【2020】海釣り公園にオススメのロッド6選 「竿2本ルール」とは?

夏から秋にかけては海釣り公園で様々な魚が釣れる好機だ。その分、混雑もしがち。混雑時のルールとして、「竿2本ルール」を適用する施設も多い。今回は、オススメのロッドと2本セットの例を紹介。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部)

【2020】海釣り公園にオススメのロッド6選 「竿2本ルール」とは?

海釣り公園の特徴とルール

海釣り公園は、快適かつ安全に釣りが楽しめるように管理された有料の釣り場である(無料解放の場所もあり)。釣り堀と違い放流されている魚を直接釣る訳ではないが、基本的に潮通しのいい好立地にあり、漁礁が設置されている所も多いので、数釣りや大物狙いも期待できる。

【2020】海釣り公園にオススメのロッド6選 「竿2本ルール」とは?大物も狙える(提供:WEBライター・naffyyy)

好釣果が期待でき足場もいいことから、海釣り公園は週末になると多くの人が訪れる。ハイシーズンの週末は、入場制限が掛かることも珍しくない。そのため、多くの人に楽しんでもらうためにほとんどの釣り場で、竿の使用本数は「一人2本まで」と定められているのだ。

釣れる魚種が豊富な海釣り公園では、どの竿を使うか迷ってしまうが、いかに2本の竿を使って効率よく釣りをするかが釣果を伸ばすコツとなるため、この記事をぜひ参考にしていただきたい。

海釣り公園で多用されるロッド6選

では6種類のロッドを順に紹介しよう。

コンパクトロッド

凡庸性・・・☆☆☆☆
サビキ・・・☆☆
チョイ投げ・☆☆☆☆
ルアー・・・☆☆
ウキ釣り・・☆
探り釣り・・☆☆☆

多くの海釣りファンが、釣りを始める際にお世話になったのは万能コンパクトロッドではないだろうか?多くの商品が安価であるため入門にも最適なコンパクトロッドは、チョイ投げや堤防際での探り釣りでは活躍してくれるが、サビキ釣りでは竿の長さが足りず、釣果が長竿と比べて落ちる傾向にある。しかし、海に伸びている桟橋タイプの釣り場では、長竿と比べて手返しがいいためかえって好釣果を出しやすいという特徴もある。

投げ竿

凡庸性・・☆☆
サビキ・・☆☆
投げ釣り・☆☆☆☆☆(投げOKの釣り場)
ルアー・・☆
ウキ釣り・☆
探り釣り・☆

潮通しの良い海釣り施設では、多彩なターゲットを投げ釣りで狙うことができる。安全上の観点から本格的な投げ釣りを禁止している釣り場もあるため注意が必要だが、潮流が速く流されてしまう釣り場では、チョイ投げの飛距離でも、重いテンビンを背負える投げ竿の出番となる。

隣との距離が狭くなりやすい海釣り施設では、仕掛けが流されるとすぐ※オマツリになってしまうので、なるべく仕掛けを自分の正面のポイントで留めておけるように気をつけよう。※仕掛けが他人の物と絡むこと

冬場のカレイシーズンは2本投げ竿を準備して、仲間とのんびり待ちの釣りをするのも楽しい。釣り公園は寒さを凌げる管理棟が併設されていることが多いので、暖を取ることもできる。

万能磯竿

凡庸性・・・☆☆☆
サビキ・・・☆☆☆☆☆
チョイ投げ・☆☆
ルアー・・・☆
ウキ釣り・・☆☆☆☆
探り釣り・・☆☆☆

仕掛けが長く、竿の届く範囲ではなるべく沖を狙いたいサビキ釣りでは、最も強い味方となるのがこの万能磯竿。もちろんウキ釣りも大得意であるので、夢のクロダイやメジナ狙いから、子供でも楽しめるコッパメジナや海タナゴの数釣りまで幅広く対応できる。

余談となるが、万能磯竿に胴つき仕掛けをセットして、オモリからハリス付きの流線バリやマルセイゴバリを結ぶのが筆者流の海釣り公園五目釣りの裏技である。これを竿受けにセットして置いておくと、カサゴやメバル、アジやウミタナゴからカレイまで多彩な魚が釣れてくる。

胴つき仕掛けは足元に垂らすことが多いが、実は磯竿の真下の距離は捨て石や堤防の基礎などで変化も多く、狙い目なのだ。投げ釣りでカレイがサッパリでも、この仕掛けには立て続けに掛かることもあるので試していただきたい。

【2020】海釣り公園にオススメのロッド6選 「竿2本ルール」とは?万能磯竿で仕留めたメジナ(提供:TSURINEWS編集部)

