ブルーギルをルアーで釣りたい!生態や特徴は?簡単に釣れるおすすめルアーも詳しく解説!
ほぼ全国の淡水域に棲息するようになった、ブルーギル。
本来アメリカに棲んでいた魚が、日本で釣れるようになったのには理由があります。
ルアーにかかると激しく抵抗し、独特の引き味を楽しめることでも知られていますよね。
初心者の人がルアー釣りに慣れるには、恰好の対象魚といえるでしょう。
流行りのゲーム「あつ森」でも、結構頻繁に釣れますよね。
ここでは、ブルーギルにまつわる話と今後の展望、活かし方について考えてみます。
釣るのに適したおすすめルアーもご紹介しますよ。
ブルーギルとは
ブルーギルとは、アメリカ大陸を原産とするサンフィッシュ科ブルーギル属の淡水魚のことです。
1960年に先の天皇陛下がまだ皇太子でいらっしゃったころ、当時のアメリカ・シカゴ市長から寄贈されたものを日本に持ち帰られたのです。
食用として研究し、静岡県伊東市にある一碧湖に放流されました。
それがこんなに全国に広まるとは、誰も想像していなかったでしょう。
悪意を持っておこなったことではないのに、責任問題を追及する風潮がありますが、まだブルーギルはけしからん!と怒り続けますか?
食用として日本にやってきた経緯があるのなら、それを膨らませることに力を注いでみましょう。
以前琵琶湖のイベントで、ギルバーガーをごちそうになりました。
小骨の多い魚ですから食べにくいかな?と思っていたのですが、油で揚げてあったので全く問題なし。
身にも淡水魚独特の臭みがなく、美味しく食べることができましたよ。
それ以降、ブルーギルが釣れたら持ち帰って、あれこれ料理法を試し研究しています。
再放流など法律で禁じられていることはしてはいけませんが、駆除という心ない言葉で生き物の命を粗末に扱うより、食べるための工夫にチャレンジしてみてはいかがでしょう。
ブルーギルの生態
ブルーギルの生態についてご紹介しましょう。
4月から6月にかけて産卵を行い、生まれてきた稚魚を守る習性があります。
タイヤのような丸い産卵床を作るので、どこに潜んでいるかすぐに見つけることができるでしょう。
餌でも釣れるのですが、どうせならルアーを操って食い付かせてみたいですよね。
さまざまなルアーに反応してくるので、カラーやサイズを変えながらよく釣れるものを探すのも楽しいですよ。
ブルーギルの様子を観察してバス釣りに活かそう!
ブルーギルの口は、ボディサイズにしては小さいほうです。
ギザギザの歯が数多く付いているので、軟らかいワームなどのルアーを使うと、すぐに切られてしまいます。
そういう意味では、ルアーを消耗させるイメージの強いブルーギルですが、噛まれてもちぎれないハードルアーに交換すれば、何ら問題はないでしょう。
ブルーギルが悠々と泳いでいるエリアには、バスはいないとされていますが、夕方になるとそのエリアをバスが襲っています。
捕食対象としてブルーギルを意識しているのは間違いありませんから、バスを釣りたい人もブルーギルを見つけることで、その日の釣り方を組み立てることができるといえるでしょう。
ブルーギルを釣るのにおすすめのルアーはこちら!
ブルーギルを釣るのにおすすめのルアーは、何といってもワームです。
でもすぐにちぎられてしまうので、メインで使うにはちょっともったいないですよね。
そこで使いたいのが、クランクベイトやミノー・シャッド・メタルジグなどのハードルアーです。
バス釣り用はもちろん、意外なルアーがよく効くことをご存じですか?
