キャロライナリグをキャストしてみよう!バスはもちろんヒラメや根魚も釣れる
バス釣りには、さまざまな仕掛け=リグが発明されています。
日々釣りに使われていく中で、より機能的な形に進化を続けていますよ。
もし遠投しづらい軽いルアーを、遠くのポイントへ投入することができたら、もっとたくさんの魚が釣れると思いませんか?
その発想が、キャロライナリグ誕生のベースに根付いているのは間違いありません。
キャロライナリグとは
キャロライナリグとは、アメリカ発祥のバス釣り用仕掛けです。
フックにセットしたワームを遠くへキャストするために、シンカー=オモリを付け加えたリグスタイルで、その付け方に特徴があります。
直接フックにシンカーを付けるのではなく、リーダーラインとスイベル=ヨリモドシを介した構成にしています。
キャロライナリグはフック+ライン+シンカーで構成する仕掛け
フックとシンカーの間に60センチ前後のリーダーラインを介することによって、シンカーが底に張り付いた状態であっても、フック+ワームは水中を艶かしく漂います。
キャロライナリグは、ワームにより一層の生命感を与えるリグなのです。
この状態を水中で作り出すことによって、魚をしっかりと誘い、バイトに持ち込むことができるでしょう。
バス釣りにおいてキャロライナリグを投入した実釣動画はこちら
ラインの撚れを取り除くスイベル
シンカーとラインの間にスイベルがあるのは、ラインの撚れを取り除くためです。
撚れが無くなれば、ラインが絡み付くトラブルを払拭することができますよ。
そして広範囲のエリアをくまなくチェックできるので、魚が釣れる確率が大幅に向上するでしょう。
キャロライナリグならヒラメにも根魚にも対応
サーフで遠投すればヒラメが釣れますし、岩礁帯で底をトレースすれば根魚が釣れますよ。
根掛かりすることが非常に少ないですから、大胆に攻めることが可能です。
細めのPEラインを使って飛距離を延ばそうとするアングラーもいますし、長めのロッドを用いて長いキャロライナリグを操ろうとするケースも見られますね。
より重いシンカーを使ったヘビーキャロライナリグの解説動画を見てください。
アジングにも採り入れられているキャロライナリグ
最近では、アジングにもキャロライナリグが使われるようになりました。
元々アジングでキャストするルアーは、極小・軽量なものが大半を占めていたため、沖合いの潮目やブレイクラインを攻めるのが困難でした。
そこでキャロライナリグの発想を取り入れ、シンカーを取り付けて遠投するようになったのです。
シンカーの代わりにゴム製のスーパーボールなどを取り付けてキャストすれば、ルアーを中層以上に漂わせた、フローティング仕様のキャロライナリグを作り出すことが可能です。
キャロライナリグにおすすめのシンカーはこちら
キャロライナリグにおすすめのシンカーをピックアップしてみました。
丸型のシンカーを使えば、ボトムの状態や変化を感知しやすいでしょう。
細長いタイプのシンカーを使えば、より根掛かりを抑えたボトムトレースを実践できますよ。
キャロライナリに使うシンカーの形は、ずいぶん以前からあれこれと変更・改善を受けてきました。
何しろ真っ先にボトムに接触する箇所でもありますから、いきなり根掛かりするわけにはいきません。
かといって、軽いシンカーを選んで根掛かりを避けようとすると、思い通りの遠投ができなくなってしまいます。
重いシンカーを使いながらも根掛かりは確実に回避する!というのが、シンカーをデザインし製作するメーカーの開発目標となりました。
バス釣りのためにリリースされてきたシンカーをいくつか集めて使ってみましたが、どれもボトムの地形変化を上手くすり抜けられる形をしています。
代表的なものは、ピストルの弾丸の形を踏襲していて、その名もバレット=弾丸シンカーと呼ばれています。
バレットシンカーは、先端が鋭利に尖っていて、その中心にラインを通す穴が開けられていますよ。
ということは、キャロライナリグにセットした際、この尖った部分が真っ先にボトムの地形変化と接触することになり、接地面積が小さいことから根掛かりを防げるのです。
最近では鉛素材よりも比重の高い、樹脂タングステンを使ったバレットシンカーがリリースされていて、よりボリュームを落とした根掛かりの少ない製品に仕上がっています。
このバレットシンカーをもっと細長くしたものや、スティック状に伸ばしたもの、スイベルを内臓して糸撚れを防ぐ機能を持たせたものもリリースされています。
