アメリカナマズを釣って食べよう!おすすめの食べ方や釣りタックルをピックアップ
関東の霞ヶ浦水系に出没するアメリカナマズ、その姿を見たことはありますか?。
立派なヒゲが生えているので、一瞬ナマズだ!と判断してしまいがちですが、尾ひれも背びれもしっかり突き出ているので、別の魚に見えてしまいます。
どうやら現地では嫌われ者らしく、釣り上げられて地表に放置されている姿も。
いやいや、悪臭が漂っていますし、生き物ですからこんな扱いをしてはいけません。
食用として移植され養殖もされていたのですから、まずは釣ってみて、食べることにもチャレンジしてみましょう。
ここでは、アメリカナマズについてご紹介します。
アメリカナマズとは
アメリリカナマズとは、ナマズ目アメリカナマズ科の魚のことです。
日本の在来種であるナマズとは、姿・形が違うのは当然ですね。
アメリカやカナダ・メキシコに生息していて、日本には食用目的で1970年代に移植されています。
1980年代には霞ヶ浦に定着、その繁殖力の強さから数がどんどん増えているのが現状といったところでしょうか。
他国の生き物を人の手で入れれば、こういう事態になるのは当然でしょう。
完璧に管理しているつもりでも、悪天候になれば養殖棚は壊れるでしょうし、逃げ出せば後追いすることも難しくなります。
そこで法律を制定し、チャネルキャットフィッシュとして特定外来生物に指定されるに至っています。
それでも増え過ぎた個体は、霞ヶ浦以外にも広がりをみせてとどまるところを知りません。
次の一手が必要であり、とらえたアメリカナマズを魚粉に加工、肉骨粉の代わりに養鶏・養豚などの飼料に使うようになりました。
また有機肥料としても活用されていますよ。
食べ切れない大量のイワシを肥料にしたのと同じ発想ですね。
食用として移植されたアメリカナマズ
アメリカナマズは、アメリカでは食用として扱われています。
日本にもそのつもりで移植したのですから、活用しないなんてもったいないですよね。
前述の有効活用以外にも、アングラーレベルで釣り上げたアメリカナマズを食べることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
餌釣り仕掛けやルアーによって釣れた個体を、その場で締めて持ち帰れば、料理することができるはずです。
アメリカナマズを釣って料理し、美味しく食べることころまで収めている動画を見つけました。
みんなでワイワイ釣りを楽しんでいる動画はこちら!調理シーンも収録
美味しく食べることで活かされる命
アメリカナマズは、腐肉食性の魚です。
すなわち、死んだ生き物の肉を食べ尽くしてくれる、自然界のお掃除屋さんなわけです。
「えっ、そんな魚を釣って食べるの?」
いやいや、エビやカニも自然界をキレイにしてくれている生き物ですし、我々は好んで食べるじゃないですか。
しっかりとさばいて下処理すれば、アメリカナマズも美味しく食べることができますよ。
初めてアメリカナマズ釣りに取り組んだ動画を見つけましたのでご覧ください。
とても丁寧に編集されていて、料理して食べるシーンも収められています。
初めてアメリカナマズを釣ってみた動画はこちら!料理にもチャレンジ
アメリカナマズを釣るのにおすすめのタックルをピックアップ!
それでは、アメリカナマズを釣り上げるのにおすすめのタックルをご紹介しましょう。
まずは、餌釣りから。
アメリカナマズが好んで食べるものといえば、ニオイきつめのトロリとした食感のもの。
手に入れやすく奇抜な餌としてインパクトが強いのは、コレでしょう!