シマノ(SHIMANO) ルアー バンタム マクベス タイニー ZQ-C39T 010 ブルーチャート
2020年にシマノからリリースされた、極小サイズのクランクベイトです。
全長なんと39ミリで自重は5グラムしかありません。
それでもウエイト位置の低重心化でとてもキビキビとアクションし、広範囲からブルーギルを集めてくれますよ。
フックには、8番サイズのトレブルフックが装備されていて、このサイズならブルーギルのおちょぼ口でも吸い込むことができます。
ほとんどのカラーを試しましたが、アメザリとネーミングされている赤+オレンジ系のものが、圧倒的によく釣れますね。
20匹程度なら、さほど時間をかけずとも釣り上げることが可能でしょう。
スピニングタックルなら、遠投を駆使して広範囲からブルーギルを獲っていけるでしょう。
ベイトタックルなら、ベイトフィネスリールを用意すれば、難なく20メートルほどキャストすることができます。
さまざまなポイントや層をトレースしながら、ブルーギルの有無をチェックしてください。
完全なクリアボディのものも、将来的にラインナップしてもらいたいですね。
DUO(デュオ) メタルジグ テトラワークス テトラジグ 46mm 10g ゼブラグロー PJA0101 ルアー
コンパクトサイズのメタルジグで、ライトソルトウォーターゲームに用いるものが、実はブルーギルによく効きます。
小さいことが、ブルーギルの捕食対象としっかり重なるからでしょうか。
ブルーギルは卵を好んで食べる習性がありますが、それと同じくらい稚魚を襲っているシーンをよく見かけます。
メタルジグならボトム付近に漂っているブルーギルを、確実に誘ってバイトに持ち込むことができるでしょう。
稚魚に見えていると想定して、逃走アクションを演出してみるとバイトが頻発しますよ。
ジギング用のアシストフックが付いているので、そのままぶら下げて使ってみてください。
ブルーギルのエラの外側に掛かっていることが多いでしょうか。
MOREBITES(モアバイツ) ルアー リトルハンターポップ クリアチャート ULU-031
ポッパーも小型のものにすると、俄然ブルーギルが襲ってくるようになります。
水面をポコポコ動かす前に、着水時にしっかり音を立てることでバイトに持ち込めますよ。
少し天ぷらキャスト気味にして、ポッパーで水面を垂直に叩いてみてください。
同じポイントに連続してキャストしていると、いきなりブルーギルが食い付いてくるかもしれません。
JACKALL(ジャッカル) シャッド ソウルシャッド SP 52mm 4g HLキンクロ
ジャッカルのソウルシャッドは、サイズのバリエーションが豊富ですから、できるだけ小さなタイプを選んでキャストしてみましょう。
潜らせてからそこにとどめておくと、ブルーギルが接近してきてバイトを繰り返します。
アタリがあってもすぐにフッキングするのではなく、ブルーギルがルアーを持ち去ろうとしてラインが張り詰める瞬間に、逆方向にロッドを倒しながら巻きアワセをしてください。
口ではなく体側にフックが掛かってしまうこともありますから、素早くランディングすることを心がけましょう。
イッセイ(ISSEI) メタルバイブ G.C.ザリメタル 12g アメリカザリガニ #19 ルアー
一誠のザリメタルは、鉄板系バイブレーションの中でも薄くてコンパクトですから、ブルーギル釣りにも効果的です。
リフト&フォールで誘うこともできますし、リトリーブしながら巻きスピードに強弱をつけて食わせることも可能です。
ダブルフックが標準で装備されていますから、しっかりと強めにフッキングするほうが、確実にとらえることができるでしょう。
特にボトム付近でのアタリは、微細にしか手元に伝わってこないので、確実に刺さるようにロッドを振り上げたいですね。
ダイワ(DAIWA) ハゼスプーン 1g 水玉レッドヘッド ルアー
アジングやハゼ釣りに用いるスプーンルアーには、独特のカラーリングが施されています。
トラウト用でも釣れるのですが、このハゼ釣り用スプーンを池でキャストすると、ブルーギルが入れ掛かり状態に。
トレースする層をコントロールするのもカンタンですから、よく釣れるポイントを見つけたら根こそぎ釣ってしまえるかのような展開を楽しめるでしょう。
ライトラインとスピニングタックルの組み合わせになるので、ソルトウォーターのものを転用してもいいかもしれませんね。
スミス(SMITH LTD) ルアー AR-S トラウトモデル 3.5g 14mm #16 MEPI
トラウトゲームでよく使うスピナーにも、ブルーギルはよく反応してくれます。
このスピナーは、キャストして着水後、すぐにブレードが回転するように仕上げられていますよ。
表層をブルーギルが意識しているときに、早めのリトリーブで後追いバイトに持ち込んでみましょう。
同じスピードで泳がせるか、ややスピードアップを仕掛けると、思わずバイトしてくるケースが多いです。
逃げられると感じて、口を使ってしまうのでしょうか。
ブルーギルをルアーで釣ってスキルアップを図ろう!
ブルーギルの特徴や、おすすめのハードルアーをご紹介しましたが、いかがでしたか?
誰でもカンタンに釣れるので、初心者の人を連れて行くと喜ばれるかもしれません。
背びれが鋭く尖っていますから、刺さったフックを外すときはじゅうぶん注意しましょう。
持ち帰って食べるつもりなら、現地で締めてクーラーボックスで冷蔵状態にするようにしたいものです。
ただし、淡水魚は刺身などの生食には向いていません。
必ず火で加熱してから食べることを心がけてくださいね。
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