5月21日、出勤前に天然ウナギと戯れようと筏川へ釣行した。ぶっこみ釣りで天然ウナギ6尾をキャッチした釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)
筏川でウナギ釣り
筏川プールも筏川橋の南側も海南こどもの国の南側にも先客がいたので、前々から仕掛けを入れてみたいと思っていた場所に初めて釣行した。海南こどもの国の南側よりさらに西側に移動する。
止めた愛車の目の前が釣り場のため、道具はトランクに入れたまま。だが、この場所はマンションが近いので、迷惑にならないようドアやトランクの開け閉めは静かに行う。1台分しか駐車スペースがないので、無理な釣行は控えるように。
すぐ横にある森津橋の橋脚目掛けて筏川中央に仕掛けをぶっ込み、ガードレールがないため小さなエビブクにサオを立て掛ける。大型の外道がきたら間違いなく川の中へ引きずり込まれてしまうため、1度たりともサオから離れられない。
と、いう話を釣友にしたら、本当に気が小さいのだからと。けれど神経質だから川の中の獲物と会話ができて釣果につながるのかなとも。褒めてくれたのか分からないが、ヨイショしてくれた。
投入後15分で天然ウナギ!
仕掛けをドボンして15分もしないうちに、イトがピーンピーンと引っ張られた。ゴミや水草が引っ掛かっているのか、それとも獲物がハリに食いついてくれたのか。サオが川の方向へ倒れる寸前までエビブクに角度を付けて立て掛けていると、その瞬間にサオ先がお辞儀を始めた。同時に川の中へ倒れ掛けたのでサオに聞いたところ、間違いなく獲物がハリに乗っている。
サオを一気に振り上げて確認すると、間違いなくニョロニョロ君の重さだ。網に入ったニョロニョロ君はそんなに大きくないが、キレイな真っ茶色というか、黄金色に近いというか。初めての場所の釣果としては申し分ない天然ウナギだ。
糸たるみでウナギ追加
おなかに卵を持っているエビを選び、尾尻をハサミで切り落として尾掛けにする。そして先ほどと同じ場所へ仕掛けをドボン。海南こどもの国の南側の釣り場は、午前2時ごろから「コケコッコー」と鳴き声が響き渡るが、この釣り場所は眠たくなるほど静かだ。だからこそ車のドアの開け閉めは静かに行うこと。
ニョロニョロ君の釣果があったのでウナギ道が近くに必ずあると信じ、エビを交換してまた同じ場所ヘドボン。今日は遅くても午前6時半には職場に向けて自宅を出発しなければいけないので、午前5時がリミットだ。仕掛けは投げっぱなしではなく、少しずつ巻き上げてエビを交換する。1時間ほど繰り返したが、ブルーギルやナマズなど外道はいろいろいるが、アタリは……。
コーヒーを飲んでいた午前4時、10号の中通しオモリをぶっ込んでイトを張っておいたのに、気付くとたるんでいる。獲物がハリに乗って引っ張るときは、サオ先が揺れたり音がしたりする。イトがたるんでいるのは、今の私の気持ちがたるんでいるということ。やはり半分寝ているようにボーッとしていては駄目だ。
サオを持ってイトを巻こうとすると、獲物がハリに乗っているアピールをわずかに感じ取ることができた。イチかバチかサオを振り上げると、心地いい重さだ。巻き上げ途中、ニョロニョロ君のクネクネとした白くて黄色いおなかが見え、慎重にタモでゲット。まあまあのサイズの天然ウナギだ。
タイムリミット前に追釣り
残り1時間。新しい仕掛けに取り替える。周りは明るくなってきたが、ハリ上のケミホタルも新品に交換して同じ場所ヘドボン。仕掛けが底に着いたか着かないかというところで、わずかにイトが引っ張られたような気がした。
まあ根掛かりが関の山か。でも根掛かりは引っ張らない。ゆっくりサオに聞いたところ、イトを持っていこうとする力があり、ハリに獲物が乗っているようだ。サオを立ててイトを巻き上げようとすると重い。
前回同様、またミシシッピアカミミガメがハリに食いついたかと必死にイトを巻くと、ラッキーなことにニョロニョロ君が掛かっていた。オモリには長靴が引っ掛かっているので重い。両方ともタモにゲット。ありがたい長靴のお土産もできた(自宅で処分)。
ウナギ6匹手中で舌鼓
午前5時の納竿までに合計6匹のニョロニョロ君の釣果となり、2日遅れで筏川から大漁のバースデープレゼントを頂いた。6匹の天然ウナギが家族4人の活力となる。
奥さんへ。短時間で6匹のニョロニョロ君の調理大変だったでしょう。お疲れさまでした。今シーズンの天然ウナギの釣果は40匹を超えた。さらに頑張って釣ってきまーす。
<週刊つりニュース中部版 APC・永井博文/TSURINEWS編>
筏川
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