冬の人気ターゲットの一つがメジナ(グレ・グロ)だ。今や釣れ盛りハイシーズン真っ盛り!そこで今回は、寒グロのフカセ釣りにクローズアップ!強風の中での攻略法もピックアップしてみた。
寒グロ(グレ)の概況
近年クロは数・型を問わなければ周年釣れるターゲットとして人気を保持しているが、何といっても、数・型ともに圧倒的に釣れ盛りハイシーズンとなるのが「寒グロ」と呼ばれる12月~2月だ。
潮、潮流、水温、その他条件が整えば「入れ食い」になり40cmオーバーだけで大きめのクーラーも満タンということもしばしば。これはクロが活発に捕食し活性が上がる水温が16~18度といわれており、この適水温と水温が下がるに連れ厄介なエサ取りが減ってくることで釣りやすくなることが挙げられる。
寒グロ狙いの魅力
しかしながら、ただまきエサを打って仕掛けを投入すれば釣れるというものではなく、まきエサとつけエサの同調が条件でまきエサの内容とつけエサの種類、クロが食ってくる層の見極め、アタリの取り方、ポイント、仕掛けの小物など、釣り人の意図する要素が釣果に大きく関係し、ゲーム性が高く食わせて取り込んだ時の喜びは格別。
また、寒グロはいわゆる「旬」で腹に脂も抱え食しても最もおいしい時期。丸々と太っている個体が多く、重量感ある強い引きも釣り人を魅了する要因のひとつだ。
寒グロ釣りのタックル
磯用の1~1.5号で長さは5mか5.3mのものを用意し、釣れるサイズが30~40cm級がメインの釣り場では1号、それ以上のサイズが狙える場所では1.25号、1.5号と使い分ける。
長さの選択は5mのサオの方が取り回し良く扱いやすいが足場の高いポイントや前に出にくいポイントでは若干不利となる。
5.3mのサオは取り回しにくい反面、足場の高いポイントでも強風時など海面にサオ先を漬けやすく魚を浮かせるパワーも勝っている。
スピニングタイプの2000~3000番クラスのもので1.5~1.75号のミチイトを100~150m巻けるドラグ機能、レバーブレーキ機能が付いているものがよい。
続けてミチイトとハリスを解説しよう。
ミチイトとハリス
これからの季節は北西の季節風が吹き荒れる。従って、浮くタイプのフロート系のミチイトでは仕掛けのなじみが悪く食わせることも難しくなるだろう。
必然的にサスペンド系の水面下を漂うミチイトが有利となる。細ければ細いほど遠投性を含め操作性が良く仕掛けのなじみもよい。1.5号か1.75号のナイロン製のサスペンド系が風の影響を受けにくく使いやすい。
ハリスは1.5~1.7号のフロロカーボン製のものがよく、ナイロン製のミチイトよりフロロカーボンの方が比重があり仕掛けのなじみがよい。
細ければ細いほど食いは断然に良いが、悔しいバラシも頻発する。
私の場合は終日1.5号を通すことが多く、瀬ズレでもしない限り切れることはない。
寒グロ釣りのウキ
前述している通りこの時期から風が強さを増してくる。中通しの円錐ウキを使用するが、余浮力のあるウキがプカプカと浮いていれば風に押されまきエサとの同調はおろかクロの食ってくる層の上につけエサが浮き上がり食ってくる確率は下がる。
また、神経質なクロはウキの浮力を嫌いつけエサに違和感があればつけエサを離してしまう。
仕掛けがなじめばウキもつけエサが沈下する速度を抑えつつ一緒に沈下するようにセッティングし浮力はG5~00号だが、この浮力は余浮力がない(浮力が弱い)ので警戒心の強いクロがつけエサをくわえても違和感なく食い込むだろう。
自重は9~10g前後のものを選択し遠投も容易なものを使用したい。
寒グロ釣りのハリ
ハリはクロ用3~5号までの大きさのものを用意するが同じ号数でもさまざまな形状のものがあり軸が細く軽いもの、軸が太く重たいものを状況によって使い分ける。
コーティングの剥げ具合からエサ取りの種類を見抜くこともできるので多種用意しておいた方が得策だろう。
基本、寒グロは小バリが有効なので3~4号の軽量のハリを用意しておけば問題ない。
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