「机の脚以外は何でも食べる」といわれたのがグルメな中国人ですが、日本人も風変わりな食べ物が好きな方が意外と多いですよね。
しかし、実のところ魚は、人間以上にグルメ?あるいは風変わりなものが好きなんです!
えっそんなもの食べるの!?というような魚がたくさんいますので、今回はあっと驚く意外なものを食べる魚を詳しく見ていきましょう!
目次
- イシダイは超グルメな魚だった!
- 悪食家、クロダイ
- 他にもびっくりなものを食べる魚が!?
- アオブダイが美しい砂浜を作っていた!?
イシダイは超グルメな魚だった!
グルメな魚の代表は、なんといってもイシダイでしょうね。
イシダイ釣りに使われる代表的なエサといえば、サザエやトコブシ、ウニなんです。
この他にもヤドカリ(鬼ヤドカリ)やアカガイの仲間のサルボウ貝もよく使われます。
ウニをエサにするときは、美味しいバフンウニやムラサキウニが使われます。
丈夫な一枚歯をしたイシダイは、ウニを食べるとき棘を歯でつまんで上手にひっくり返してからやわらかいウニの口がある方から食べます。
ほかに高価すぎてエサにするのはもったいないのですが、イセエビも抜群のエサでお金がある人がときどき使っています。
イセエビは頭の部分は砕いてマキエにし尻尾の身の部分だけをハリに刺して使います。
紀州でゾウリエビと呼ばれるセミエビなどもイシダイは好きですが、イシダイ以上にこのエビを好むのはグルメな人間なんです。
エサにするなら自分で食べたくなっちゃいますよね!
悪食家、クロダイ
かなりの悪食家として知られるのがクロダイですね。
ゴカイや小型のエビ、アケミ貝と呼ばれるイソシジミやイガイなどがオーソドックスなエサとしてよく使われますが、最近では缶詰のスイートコーンなどもメインのエサとして使われています。
また、サシエだけでなく魚を寄せるときにはさまざまなマキエが使われます。
クロダイは臭いに非常に敏感な魚なのでお酒を混ぜる人も大勢います。
ウイスキーやブランデー、焼酎、日本酒などさまざまなものを使って実験した人がいましたが、安物のウイスキーが一番効果があったとか。
他にもびっくりなものを食べる魚が!?
同じような磯魚にアイゴがいますが、この魚も動物性のエサも植物性のエサも食べる悪食家です。
紀州では酒粕のエサが定番ですが、沖縄ではモチのエサ、関東ではハンペンが使われ、名古屋名産のウイロウでも釣れるそうです。
ほかには海藻のエサの代用としてホウンン草や大根の葉で釣れるブダイがいます。
淡水の王様といわれるコイもかなり悪食です。
普通はネリエで釣りますが大阪の大川ではご飯をダンゴにして1m級が釣れますし、チーズやコロッケでもいいそうです。
コイとハエは甘いものが大好物で、マッシュポテトやイモ練りも好物です。
特にハエは甘い物好きなのかホットケーキの元を練って使うとよく釣れますよ。
アオブダイが美しい砂浜を作っていた!?
変わった例では、南の海に多いアオブダイの仲間は、イシサンゴと呼ばれるサンゴをエサにしています。
このイシサンゴをかじり取るようにして食べ、サンゴ虫だけを栄養として取り、残りの白いサンゴのカルシウム分はお尻から出します。
このカルシウム分が何千年もかけて渚にたまり、南の海の美しい砂浜が出来上がったといわれています。
のんびり者のマンボウはクラゲが大好物ですが、大きな傘をしたクラゲをそのまま飲み込むとノドにつかえる恐れがあるので、この魚は咽頭歯とよばれるノド近くにある歯で切り刻んで食べるそうです。
その構造はちょうどところてんを食べるときに使うところてん押しのようになっていて、細く長く切り刻めるそうですよ。
魚のエサにもさまざまなものがあって面白いですね!
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