やけなぎさ」に立ち込んで釣るのが最も確実。5月終わりから無数のデキハゼが群れており、ハリはソデ2号程度のサイズからスタートします。
なぎさは遠浅なため、かなり沖まで立ち込めますが、岩や牡蛎殼でケガをする恐れがあるので、長靴やウェーダーを着用するといいでしょう。
東京モノレール「大井競馬場前」より徒歩。もしくは品川駅東口から都営バス「八潮南」下車。
大井ふ頭中央海浜公園「なぎさの森」
カニやエビのゲストも美味しい
参考ですが、ハゼが好む汽水域はエビ類やカニ類といった干潟に棲む生き物の宝庫で、ゲストとして釣れることもあります。中でも東京湾からの水路に多く見られる、テナガエビとガザミ(ワタリガニ)は、よくヒットします。根掛かりかと思って竿を上げた時に、動かせる重みを感じたら、慎重に取り込みましょう。ゲストが掛かっているかもしれません。
最後に、美味しいゲストの調理方法。エビはハゼといっしょに唐揚げにすると香ばしく食べられます。ガザミは塩を入れた鍋で、沸騰してから15分ほど茹でて、味わうことができます。

これからトップシーズンを迎える東京都心のデキハゼ。釣りデビューに最適なので、一度ファミリーで出かけてみてはいかがでしょうか。
<菊池英則/TSURINEWSライター>
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