アジングのアクションについて
アジングをはじめたものの、なかなかアジを釣ることができず、試行錯誤をされているのではないでしょうか。一度は試してみたいアジングのアクションをリグ毎にご紹介します。ご自身の釣行先となるポイント、お手持ちのタックルを照らし合わせ、活かせるアクションを実践してみましょう。
アジングの基本をご紹介している記事です。
アジングのリグやワームをご紹介している記事です。
アジングのアクション「ジグ単」
アジングをする上で最も使用頻度が高いリグが、ジグ単です。
操作性に優れる、海中の状況がイメージしやすいことがメリット。”ジグ単を制する者はアジングを制する!?”とまで言われるほど重要です。
▼アジングのジグヘッドをご紹介している記事です。
抑えるべき基本とは
アジングの抑えるべき基本アクションのリフト&フォール。着水後、狙うレンジまで落とし込むためにカウントダウンをします。決めた秒数を数えたらリールのベールを戻し、ロッドを水平から”ゆっくり”と垂直へ近づけて、ロッドを水平へと戻す。これを5秒、10秒、15秒……。と、徐々にレンジ(タナ)を深くすることで、アジからの反応を探るアクションです。
ジグ単で意識をしたい3つのこと
【着底までの秒数を意識する】せっかくカウントを数えていても、着底の秒数が分からなければ、海中の様子はなかなかとらえることができません。ファーストキャストで、水深を理解することで、海中の状況をイメージしやすく、より丁寧にアジを探すことが可能です。
【カーブフォールでワームの姿勢を意識する】ラインテンションを維持し、カーブフォールで沈下させること。ワームが水の抵抗を受けることで、ワームが自発的にアクションをします。なるべく、ワームの姿勢を水平に保てるよう意識しましょう。
【ジグヘッドから抵抗を感じる場所を意識する】アジの泳ぐ層を探すことも大切ですが、海中の変化点を探すことも同時に意識しましょう。リグを持ち上げた時に、手元を違和感を感じるような場所は、流れのヨレなどが存在し、アジが集まりやすい傾向にあります。
反応がない時に試したい3つのこと
【ロッドではじいてアクションをつける】一般的に「ダート釣法」と呼ばれるアクションです。ロッドの反発力を活かしてワームを左右にスライドをさせるアクションです。若干浮き上がってしまうので、浮上した分をしっかりとフォール。なかなか反応が得られない際に試したいテクニックです。
【表層を早く巻く】アジが表層で何かを追いかけていたり、ベイトとなる小魚を捕食している場合にお試しいただきたいテクニックです。シャッド系のワームが持つアクションが有効的とされています。ベイトのサイズにもよりますが、1,5~2.5インチ程度のワームの使用をおすすめします。
【コマセの潮下に移動する】餌釣りをされている方の潮下に、アジが溜まっている可能性があります。サビキ釣り、かご釣りをされている方の使用したコマセが流れる先を予想して、ワームを漂わせるようにアクションをさせてみましょう。
向かい風で釣りがしづらい時は
釣りがしづらい向かい風は、チャンスでもあります。向かい風の影響で、プランクトンやアジの餌になる生物が流され、アジが捕食のために足元にアジが集まっている場合もあります。少し後ろに下がった立ち位置で、しっかりと足元までジグヘッドを引いてアクションをさせましょう。
アジングのアクション「キャロ」
ジグ単では届かない、遠くにいるアジを狙う場合に使用をするキャロライナリグ(通称:キャロ)。このリグを使用するとき、手元の感覚が鈍くなり、アクションのつけ方に悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような状況で試していただきたいアクションをご紹介します。各メーカーから発売されているリグ毎に推奨されるアクションを試してみてはいかがでしょうか。
▼アジングのキャロライナリグについてご紹介している記事です。
定番のMキャロ
アジングキャロの代名詞ともいえる「Mキャロ」を用いたアクションは、エギングのようなイメージでしゃくり上げることが効果的。遠い位置から、広いタナをこれひとつで探ることが可能です。L=ロングスライド、N=ノーマルスライド、S=ショートスライドとバックスライド幅が異なります。Nタイプが中間幅となり、キャロ入門に最適なモデル。
※ノーシンカーフックの使用は糸絡みをしやすいので、0.2~0.8グラム程度のジグヘッドと合わせての使用がおすすめです。
ITEM

TICT(ティクト) Mキャロ Ver2
Lサイズ(5.3グラム・6.3グラム・7.0グラム・9.5グラム)Nサイズ(4.6グラム・6.0グラム・8.0グラム・11.0グラム)Sサイズ(5,3グラム・6.3グラム・7.0グラム・9.5グラム)
Sキャリー
Sキャリーは『ジグ単と同じ感覚でキャロを使用できる』ことが特徴です。アクション自体もほぼ、ジグ単に近い操作感で行うことができ、カウントダウンをメインとしたリフト&フォールでの使用が基本。ジグ単のアクションと同様に「動かした時に手元に違和感を感じるレンジ」「近くの釣り人が使用するコマセの位置」を意識するとよいでしょう。
ITEM

