東京湾エサマゴチ船で64cm アタリ〜アワセの5ステップをおさらい

東京湾で開幕したマゴチは"照りゴチ"の最盛期に向けて釣果上昇中。東京湾金沢八景の船宿を取材したレポートと共に、キホンを解説します。

東京湾エサマゴチ船で64cm アタリ〜アワセの5ステップをおさらい

東京湾エサマゴチ仕掛け

鋳込み天ビンが使われてきたが、最近では15号の三日月オモリやイカ用の中オモリが主流。ハリはマゴチの17号前後、ハリスはフロロカーボンライン5号を1.5m。

チモトにヒューズを巻くことはあるが、サイマキを自由に動かすために使わない人はいる。状況に応じて使い分けるといい。

アタリからアワセまでの流れ

だいご味は、前アタリ~本アタリ~アワセまでの駆け引き。捕食がうまい魚ではないので、早アワセは厳禁。掛からずに潰れたエサだけ戻ってくることになる。

①竿先をはじく、もたれるような前アタリ
②イトを送り込む
③ゆっくり聞き上げる
④反応が同じなら②に戻り、竿に乗るようなアタリに変わったら⑤へ
⑤イトが切れない程度に、できるだけ強くアワせる

この魚の口はとても硬いため、ゆっくり弱いアワせではハリが貫通しない。

専用竿はあるが、ライトゲームで代用可能。食い込みを重視するなら、メバル用などの軟らかいロッドもいい。フッキングは悪くなるので、かなり強くアワせる必要がある。リールは小型両軸。

手バネの釣趣を楽しむ(撮影:週刊つりニュース関東版大谷)

乗船取材レポート

7時15分に出船すると、航程20分ほどで真沖のポイントに到着。水深はやや深い20mほど。

今期、竿頭はツ抜けすることがあり、好調。最大サイズは60cmを超えることがある。当日も期待はふくらむが、前日に激しい雨が降ったため、すこし不安はある。

かなり風は強く、海面は白く波立つ。船は風裏のポイントから身動きが取れず、前半戦は限られた場所で挑むことに。

風が強く海面は波立っていた(撮影:週刊つりニュース関東版大谷)

富津沖で64cmヒット!

アタリはあるものの、なかなか竿は立たない。雨によって水温は下がり、活性がダウンしているようだ。代わりに定番ゲストのシリヤケイカが猛攻してくる。

赤尾潔さんはメバル竿と手バネの2本出し。前者を置き竿にして狙い、そちらによくアタリがある。ファーストヒットさせたのは50cm級。

徐々に風はおさまってくる。アタリがすくない状況に、船は東京湾を横断して富津沖へ移動。定番のポイントだが、こちらも状況は上向かない。

ひとり気を吐いた赤尾さんは64cmのグッドサイズを追加。

赤尾さんに64cm(撮影:週刊つりニュース関東版大谷)

次ページで最終釣果を発表



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