芦ノ湖ボートフライフィッシングで60.5㎝コーホーサーモン 

解禁以降好調が続いていた神奈川県箱根町の芦ノ湖。中でも、今シーズン注目されているのがコーホーサーモン。9月から10月にかけての手こぎボートでの釣行をレポートする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・成田義史)

芦ノ湖ボートフライフィッシングで60.5㎝コーホーサーモン 

芦ノ湖のコーホーサーモン

芦ノ湖ボートフライフィッシングで60.5㎝コーホーサーモン 芦ノ湖ポイント略図(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

今シーズン注目されているのがコーホーサーモンは、本来は河川で産まれ、川での生活を1、2年過ごした後に降川。海で2、3年過ごして産卵のために遡上するサケの1種で通称「銀鮭」。

魚食性が高く、ルアーやフライによく反応することから、養殖されたものが管理釣り場などに放流されているが、芦ノ湖では、様々な釣法で同魚が釣れている。

サイズは25~50cm超までさまざま。希少種とされてきたが、今年は厄介者扱いされているほど好調。4月に入り40cm超えが釣れ始め、9月には50cm超えに成長。

芦ノ湖ボートフライフィッシングで60.5㎝コーホーサーモン 当日のタックル(作図:週刊つりニュース関東版 APC・成田義史)

手こぎトローリングで57㎝

9月上旬、手こぎトローリングで狙った。5時半に湖尻から出艇。桃源台沖から山のホテル沖まで東岸を、超デッドスローで流すと30~35cm。

10時すぎからは、箱根園から防ヶ沢にかけて、ダウンショットゾンカーとムーチング(泳がせ釣り)で探る。ムーチングの竿に40~45cmが掛かるものの、ダウンショットゾンカーにはアタリなし。

午後からはゾンカージギングに切り替え、縦の釣りで誘ってみる。すると、13時すぎに待望のヒット。釣れたのは57cmのメスで、この日は13尾。

芦ノ湖ボートフライフィッシングで60.5㎝コーホーサーモン 57cmメスのコーホーサーモン(9月上旬)(提供:週刊つりニュース関東版 APC・成田義史)

9月中旬に5魚種達成

9月中旬は、プリンス沖から九頭龍を探る。朝から40cm超えやブラウンで好スタート。

午後には46.5cmニジマスに31cmヒメマス、39cmイワナとトラウト5魚種達成。さらにサクラマスが釣れれば同湖の6魚種完全制覇だった。

芦ノ湖ボートフライフィッシングで60.5㎝コーホーサーモン 樹木園より湖尻を望む(提供:週刊つりニュース関東版 APC・成田義史)

9月下旬の釣果

9月下旬は長袖シャツでも寒く、水温は21.5度まで下がったが、タナを5~10m上げて探ると、朝から小型コーホーに40cmオーバーのニジマスが2尾とまずまず。

しかし、日中はアタリがなく、アタりだしたのは15時すぎで、繰り返し抵抗をみせた56cmコーホーをキャッチ。ポイントは和田の角の水深27m。底から5mだった。この日は、ニジマス4尾にコーホー5尾。

芦ノ湖ボートフライフィッシングで60.5㎝コーホーサーモン コーホーサーモン銀白色の魚体(提供:週刊つりニュース関東版 APC・成田義史)

10月6日に60.5㎝!

10月6日(日)、8時過ぎに神宮で35cm級コーホーが掛かったが、ターンオーバーの影響で、その後はアタリなし。

水が変わってしまったようで、回遊ルートやヒットレンジを探り直す。2度目のアタリは納竿直前の15時半。小さなアタリの3度目にフッキング。ボート店まで戻って計測すると60.5cm。

芦ノ湖ボートフライフィッシングで60.5㎝コーホーサーモン 60cmアップのオスのコーホーサーモン(提供:週刊つりニュース関東版 APC・成田義史)

今後の展望

これからは、婚姻色に染まり、フンの曲がった同魚が釣れるようになる。水温が下がり、ターンオーバーが終われば徐々に魚達も表層に上がってくるので、キャスティングでも釣れるようになるはずだ。

芦ノ湖では台風19号による増水の影響で、一部ボート店で営業休止中の可能性があります。釣行前には漁協やボート店へ確認を。

<週刊つりニュース関東版 APC・成田義史/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
芦ノ湖
場所:神奈川県・芦ノ湖
▼連絡先:芦之湖漁協TEL.0460-83-7361
この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年10月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。


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