34(サーティーフォー) Sキャリー
1,5グラム・2.0グラム・2,5グラム・3グラム・4グラム
ジグ単と同じような操作で釣れるので使いやすい。
出典: Amazon
アジングのアクション「スプリット」
スプリットリグは、ワームよりもシンカーが先に海底へと向かうため、フリーフォールでもワームには一定のラインテンションがかかった状態でアクションをすることが可能なリグ。風が強い、激流の中でしっかり沈めたアクションをさせたい場合におすすめです。
シンカーの下はジグヘッド?ノーシンカーフック?
スプリットリグにジグヘッドなのか、ノーシンカーフックなのか……。アジングにおいてはジグヘッドの使用が一般的とされています。なぜなら、ノーシンカーの場合、小さなワームに潮流があたり、回転をしてしまう場合があります。安定したアクションをさせるため、ジグヘッドが使われています。
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Arukazik Japan(アルカジックジャパン) スプリットシンカー 2.50g
自重:1.8グラム/2.5グラム/3.5グラム/5グラム/7グラム
ITEM

Arukazik Japan(アルカジックジャパン) スプリットストッパー S アソート
サイズ:SS.S
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Arukazik Japan(アルカジックジャパン) ユニットスイベル #8
自重:#8(0.10グラム) #10(0.07グラム/)#12(0.05グラム) #14(0.03グラム)
ノーシンカーフックが有効な場合も?
提供:TAKEBUCHI
スプリットリグの発祥とされる、バス釣りではフックはノーシンカーで使用されます。アジングでも、状況によっては効果的なリグになる場合があります。アジングをするアングラーも増え場荒れしてしまった釣り場。ライズ(水面でのアジの捕食活動)がしているのに反応しない。そんな状況においては、『小さなフック』『軽量ガン玉』『小型ワーム』を試してみてはいかがでしょうか。
スプリットリグで知っておきたい2つのこと
【シンカーが着底してから少し待つ】シンカー着底とワームの着底に若干の時間差があるため、必ず少し待ってから持ち上げるアクションをしましょう。
【ガン玉ひとつでも可能なお手軽リグ】ポイントについた時、「風が強くてキャストができない。」「潮の流れがはやくて着底しない。」という時に、ジグヘッドの上にガン玉一つ挟むだけでも可能なお手軽リグでもあります。
初心者の方でもワンタッチで使用できるおすすめのシンカーをご紹介します。
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ダイワ(Daiwa) シンカー アジング メバリング 月下美人 ワンタッチシンカー 3g 夜光/夜光ラメ
2グラム・3グラム・4グラム・5.5グラム・7.5グラム・11グラム
シンカーをワンタッチで簡単に脱着でき、時合いを逃さず釣りに集中できます。
出典: Amazon
アジングのアクション「メタルジグ」
アジはフィッシュイーター(魚食性のある魚)としての一面を持つため、小魚を捕食しているアジにはメタルジグでのアクションも有効となります。港内や、足元なら3グラム前後、外洋に向け、回遊アジを狙う場合なら15グラム前後の使用をおすすめします。時期、エリアによっては30~50センチ以上の「メガアジ・ギガアジ・テラアジ」などと呼ばれる”規格外サイズのアジ”も狙えるのが、メタルジグならではです。
▼アジング用のメタルジグをご紹介している記事です。
スピーディーに高活性のアジを狙う”早巻”
広い範囲を探るために、ロングキャストをし、早巻をします。活性の高いアジを手返しよく狙うのに最適なアクション。朝マズメや夕マズメに、高活性なアジの群れを一網打尽にするならメタルジグの早巻です。ロングキャストが可能なので、堤防だけでなく、アジの回遊があればサーフ、ゴロタ浜、磯でのアジングが成立する可能性もあります。試されてはいかがでしょうか。
スローフォールで誘うアクション
スロフォール対応のマイクロメタルジグを使用したアクション。ロッドアクションでメタルジグを小刻みに跳ね上げてカーブフォールを繰り返し、沈下する餌をイミテートします。フォール中でのアタリがほとんどのため、「フォールで喰わすぞ!」という意気込みで、長めにフォールをカウントするのも良いでしょう。船道や急激に深くなる落ち込みはメタルジグで攻略してみましょう。
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Blue(ブルーブルー) シーライドミニ3g
自重:3グラム/6グラム/9グラム/12グラム/15グラム
釣れない時の最後の手段。坊主のがれに
「全く釣れない……。お土産を持って帰る約束が。」となってしまった時の最終手段をご紹介します。これが、サビキ×メタルジグの合体リグである”ジグサビキ”です。ロッドを90度近くまで「スーッ」と持ち上げて、ゆっくりと竿先を下に向けていくアクション。ロッドで跳ね上げて、フォールをさせるアクション。なんとか釣りたい。そんな時のために、タックルボックスにサビキを忍ばせておいても良いでしょう。
▼ジグサビキについての基本はこちら
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ジグサビキはボウズ逃れ?餌なしでも手軽に海釣り!
アジングのアクションを覚え、アジングを楽しもう!
撮影:TSURIHACK 編集部
アジングのアクションは奥が深く、今回の記事で紹介したアクション以外にも様々なアクションが存在しています。「周りの人は釣れているのに、全く釣れない。」という時は、思い切って釣れている方に聞いてしまいましょう! ゲーム性の高い釣りで、夢中になってしまうアジング。たくさんのテクニックを盗んで、アジングを上達させましょう!
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