マダラ釣りの仕掛けを解説!エサ釣りやジギングで楽しめるマダラ釣り特集
マダラといえば、一般的には冬がメインの釣り物ですが、魚の活性が高い夏のマダラも人気があることをご存知でしょうか?
珍味ともいえる白子はオフの時期ですが、実は夏の方がよく身が締まっていて美味しいと言われていて、夏はマダラ釣りをしっかり楽しめる季節なんです。
今回はそんなマダラのエサ釣りやジギングの釣り方や仕掛けをご紹介します。
マダラの釣り方【ジギング編】
マダラは深海の海底に潜んでいて、鱈腹という言葉そのままに食えるものなら手当たり次第に口にする大食漢な魚です。
そんな大食漢な魚なので、ルアーにもよく反応し、ここ数年の間に日本海のあちこちでマダラをターゲットにしたジギングが定着し始めています。
マダラのジギングは、ターゲットが5~10㎏を超える大型魚なので、釣り上げるのは非常に面白く、さらには、食べてもとても美味しいので、人気が出るのも頷けます。
マダラジギングのおすすめタックル
まずは、マダラを仕留めるためのジギングタックルから紹介していきましょう!
マダラジギングのおすすめロッド
海底近くを生活圏にしているマダラは、青物ほど動きが俊敏ではないため、深場のアカムツやカサゴなどと同じようにゆっくりした誘い方をするスロージギングがおすすめです。
このためロッドもスロージギング専用で、300gから500gのジグが操作できるものが必要です。
マダラがヒットするのは、ほとんどがフォールの最中なので、誘いのストロークが大きくとれる少し長めのロッドがマダラ釣りにぴったりですよ!
ゲームタイプスローJ B66-4は、長めのロッドが生み出すスロー&フォールアクションを売りにしているので、マダラ釣りにお勧な1本です。
この他にパワーのあるオシアジガーインフィニティのB635あたりもお勧めです。
オシアジガー インフィニティB635
参考価格¥48,000
マダラジギングにおすすめのリール
リールはPEラインの1.5~2号が500mぐらい巻けるジギング専用のものが必要です。
実際に釣る水深は200m程度ですが、ラインが細いため根掛かりやお祭りなどのトラブルに見舞われたとき、高切れなどに備えて多めに巻いておく必要があるのです。
水深が深いのでパワーハンドル付きでハイギアタイプがあれば万全です。
例えばシマノのオシアジガー1500HGか2000NRHGあたりが使いやすいと思います。
マダラジギングおすすめのライン
ラインは1.5号を巻いておけば大丈夫ですが、根が粗い釣り場や大型が出る場所では2号を巻いておくと安心です。
できればしなやかで強度もある4本よりか8本よりがお勧めです。
リーダーはフロロカーボンラインの6~8号を3mほど取りラインとの結束はFGノットがお勧めです。
FGノットの結び方については次の記事で説明していますので、参考にしてみてくださいね。
マダラジギングにおすすめのメタルジグ
ジギングで重要なタックルのひとつメタルジグは、たっぷり用意して出かけましょう!
ウエイトは300gから最大で500gもあれば十分と思います。
スロージギング用でジグの後方に重心があるようなジグが操作しやすく、カラーはグロー系でゴールドベースの赤金や黒金オレンジ、ピンクホロが定番です。
アシストフックはフロントとリアに2本ずつ付けて、フックの大きさは4/0が良く使われる大きさですが、3/0と5/0も用意しておくといいですよ!
また、リアに付けるアシストフックにグロー系のタコベイトを付けておいても効果があるそうです。
ジギングでの釣り方・しゃくり方
ポイントに着いて釣りがスタートしたら、ジグを放り込み底まで落とします。
底へ着いたらすぐに糸ふけを取ってロッドをゆっくり大きくしゃくり、ジグをしっかりアピールしておいてからフリーフォールかテンションフォールで誘いましょう。
しゃくりを入れるときはロッドのグリップエンドを肘に当てながらやるとしゃくり幅が大きくなってフォールさせる時間も長くなります。
フリーフォールのときは、水平状態のジグが水の抵抗で木の葉のようにひらひらと落ちていく動きで魚を誘い、テンションフォールのときは、ジグに上向きの負荷がかかるため水平状態を保ちながら斜めに滑るような動きをします。
その日、どちらの動きにマダラが良く反応するかを見極めて誘ってみてください。
もし、どちらの動きにも反応がないときは、ジギングの基本的な誘い方になるスローピッチジャークも試してください。
1回しゃくってリールのハンドルを4分の1か2分の1回転させ、小刻みにジグを動かして誘う方法です。
マダラのタナは底から3~5m、この間を重点的に誘ってください。
もちろん魚が浮いていることもありますが、それでも底から10mまでの範囲で探れば十分です。
アタリが出たら大アワセせずにゆっくり巻き合わせがおすすめです!
タラは身が柔らかいので大アワセすると身切れしてしまうため、ゆっくりテンションを掛けながら一定のスピードでリールを巻き取り込んで下さい。
深い場所から上げてくるので、取り込みに時間がかかるため女性アングラーは大変かも…
そんな人のためにジギング専用の電動リールも発売されているので、電動ジギングを楽しんでみるのもいかも知れません。
電動ジギングと言われてもイメージがつきにくい方は、電動ジギングの釣行記を読んでみるといいですよ!
