村田基(ハジメ)さんをご存知ですか?
釣りを趣味にしている人なら、一度は耳にしたことのある名前でしょう。
茨城県の潮来で釣具店を営むかたわら、釣具メーカー・シマノの開発アドバイザーやオリジナルルアーの製作などをおこなっておられます。
店頭に置いている車は、彼が好む大排気量のスーパーカーでイメージにぴったり。
製品をユーザーに分かりやすく説明する人のことを、デモンストレーターと呼びますが、まさに釣り業界のプロデモンストレーターが、村田基さんその人なのです。
村田基さんとは
村田基さんは、1958年1月14日生まれですから、すでに還暦を迎えられています。
それでも積極的に海外へ釣りに出向くなど、その活動範囲は膨大。
彼がひとたびロッドを振れば、アマゾンの巨大怪魚も釣り上げられてしまいますよ。
その痛快さ・伝えた方の面白さは、他のプロアングラーの追従を許さないレベルといえるでしょう。
YouTubeでは釣りを話題にしたサロンを展開、知識と情報の詰まった内容で登録者数もガンガン増えています。
実釣動画のアップ数も驚くべき数を誇っていますから、海外遠征を考えている人は参考にしてください。
海外でビックサイズの魚を釣る村田基さんの動画はこちら
釣り方の解説本を出版
村田基さんは、さまざまなノウハウ本も出版されています。
魚の釣り方を丁寧に解説しながら、独自の切り口で読者の記憶にポンと残していく手法が素晴らしいですね。
魚と人に対する優しさが伴なっているので、多くの釣り人から支持され読まれているのでしょう。
村田基さんが執筆した本といえば、ナチュラル&アピールに関して解説したものが印象に残っていますね。
かれこれ20年以上前になるでしょうか、『まちがいだらけのバッシング』が世に出て、ルアー選びの基本を学ぶことができました。
当時はまだスマホもインターネットもなく、バス釣りに関する有効な情報を仕入れるスベがなかったのです。
「なんで釣れないんだろう?」
「なにを買えばいいんだろう?」
こういう具体的な疑問にストレートに答えてくれたのが、この本でした。
ナイロンラインの有効性はもちろん、右巻きハンドルを勧める理由も明確に書かれていましたので、村田基さん本人にとっては、著書で20年以上前に公表していることを、動画で再度表現しなければならなかったことになります。
少しニュアンスの違う表現に変わった感はありますが、時代が移り変わっているのですから仕方ない部分はあるでしょう。
またその間に発生したインターネット・スマホ文化によって、極端に分かりやすい方向に変えざるを得なかったのかもしれません。
実際にあまり釣りをしていない人々に対して、釣りを説明することの難しさを痛感しているはずで、今後もその苦労は続くことになると覚悟しているでしょう。
ハンドルタイプやラインの選択などの刺激的な動画を配信
村田基さんは、リールのハンドルをどちらの手で回すのか、その重要性を以前から説いています。
特にベイトリールには、右巻きタイプと左巻きタイプが存在しますから、ユーザーとしてはどちらが正しいのか興味が尽きないわけです。
動画を用意しましたので、彼の理論に耳を傾けてみましょう。
ベイトリールは右巻きハンドルがおすすめ!という持論を展開している動画はこちら
右利きのアングラーが、右手でロッドを握るメリットは大きいでしょう。
ただしキャスティングの際は、ベイトリール搭載の負担があまり感じられないように配慮するほうが、一日中ロッドを振る者にとってプラスです。
メインギアやハンドルユニットが、利き腕の上に乗るか、下にぶら下がるかで、疲れの度合いも変わってきます。
疲れればキャスティングの精度は落ち、カバーへの引っ掛かりを頻発する原因にも。
そうなると釣れる魚も釣れなくなってしまうでしょう。
バス釣りブームの立役者
村田基さんは、バス釣りブームに火を着けた立役者です。
自身がビッグサイズのバスを釣り上げるシーンを撮影、それを地上波のテレビやビデオに載せることで、不特定多数の人々を引き込むことに成功しました。
このやり方を大胆に実施したことで、その後の釣り番組や動画の作成方法にも大きな影響を与えたのです。
日本の釣り人口は、順調に増えているのでしょうか?
趣味なら他にも数多く選択肢があり、釣りに気づかない人はそちらに流れるしかありません。
まだまだ村田基さんには活躍してもらわなければなりませんし、彼の後継者も育ててもらいたいところです。
「そんなことまでオレは知らないよっ!」と言われてしまいそうですが、歯に衣着せぬ明快な表現力と行動力に、これからも期待せずにはいられないのです。
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