船マコガレイ 釣運持つ御年90歳常連が魅せた【金沢八景・荒川屋】

2月末、瀬戸橋の荒川屋から、マコガレイを狙って釣行した。

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船マコガレイ 釣運持つ御年90歳常連が魅せた【金沢八景・荒川屋】

富岡沖のポイントへ

出船1時間半前に船宿到着。山下貞光・大船長に笑顔で迎えられる。8時、左舷に2人、右舷は4人の釣り人が乗り込んで、山下光昭船長の操船で桟橋を離れる。航程15分ほどで富岡沖のポイントに到着、船が潮回りをしている間にエサ付けを済ませる。

タックルは3本用意。2本は置き竿で、3本バリ仕掛けの上バリにエビを装着、残り2本には青イソメを付けて船下狙い。手持ち用の1本は、すべてのハリに青イソメを装着。アンダーキャストで30mほど投げ、船下まで探る。

船首からアンカーが打たれ、8時15分に「はい、どうぞー。水深は12mです。」と、投入OKの合図。

カレイ&フグの一荷から

釣り場の海況は曇り、北東風7m前後で、最大波高約1.5m。ミヨシの釣り座は揺れが大きく、置き竿には影響が大きい。

船長が「きょうは波が高いから、タナを高く取りすぎないようにやってください」と、アナウンスが入る。各自、思い思いの仕掛けに青イソメや特エサを付けて投入。

開始から約3分、手持ち竿の仕掛けを手前にサビきながら、置き竿に目を向けると、船べりの最前部に出した竿が、バンバン、バンと大きくたたかれた。

アタリから、掛かったのはフグと推測。巻き上げると、作戦通り30cm級のヒガンフグが上バリのエビエサに掛かっていた。さらに、青イソメを付けた下バリには30cm級マコガレイが食っている。まさかのダブルに、船長にタモ取りをお願いした。

30㎝級のマコガレイをゲット

このあと、右舷2番でも35cm級フグが上がったが、潮止まりから下げ潮に向かったところでカレイの追釣はなく、10時に杉田沖の水深10mへ移動。

船中カレイ連発!

風は強さを増し、最初のポイントは約1時間探って、18~20cmシロギスが左舷で2尾釣れただけ。

小移動した11時すぎ、右舷2番の鴇田さんが32cmマコガレイを上げる。30分後、風が東に変わり、弱まってくると、仕掛けが左舷方向に引かれるようになる。

32㎝を上げた鴇田さん

すると、左舷ミヨシ寄りの広瀬さんに36cmがヒット。薄日が差してきた正午に小移動した先で左舷トモに船長が走る。

36㎝ヒットの広瀬さん

出船前、女将に「この人カレイに運を持っている人。」と、いわせた御年90歳の常連、津田さんが実測38cmの肉厚を抱えていた。

運を味方に付けた津田さんは38㎝をゲット

今回の釣果

「さあ、これから入れ食い?」と期待したが、15時の沖上がりまで追加なく終了。

船中釣果は30~38cm0~1尾で津田さんが最大、ゲストはシロギス、ヒガンフグほか。

【船長のコメント】
「先週末は船中15尾前後の釣果があり、日によってムラがでてしまいます。やはりナギの日が仕掛けが安定して食いはいいようです。」

<週刊つりニュース関東版 APC・木津光永/TSURINEWS編>

▼この船について
荒川屋
エリア:東京湾エリア
出船港:金沢八景

この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年3月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。


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