シーバスロッド

凡庸性・・・☆☆☆☆☆
サビキ・・・☆☆☆
チョイ投げ・☆☆☆☆☆
ルアー・・・☆☆☆☆☆
ウキ釣り・・☆☆
探り釣り・・☆☆☆

結論から言うと、海釣り公園での「最強ロッド」は8~10ftのシーバスロッドだと筆者は考えている。海釣り公園で楽しめる釣りのほぼ全てをこなすことができ、チョイ投げに関しては、PEラインと組み合わせることによって飛距離、感度ともに申し分なく、サビキ釣りでも最低限の長さを確保できる。巨大なスズキと太刀打ちできる強さも備えているため、不意の大物にも安心だ。

ルアー釣りが可能な施設ではぜひ、シーバス狙いにもチャレンジしてみよう。群れが入っている時は難しいことは考えず、バイブレーションやスピンテールジグを遠投、速巻きするだけで十分に釣れる。表層で釣れない時は一度底まで落とし巻いてくるといい。イカが釣れる地域ではシーバスロッドのかわりにエギングロッドを使用してもいいかもしれない。

ライトソルト用ロッド

凡庸性・・・☆☆
サビキ・・・☆☆
チョイ投げ・☆☆☆
ルアー・・・☆☆☆☆☆
ウキ釣り・・☆☆☆
探り釣り・・☆☆☆☆☆

近年アジングやメバリングが大いに盛り上がりを見せているが、そのタックルを海釣り公園で使うのも面白い。1~3号程度の軽いオモリを使うウルトラライトチョイ投げではシロギスやハゼの引きを楽しむことができ、堤防際に中通しオモリとハリだけの簡単な仕掛けを垂らせば、カサゴやメバルなどが小気味よく竿先を絞ってくれる。

海釣り施設の周りに居着いてる魚はエサの沈下スピードや漂い方に敏感になっているため、軽い仕掛けを扱えるライトソルト用ロッドは強い武器になるのだ。

【2020】海釣り公園にオススメのロッド6選 「竿2本ルール」とは?アジングロッドでのキス釣りはエキサイティング(提供:WEBライター・naffyyy)

(番外)バスロッド

凡庸性・・・☆☆☆☆
サビキ・・・☆☆
チョイ投げ・☆☆☆☆
ルアー・・・☆☆☆
ウキ釣り・・☆☆
探り釣り・・☆☆☆☆☆

海釣り用のロッドではないため番外編となるが、バスロッド(スピニングタイプ)も実は海釣り公園に適していることをご存知だろうか?感度とキャスト性能の高いコンパクトロッド、もしくはライトソルト用ロッドとシーバスロッドの中間的なイメージを持っていただけると分かりやすいだろうか。特に探り釣りとの相性はピカイチで、カサゴやアイナメ狙いのブラクリや胴つき仕掛けを使った釣りでは大活躍するので、根魚が釣れるシーズンは出番が増える。

季節ごとのオススメ2本セット

続いて、季節ごとのオススメロッドのコンビを紹介する。

【5~11月】シーバスロッド+万能磯竿

釣りモノの多い季節は、サビキ釣りとチョイ投げがベースの釣りとなる。シーバスロッドではチョイ投げを基本に、大物の気配がする時はルアー釣りや泳がせ釣り、チョイ投げでの万能が薄い時は足元の探り釣りなど、シーバスロッドの万能性を最大限に活かすと釣果が伸びやすい。

【12~4月】シーバスロッド+状況次第

少々大雑把な紹介になってしまい申し訳ないが、冬は状況によってロッドをかえることをオススメする。というのも、冬場は釣りモノが限られることが多いので、ある程度一つの釣りに特化した竿がある方が心強いのだ。

冬場でもサビキでの釣果が期待できる場合は万能磯竿、沖の航路でカレイの釣果が集中している時は投げ竿、カサゴやメバルが多い釣り場ではバスロッドやライトソルト用ロッドと、臨機応変にかえることが釣果を伸ばす秘訣となる。各施設の釣果速報や、このTSURINEWSなどのWEBサイト、SNSをチェックしてから釣行に臨むといいだろう。

自分のお気に入りの組み合わせを見つけよう!

ここまで海釣り公園での最強ロッドコンビについて紹介してきたが、釣り場や季節によってはこれらが当てはまらないシチュエーションもあるため、ぜひとも自分なりの最強ロッドコンビを探してみてもらいたい。また、これを絶対釣りたい!という魚種がある場合は竿を一本に絞って釣りをするのも一つの作戦だ。

とはいえ、あまり考えすぎずに手元にあるロッドで試行錯誤しながら楽しんでも、充分に釣果が見込めるのが海釣り公園のいいところ。事実、初心者が50cmに迫るようなクロダイを釣り上げるシーンを何回も見てきた。そんな意外性も海釣り公園の魅力でもある。

ベテランは勿論のこと、初心者にも夢がある海釣り公園、今年の夏は一度チャレンジしてみてはいかがだろう?

【2020】海釣り公園にオススメのロッド6選 「竿2本ルール」とは?お気に入りの組み合わせを見つけよう(提供:TSURINEWS編集部)

<naffyyy/TSURINEWS・WEBライター>



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