マダラの釣り方【エサ釣り編】
マダラは、エサを使って釣る釣りも一般的です。
ジギングの次は、マダラのエサ釣りについてご紹介します。
マダラは水深200mを超える深海の底近くに生息する魚。
このような魚を釣るためには出来るだけ早く海底まで仕掛けを届けなくては釣れません。
そのため、マダラのエサ釣りでは、150号とか200号の大きなオモリを使うのが一般的です。
そして、このような大きなオモリや10㎏を超える大ダラの引きに耐えられる竿やリールも用意しなければなりません。
マダラのエサ釣りに最適なタックル
マダラのエサ釣りでは、多くが電動リールを使用して行います。
また、マダラは深海魚のため、それに対応できる深海魚用ロッドが必要です。
それでは、マダラのエサ釣りに最適なタックルを紹介していきましょう!
マダラのエサ釣りにおすすめのロッド
まずは、調子の問題ですが、極端な先調子だと船が揺れる度に竿先が反発し仕掛けがピンピンと跳ねて安定しないのでお勧めできません。
竿の長さと腰の柔らかさで揺れる船の動きをカバーしてくれる、そんな竿が理想的ですね。
仕掛けの全長が4m近くになるので、竿は最低2・4m以上ある方が使いやすいでしょう。
お勧めするとすれば、カーボンとグラスを融合させ、さらにブランクスをカーボンテープでスパイラル状に締め上げてあるために粘りとパワーが持ち味のシマノのディープゲーム150-240や7:3調子で操作性が良く、細かなアタリもよく拾ってくれるダイワのシーパワー73の120-240もタラ以外の釣りにも十分使える汎用性がありお勧めできる1本です。
シマノ(SHIMANO) ロッド 船竿 ディープゲーム 150-240 汎用ロッド 北海道 オニカサゴ アカムツ ライトキンメ
参考価格¥22,880
マダラのエサ釣りにおすすめのリール
リールは、中大型の電動リールが必要です。
4~6号のPEラインが最低400m以上は巻くことが出来て、巻き取りスピードが速いものを選んでください。
水深が200m程度のポイントを釣るのに400mもの糸巻き量がなぜ必要なのか、そう思う人がいるかもしれませんが、根掛かりやお祭りで道糸が途中から切れてしまうアクシデントが良くあるからです。
なので一度や二度は高切れしてもまだ釣りができるという、余裕のある糸巻き量が欲しいのです。
シマノだと5号のPEラインが600m巻けるフォースマスターの4000番か6号のPEが750m巻けるフォースマスター6000。
プレイズの4000番もOKです。ダイワの場合は4号のPEが500m巻けるシーボーグ500JPより上の機種がお勧めです。
ヨリ取りリングを活用しよう!
仕掛けは、底根が粗い場所や魚が少し浮いているときは5本バリも使いますが、基本は底狙いで良く浮いても5mまでだから3本バリ仕掛けで十分です。
仕掛けは幹糸が20号で枝間は1.5m取ります。
幹糸の一番下だけ10号の捨て糸で結び、オモリが根に掛かったとき切れやすくしておきます。
こうしておくと根掛かりしても仕掛け全体を失うことが少ないからです。
ハリはムツバリの20~22号で釣れる魚の大きさに合わせてサイズを変えてください。
マダラは大口なので少々ハリが大きくてもお構いなしに食ってきます。
ハリのチモトにグロー系のタコベイトを付けておくと集魚効果もあるし、エサが取れてもタコベイトに食ってくることがありますよ!
ちなみに、道糸と仕掛けの間にヨリ取りリングを付けておくと絡み防止になるのでおすすめです。
マダラのエサ釣りのエサ
大食いのタラは、何でも食べるので色んなエサが使われます。
カツオの腹身やイカ、サンマやサバなどが良く使われますが、脂分の多いサンマが一番効果があるように思います。
イカの短冊のエサは身の3分の2くらいから切れ目を入れて2つ割にし、水中でひらひらするようにしておくと効果的です。
サンマは三枚に下ろした身を縦に2つ割にし、身が硬い尻尾の方を縫い刺しにしておくとエサもちがいいです。
また、半身を斜めに2つに切り塩で締めてから片方は尾びれの付け根、もう一つは胸鰭の硬い部分にハリを刺すと外れにくいです。
エサ釣りでの釣り方
タラはボトムを釣る釣りなので、底立ちさえ取れたら、そう難しい釣りではありません。
ハリを引っかけないよう気を付けてオモリを投入したら、底へ着くまで仕掛けを送りこんで着底を待ちます。
ふっと糸ふけが出来たらそれが着底の合図です。
すぐに糸ふけを取って道糸を張り、船の揺れに合わせてトントンとオモリが底を叩く状態でアタリを待ちます。
潮の状態がいいときは、少し道糸を送りこんで仕掛けを這わせ、連掛けを狙ってもいいのですが、アタリが出ても待ちすぎたり、さらに道糸を送りこんだりするとお祭りになったりしてバラすことがよくあります。
アタリは明確に出るので、当たれば1匹ずつ確実に取り込んだ方がよさそうです。
身が柔らかい魚なので、取り込むときは少しゆっくり目に一定のスピードでリールを巻き、水面まで引き上げてください。
強引に取り込むと身切れでバラすことがあります。
また、釣り上げた魚を締めたとき、血は海へ流さないように気をつけてください。
血を流すと、サメが寄ってきて釣りが続けられなくなることがあるからです。
今回は、マダラ釣りについて、ジギングとエサ釣りを解説しました!
みなさんも電動ジギングやエサ釣りで、マダラをゲットしてみてください。
釣れたマダラは、おいしく調理して食べると、より釣りが楽しく感じられるのでは無いでしょうか?
マダラの美味しい食べ方やレシピ、食文化については次の記事で解説しています。
ぜひ読んでみてくださいね。
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