【考察】バスアングラーは、なぜバス釣りだけに熱狂的なのか

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バスアングラーは何故、バスだけなのか?

ブラックバス
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どんな釣りにもそれだけを愛する熱狂的なアングラーは存在します。ですが、バスアングラーは、バスだけを熱狂的に愛しているイメージが強いのも事実。

TSURI HACKの編集部にも、TSURI HACKに入るまでは、バス釣り以外考えられなかったという編集者も存在します。なぜバスアングラーはバスだけなのか? 今回はその理由の考察や、バスアングラーあるあるをまとめてみました。

バスという魚が“特別”すぎる

バス釣り
撮影:TSURI HACK 編集部
今までに三度あったと言われるバス釣りブーム。1990年代のブーム時には芸能人やアーティストがこぞってバス釣りをし、ゲームやアニメなどの関連コンテンツが次々と生み出されました。

出典:Amazon(90年代に発売され人気を博したバス釣りゲーム)
当時は、バス釣りがいかに楽しく、カッコよく、スポーティーなものであるかを謳っていた時代。その頃にバス釣りを始めた世代にとっては、バスを釣り上げるということが特別な意味を持っているのです。90年代以前のブーム経験者にとっても、ブラックバスは、外国からやって来たカッコイイ魚というイメージや強い憧れを抱いている方も多いのではなういでしょうか?

TSURI HACK編集者O談

↑撮影:TSURI HACK 編集部(90年代のバス釣りブームを経験した編集者Oの思い出の品々)

90年代後半のブーム期は、バス釣り人口も相当なものでした。どのフィールドに出向いても超ハイプレッシャー。河口湖の湖畔には1メートル間隔でアングラーが立ち並んでいた事もあります。当然釣れる訳もなく、当時の少年達にとってブラックバスは、テレビでは見れるけど、実際にはなかなか釣れない伝説の魚でした。

バスルアーが“魅力的”すぎる

バス釣り用ルアーの画像
↑撮影:TSURI HACK 編集部(アメルアの定番 まん丸ボディーがかわいいボーマー・モデルA)
バス釣りは、アメリカンルアーコレクター、オールドルアーコレクターなどルアー収集を趣味にするアングラーが非常に多い釣りジャンル。

バス用ルアー
↑撮影:TSURI HACK 編集部(美しい造形が人気のメガバス・POP-X)
それもこれも、バスルアーが持つ多彩さや、その唯一無二な魅力に、惹かれる人々が多いという証拠ではないでしょうか。

釣り方が“多彩”すぎる

ライトリグの画像
撮影:TSURI HACK編集部(3ポンドラインで0.9グラムのジグヘッドを用いたミドストの釣り)
バスフィッシングの釣り方の多彩さは、釣りジャンルで随一。1つのジャンルだけで、アジングのようなライトタックルからビックベイトでの釣り、50ポンドPEのパワーゲームなど、極めようと思えば一生終わらないほどの奥深さがバスフィッシングにはあります。

ビッグベイトの画像
撮影:TSURI HACK編集部(2オンス以上のビッグベイトを用いた釣り)
また、ひと昔前には「釣れない」とされていた冬のバスも、釣る方法が確立されてきました。バスフィッシングにオフシーズンがないということも、バスアングラーがバスだけをターゲットにする理由のひとつかもしれません。

“憧れの存在”がいる

出典:PIXTA
日本のバスプロはキャラクターが非常に多彩です。彼らのスタイルに憧れて、よりバス釣りが好きになるというアングラーは少なくないはずです。また、YouTubeなどの動画サイトに投稿される種々のアングラーズチャンネルでも、影響力のある釣り人が多く存在し、バスフィッシング界を盛り上げています。

錆びが怖すぎる・道具が大切すぎる

出典:pixabay
ルアー同様に、タックルへのこだわりや愛着が強い人は多いでしょう。海釣りに興味はあっても、海水で大切なリールを錆びさせたくないという気持ちで、淡水のみのフィールドに絞っている釣り人もいるかもしれません。

いつまでも僕らを魅了する魚

撮影:TSURI HACK 編集部
近年、釣り場の減少やリリース禁止条例等で風当たりの強いバス釣り。しかしこのような素晴らしいバス釣りがなくなってしまうのは非常に寂しいものです。いつまでもバス釣りを楽しめるように、ルール・マナーをしっかりと守って行きましょう!

 

ブラックバスに関するオススメ書籍

ITEM
ブラックバス 神吉拓郎著(文春文庫)
直木賞作家・神吉拓郎著の短編集。「ブラックバス」はその中一編で、終戦の日に疎開先の湖でブラックバスを釣る少年の心情が静かに描かれています。本作は直木賞最終候補作にまで挙がった隠れた名作。


ITEM
僕がバス釣りに行く理由―ルアーは知らない世界の扉を開ける
害魚というレッテルを貼られ、この魚のことを知らない人々には悪い印象しか持たれていないのに、この魚を釣る人からは愛され、賛辞を受ける奇妙な魚、ブラックバス。江戸時代に「奇妙」というのは、「素晴らしい」とか、「ファンタスティック」といった意味の褒め言葉だった。僕にとってブラックバスは、本当に「奇妙」な魚となった。


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