釣行後ルーティーン:アジング編 当日の『振り返り』が重要なワケとは

アジングはやり込む要素が多い釣り。釣行後に釣具をメンテしながら、その日のパターンを振り返ることは、次の釣果に繋げるために大事なことだ。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

釣行後ルーティーン:アジング編 当日の『振り返り』が重要なワケとは

まずはジグヘッドを洗う

アジンガーの5割くらいはやっているだろうか?私は必ず、ジグヘッドの水洗いを帰ってきて最初に必ず洗う。もちろんプラグを使ったときにも、十分に水洗いをする。ザルにざっと入れて、水道水をジャーと流しっぱなしにして1分程度洗うだけだ。

そもそも、なぜジグヘッドを洗うのか?答えはカンタンで、錆びやすいからだ。アジングでもっとも海水に浸かっているのは、ラインでもロッドのガイドでもなく、ジグヘッドである。海水の威力は恐ろしいものがある。私は一度、ピンオンリールを落としたことがあるが、そのときはたった10秒足らず浸けただけで、2時間後には真っ赤な錆が……。

金バリは錆びやすい?

錆びたジグヘッドは、ハリ先が甘くなりやすい。また大型がきたときの耐久性という問題もある。錆びていると、チヌなどの歯では折られる危険もある。特にアジング用で多い金バリは錆びやすい。必ず洗ってウエスで拭うまでやろう。

釣行後ルーティーン:アジング編 当日の『振り返り』が重要なワケとは金バリは錆びやすいので注意(提供:WEBライター・井上海生)

タックルの水洗い

ジグヘッドの水洗いが終わってから、道具類の水洗いをする。リール、ロッド。水でジャーだ。特にリールの、ライン部分は、ライトラインは傷みやすいはずなのでしっかり揉み込んで洗う。タモを使ったときには、中性洗剤で泡立てて、何度も洗って魚のニオイをとる。

リールのメンテナンスに関しては、いろいろと意見が分かれるようだ。釣行頻度が高いアングラーは、あまり水洗いしない方が良いとも聞く(リールに余計な水分が入ってしまうから?)。また、オイルが流れてしまうから、お湯は使ってはいけないとか。だが、私はやはり昔からの習い性で、毎回ドラグをフルロックして水をかける。

サオのガイドの水洗いは、絶対にやっておいた方がいいだろう。付け加えて言うと、水洗いした後にウエスで拭うところまでやった方が良いだろう。微妙に残留した塩分が、たまーにガイドの脚の部分で錆を吹くことがある。しっかりと手をかければ、それも防げるはずだ。

当日のパターンを振り返る

アジングは毎回が学習である。その日、そのときのパターンを分析して、自分の中に引き出しをいくつも作っていく。次の海で最高のパフォーマンスを出すために、頼りになるのは道具の力ではない。人間の経験と学習能力だ。

例えば私の場合、先日はいつもの常夜灯下で、初めて巻きパターンを経験した。レンジキープ「止め」の釣りでは、まったく食ってこなかった。こんなことは異例なのだが、プラグでサバも釣れた。メタルルアーにもアジが食ってきて、本当に巻き以外では触るだけだった。

釣行後ルーティーン:アジング編 当日の『振り返り』が重要なワケとは筆者にとって初のパターンとなったプラグの巻き(提供:WEBライター・井上海生)

それがなぜなのかは分からないところがある。冬のシャローのリバーアジングだ。単にベイトフィッシュパターンとも思えない。しかし、とにかく「巻き」というオプションを試すのが遅すぎた。自分の中でここのアジは0.4gのヘッドでレンジキープというパターンが出来上がっており、「巻き」があるなんて思っていなかったのだ。

このような発見は、確実に次に活きる。アジングビギナーは、例えば「新月大潮周りは常夜灯下がやはりカンタンだ」など、そういうところから、その都度の釣行ごとにどういう状況でどんなパターンがハマったか、自分の中に「釣れるパターン」を組み立てていこう。

次の釣行に活かす

海水温が低くなると、アジは難しくなる。15℃くらいがアジの適水温と言われていて、これを下回ると食いが悪くなるのだが、12℃くらいまでは遜色なく釣れる日もある。冬はその日の海水温とアジの動き方も、頭の中で意識して読みをつくりたい。

また秋は、イカ、タチウオの活性とアジの動きが相関する。次の潮回りは満月?それならイカとタチウオの活性が上がって、アジは渋くなる。そういう他魚種との関係も知って、次の釣行に向けて「入る場所、打つべき範囲」まで考えて、その日のアジングを振り返ってみよう。

釣行後ルーティーン:アジング編 当日の『振り返り』が重要なワケとは釣るだけで満足せずパターン分析を(提供:WEBライター・井上海生)

<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>

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