自分が通う釣り場のシチュエーションにマッチしたシンカーを使うようにしてください。
キャロライナリグにおすすめのフックはこちら
キャロライナリグにおすすめのフックは、オフセットフックやストレートフックです。
ハリ先をワームに埋め込んで使うことで、根掛かりするのを軽減できますよ。
魚からのアタリを感じたら、ラインのたるみを取ってからロッドを立て、ラインが走る方向とは逆向きにフッキングするようにしましょう。
瞬間的にフッキングパワーを伝えるのではなく、じわりとロッドが曲がるような、魚の重みをロッドティップで感じながらフッキングにつなげてみましょう。
キャロライナリグに使うフックは、オフセットフックが基本となります。
ボトム付近でワームが踊るケースが多いですから、根掛かり回避がその理由です。
また、ワームにオフセットフックを装着すると、キールの役割を果たしてくれます。
キールとは、ボートなどの底面に走る縦のラインのこと。
それに沿って水が流れることで、水中でのスイミング姿勢が安定しますよ。
ワームに背骨ができた感じでしょうか。
フックポイントは、最近流行りのフッ素コーティングが施されたものがおすすめです。
少ないフッキングパワーでも、魚のアゴをとらえ貫通してくれる確率が高いでしょう。
ただし、刺さりやすいということは、魚以外にもカンタンに刺さるということ。
フックポイントはしっかりとワームの中に埋め込むようにセットしないと、すぐに根掛かりしてしまいますし、セットの際に自分の指に誤って刺さってしまうことも。
丁寧に慎重に扱うことを心がけてください。
オフセットフック以外に、マスバリをキャロライナリグで使うこともありますが、これはいつ根掛かりしてもおかしくない状態を承知した上での使用になります。
キャロライナリグにおすすめのワームはこちら
キャロライナリグに適した、おすすめワームもご紹介しましょう。
ストレート系やシャッド系、甲殻類に似たクロー系・ホグ系のワームなら、魚を誘いやすいでしょう。
ボトムトレースしている際に、回転してしまう形状はあまり適しているとはいえませんが、トレースのスピードを遅くすることで、ワームの回転を抑えることは可能です。
釣れるワームを実釣の中で見つけ出せるようにアプローチしてみましょう。
キャロライナリグに使うワームは、ゆっくりと引っ張っても確実にアクションしてくれるタイプか、そのままノーアクションでシンカーに追従するタイプをローテーションしてみましょう。
確かにシャッドテールやカーリーテール系のワームを装着しておけば、アピール度はバツグン。
広範囲から大小さまざまな魚を引き寄せることは可能でしょう。
でもアクションによる刺激、つまり波動のパターンが単調になり過ぎて、1度めは振り向いてくれたのに2度め以降は近寄らなくなる魚が、ぽつぽつと現れ始めます。
あれ、バイトが遠退いたな?と感じたら、全く異なるアクションを発生させるワームに付け替えてみてください。
その際、よく動く系とほとんど動かない系のワームでローテーションを敢行すれば、刺激の質が根底から変わりますから、魚が興味を示すことにつながりますよ。
「えっ、動かない系で誘えるの?」
動かないという要素は、無防備であることを演出していることになりますので、そういう個体をフィッシュイーターは好んで襲います。
その本能の部分に訴えかけるアプローチだと解釈してください。
当然横方向に移動させるだけでなく、シンカーを止め置いてワームをフリーフォールさせることも、無防備感を演出することになります。
多彩なアプローチを駆使しながら、魚の捕食本能を刺激しましょう。
キャロライナリグを使ってさまざまな魚種を釣ってみよう!
キュロライナリグなら、軽いルアーを遠くのポイントへ届けることができますから、釣れる確率はアップします。
例えば、アジングでジグ単と呼ばれている軽量ルアーのキャスティングアプローチも、そのままキャロライナリグのリーダーラインに装着することによって、全く異なるアプローチに変えられるのです。
柔軟性を常に持ちながら、魚を釣るための工夫を自分の釣りに盛り込むようにしたいですね。
キャロライナリグをマスターすれば、まだ見ぬ大物を手にすることができるかもしれませんよ。
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