最初に試したときは、「こんな餌で釣れるの?」と疑心暗鬼でしたが、びっくりするほど集魚効果が高く、ハリ持ちも良いのでおすすめです。
ついつい自分が食べたくなるのをグッと我慢して、ひとつのハリに房掛けをしてポイントへ投入してください。
狙うのは、地形変化のあるところ。
港や水門に隣接しているブレイクラインや、護岸の際などに仕掛けを落とし込むと、あまり待たなくてもアタリが発生することが。
これなら撒き餌を用意する必要もありませんし、生魚の切り身などの餌も持参しなくて済むでしょう。
うっかり餌を買い忘れても、釣り場近くのコンビニやスーパーで購入することができますよ。
とても便利な簡易餌といえるでしょう。
丸セイゴやカイズ針も試してみたのですが、かなり飲み込まれる確率が高いので、うなぎ釣り専用の針を使ってみることをおすすめします。
ここに餌を通し刺しにして、ぶっこみ仕掛けでアプローチしてみましょう。
標準で結ばれているのが5号のハリスですから、相当なビッグサイズが掛かっても対処できるはずです。
アタリが穂先に出て、何度も曲がってからフッキングしても間に合いますよ。
丸型のオモリにすると、飛距離を稼げますし、着底してから転がる可能性があるので、地形変化の最も低い場所をとらえることができます。
流れの強い条件ではおすすめしませんが、根掛かりしてもロッドを立てればカンタンに外れるので、最初はこの丸型オモリから始めて、釣り場の地形把握に努めましょう。
軽くするほど浮き上がりやすいので、シチュエーションに合わせて使い分けてください。
全長2.18メートルのパックロッドです。
手荷物をコンパクトに抑えたい人におすすめで、オモリ負荷は12号まで。
ぶっこみ仕掛けを投入するなら、じゅうぶんな強さと張りを持っています。
遠投しながら足元のポイントも攻めることができるので、とても扱いやすいでしょう。
しっかりした作りなので、軽めのルアーキャストにも活用できるのがいいですね。
いくつもタックルを釣り場に持ち込めない状況なら、この1本で解決してください。
ナイロンラインの12ポンド=約3号を200メートル巻くことができるスピニングリールです。
しっかりキャストできますし、大型のアメリカナマズが掛かっても、ドラグを出しつつやり取りを楽しめますよ。
自重230グラムと軽量なのも大きなメリットでしょう。
長時間に渡って釣り場に立っていても、あまり疲れずに続けられそうですね。
12ポンドラインなら、ルアーキャストに転用することも可能です。
軽いルアーなら、ショックリーダーを結ぶ必要もないでしょう。
糸ヨレが発生しないようにチェックしながら、キャストを続けてみてください。
ジャッカルからリリースされているチャターベイト・デラブレイクです。
根掛かりが少なくてアピール度が高く、さまざまなワームを装着しながらアメリカキャットを誘うことが可能です。
キャストして一旦ボトムまで落とし込み、ロッドを立てつつゆっくりリトリーブしてみましょう。
いきなりひったくるような強烈なアタリが伝わってきますから、しっかりフッキングしてハリを貫通させます。
特にトレーラーフックなどを装着しなくても、よく刺さるフックが標準で付いています。
取り込みにはランディングネットを用意しておくと、バラシを減らすことができますよ。
霞ヶ浦に数多く棲息するシラウオを模したこのワーム、単体で使っても釣れるのですが、前述のデラブレイクのトレーラーとして活用すると、かなりハイアピールなルアーとなります。
長さは3.3インチもありますから、胴体部分を少しカットして、トレーラーにしてみてください。
強烈な揺れが、フラットなテールを艶めかしく躍らせて、生命感を溢れさせるでしょう。
ボトムまで落とし切る最中に、食い付いてくるかもしれませんから、ラインの動きに注目しておくを忘れないでください。
ランディング用のネットは、アメリカナマズ釣りには必須です。
足場が高いところがありますし、大型魚が掛かった際に素早く取り込まなければならないからです。
柄の長さは、3.38メートルとじゅうぶん。
隣りのアングラーが先に掛けたら、ネットを用いてランディングを手伝ってあげましょう。
アメリカナマズを釣り上げて美味しく食べてみよう!
アメリカナマズの特徴や釣り方、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
増え過ぎた外来魚は、人の手によってもたらされた結果です。
駆除という言葉で命を粗末にせず、そこにいる魚を有効に活用することを考えましょう。
フライや唐揚げにすれば美味しく食べることができますから、釣ることからの一連の流れとして、アメリカナマズの食用に真剣に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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